前述のブログで、結構キツイ言い方をしましたが、
少し彼(編集者)の評価を早まった感があります。
確かに、自分で作品・・・
しかも、2作品・・・
を手直ししながら、感想にしか聞こえなかったけど、
色々と見つめ直して考えていくうちに、
新たなヴィジョンが見えてきた感がありました・・・
確かに説明になる台詞が多いという部分は、
自分が一つの作品に多くの事を詰め込もうとしすぎる点が
そうさせているのだと気付きました・・・
正直、自分でも必要ないかもと思っていた分、
一発で察知できたわけですが・・・
そこはストレートでも良かったのではと思います。
でも、ポイントとして的を得ていた分、
そこを指摘したのではとも理解できました。
ただ、このアドヴァイスで説明調の台詞を
感情的な表現に変化させる事でドラマ感が増す点には
気付かされました・・・
それ以外に、漠然とした表現でしたが、
「出だしが入りにくい」
という点で、サッカー漫画(2作目)のほうですが、
キャプテン翼の話をしました。
それを思い返して、出だしを見直してみたときに、
なるほどと思えるアイデアが閃いたので、
これも的を得ていたと考えられます。
確かに前述の通り、色々説明しなければという点が、
逆に設定を強調した出だしに成りがちだったので、
ある意味、今、しなくてもいい設定を省く事で、
見えてきたヴィジョンだったのです。
そういう意味合いを含めて、「説明が多い」
という感想を述べてくれていたのであれば、
彼は、もしかしたら優秀なのではとも考えられます。
また、1作目のエンゴク短編版は
キャラクターに魅力を感じないという点でも、
めだかボックスの話から
(個人的には好きではないキャラ・・・熱すぎる)
主人公のポーカーフェイス的な部分を、
感情的な部分が見える設定に直しました。
別段、大きな変化を加えたわけではなく・・・
台詞に所々、情に流されるポイントを入れたまでです。
相変わらずサバサバしたキャラクターなのですが、
読み手に、こういう内面が有るんだという点が、
伝わるようになったと思います。
ここは自分の中でブレていた点で、
ポーカーフェイスという冷淡さを強調したかった事が問題だった様です。
確かに読み手に織田信長をそのまんま理解しろというのは、
難しいという点も理解でき、
大衆が主人公の心の内情を表現無しで理解するには、
話が短すぎるという事も気がつきました。
この辺を修正しながら考え付いた出だしも、
話の繋がりを強調するのに丁度いいアイデアが浮かびました。
よってその編集者の感想が全く意味を成さなかったどころか、
逆にいいポイントを気付かせてくれるものでした。
ある意味、あの少ない指摘だけで、
こちらがどこまで気付くかを試されていたのであれば、
彼の評価は別物になると思います。