
どうも…ショーエイです。
石油価格下落の予想は大外れとなってしまった訳ですが、
投資というのは予期せぬ出来事に左右されるがため絶対はないのです。
無論、今回の原油の逆行は、年初に警告したリーマンショック級の可能性へ原油価格の下支えという防衛手段が働いたという可能性が感じられ、個人的な結果は残念とはいえ米国寄りの経済的には有効な状態だったと判断します。
そのタイミングで何故「リーマンショック級の兆候」とアホ首相が言ったのか、逆に意味不明です。
伊勢志摩サミットの時点では原油価格が下支え状態に成っていたタイミングだけに、
「リーマンショック級の危機は現状和らいでいる」
と判断を示すのが適切で、
以後関連した動き(サウジと中国の動向等)に各国が注視するよう促すことが適切だったのでは…
その結果、共同声明では「経済の下振れ兆候にある」といった感じで纏まるのも当然な話です。
更に最悪だったのは、提示した統計データなのです。
伊勢志摩サミットだけに、かれの出したデータはある意味、
「漁師が雨を予測して嵐の兆候を察した」
といレベルだったからです。
勿論、漁師が予測する雨の可能性は馬鹿には出来ないのですが、嵐が来るか否かの確立まで考えると根拠は無く、その可能性が有るから今日は船出をしない方が無難というレベルで止まってしまう事を意味します。
気象衛星が存在しない状態ならば、それはそれで安全第一と考えられる事でしょうが、
気象衛星を持つ状態で状況を把握した人たちからすれば…
ある意味、単なる直感的な結論で終始したと感じるのは当然です。
※船出=財政出動とは考えないでください。
いわば、こういう兆候が見られるからリーマンショック級の事態が発生するというのは全く根拠が無いというより、論理的な説得力が欠ける話で、
科学的な分析と統計を主体とする国々に、
「日食が起こったら、悪い兆候が現れる」
と神学的に話したような感じです。
科学的な分析と統計というのは戦略的に考えるという意味でもあり、
中国の動向から察して彼らが何を望みそれに対して何を仕掛けてくる可能性が有るかを分析して説明しなければならないのです。
この点は、年初の話で既に当方は分析してブログにも綴っていることなのですが…
ここまでのニュースで察する限り、その兆候が消えたというより虎視眈々とタイミングを狙っていると感じるのでは無いでしょうか。
その中で彼らが的を外したのは原油価格の下落が阻止に働いたという結果です。
そして両者が1バレル=50ドルという境界線で睨み合うという状況に移行した感じです。
OPECの価格調整を不調に終わらせた状態はまだ仕掛ける意思を表している兆候でもあります。
ある意味、今回はサウジがイランとの関係不良をネタにイランに拒否を考えさせる方向で進めた感じです。(前回はサウジが合意拒否をしました。)
こうした分析を元に各国がどう協調していくかを相談するならアホでも安部ちゃんの評価は変わったのではと思われます。
実はこれは定かではないのですが、
原油在庫の数値を偽装せずに在庫数を減少させる方法を
アメリカ、フランス、イギリスで連動して既に使っている可能性が見受けられます。
正直、一過性の出来事で在庫が減少したという状況は起こりうるのですが、
増産凍結状態で連続して在庫が減少したという報告には些か疑問が残ります。
では、不正をせずにその現象を確実に起こす方法はというと、
まず国策として考えた場合、
在庫備蓄を経済的影響力の薄い第3国へ横流しする方法…
名目上は経済支援とすることもでき、
在庫が減少したと報告しても、実際の数値が減少しているのだから嘘は無くなります。
グレーに近い行為だが、経済対策の一環としてと考えれば、
賢明な処置とも考えられる事です。
もう一つは…どちらかと言えばこちらが有力なのですが、
企業単位で在庫備蓄を国外にストックする。
企業からすればバーゲンセール状態の価格で大量購入するのは当然の話です。
しかし、統計に反映される本国へ持ち帰ると備蓄超過となって販売時の価格に面白味が出ない。
そこでクエートなどの拠点で本国への輸送を抑えた状態でキープするという考えが大手企業間で発生していてもおかしくは無いと考えるのです。
そこで安く仕入れた備蓄を少しづつ上昇した価格で消化していけば、その企業は大きな利益を上げる事は想像のつく話です。
石油は生鮮食品とは異なり保存期間に限度は有りません。
在庫統計なので、企業の購入量統計ではない事もミソの一つです。
私も今日の今日までこの方法は思いつかなかったのですが、
前回のOPEC会議直前にロシアが1バレル=50ドル前後で安定すると発言したのを思い返すと、あの国の諜報機関がこうした企業の動向を既に察していたのではと考えられます。
ここまでの実は定かでは無いとした話なのですが、
日本人の感覚だとグレー過ぎて考えすぎなのではとなるのは当然です。
私もそれゆえに思いつきもしなかった訳ですが、
海外ではグレーであっても違法でなければ行動するのが当然で、
問題に上がった場合は裁判で決着。その際に裁判で勝てる見込みを想定して、
グレーゾーンへ踏み込むといったスタイルなので、
むしろ考えすぎではなく…
考えすぎるくらい貪欲に考えてきた手段と感じるのです。
そうして考えると後者の手法ならば、石油輸入を主体とする企業は圧倒的に儲けが出る話で、
それが仮に露呈したとしても米国を含む国家は逆に助かる為、下手に追及してこない。
私が定かでは無いとした意味でも一般的には情報としてニュースに成らない…
有る意味、この手口は仕掛ける側いわば中国であり産油国からすれば苦々しい状況に感じるのも当然です。
下手に価格を下落させれば、こうした企業は利益を生みやすくなり、自らの仕掛けが良いように食われてしまう感じが残る。
価格を上昇させれば逆にシェールガス・シェールオイルの生産が再開する。
故の睨み合い状態です。
そう考えて伊勢志摩サミットのアホ首相の発言を考えると…
世界情勢を何も把握していないし
G7に該当する一国の首相がその動向も把握していない!!
どんだけ日本という国は無能なのか!!
と呆れてワインのボトルを一気にがぶ飲みしたメルケルちゃんの気持ちがよく理解できます。

正直、アホ首相を支持する人間が55%もいるという現状に、
アンナ阿保、支持しないと言っている日本人まで
馬鹿にされている感じで本当に悔しいですよ!!
正直、菅直人の印象が悪すぎてアホが真面に見えている現状を打開しないと、
世界中から「一億総スカン」されそうで怖いんですけど!!
因みにアホちゃん同様にこの状況に気付かなかったオッサン先生に成るのですが…
オッサンに言わせると
あの場面で各国と話し合うことは経済危機ではなく
中国に代わる新規需要を見定めた新興国の開拓をどう進めるかだったのでは!!
との事です…
でも、そこは
「男は黙ってサッポロビール」
とでもボケてくれれば
少しは可愛げがあるように感じたのに…