【空想物語~武装警備隊~第十五話~『リメイク版』】 | ANOTHERWORLD♪~EIMIE的日常!?~

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『はじめに』


現在公開されている通常版『第一話』~『第十八話』までのリメイク版として再掲載しておりますので

内容や登場人物が重複している所もありますのでご了承ください。)




★この物語は作者の空想により創られたものです。


完全フィクションにつき、実在する作品、出来事、人物、関連事項等々一切関係ありません。

また物語の流れ上若干不適切な言動が含まれている場合もあるかと思います。

この物語は登場人物の設定以外のシナリオ設定は設けておらず、即興的流れで展開していきます。



上記内容苦手な方ご理解いただけない方は申し訳ございませんGO!BACK!でお願いします。


それでもいいやと言う心優しき方(物好きとも言う...ぁ)はよろしくお願いします。

(但し、お読みになって気分を害されても責任は持てませんのでご了承ください。)

(皆様のご感想や今後の参考までに、こんなキャラや展開があったらいいかも?等のアドバイス等ございましたら、


メッセージやコメントで頂けると嬉しいです。


但し、作者はイラスト等は描けませんので文字のみの創作になりますm_ _m)





物語のあらすじと人物紹介はこちらから



第十四話はこちらから



≪第十五話 キオクノカケラ2≫


ある場所________。


硝子の棺の中に黒いマントに身を包み眠っているのか分からない状態で青年が横たわっている。

その肌は白く透き通り、長い黒髪はおそらく腰のあたりまであろうかと思われる。
その姿はこの世の物とは思えないほどに美しい...........

 


棺の傍らにもう一人青年が横たわっている.......

整った顔立ちの茶色の少し長目のショートヘア、白い肌が青白く光っている。
こちらもかなり美しい........


幻魔「........完成したわ、これから面白くなるわね........雷鬼...」

幻魔に名を呼ばれ棺の傍らに横たわっていた青年が目を覚ます。

雷鬼「........っ!.....俺は一体...」(未だ状況が把握出来ていない様子)
幻魔「儀式は終わったわ。それが新しい貴方の姿よ」(薄く微笑んで状況を伝える)
雷鬼「新しい姿.......(硝子の棺に映る自分の姿を確認して).....!これが..俺......!」
雷鬼「幻魔様、兄者は?」
幻魔「その中よ、眠っているだけよ。赤い月の夜に目覚めるわ」(棺を眺めながら)
雷鬼「.......美しい......」(棺の中を覗き込むようにして...その後少し見とれて)
幻魔「それより....早速貴方にやって貰いたい事があるわ」
雷鬼「は!」(要約状況を理解し次の支持を待つ)


隣町の大きな道場__________。



アロンと尊はこの日昇格試験を受ける為隣町の道場へ来ていた。


アロン「ありがとうございました。」
係員「お疲れ様でした。結果は後ほど所属の部署へ連絡します」
アロン「宜しくお願いします。」


......試験を終えて、一足早く尊との待ち合わせ場所へと向かって行く


アロン「少し早目に終わったな.....!.....あそこに茶屋があるな、丁度喉も乾いたしちょっと寄ってくか」


待ち合わせまで少し時間があるので途中の茶屋で一休みしようと茶屋へ向かう

......と、その時

アロン「........!.....」(どこからか飛んできたナイフを交わす)
??      「...ちっ...外したか」
アロン「..........誰だ!」(辺りを警戒しながら)


近くの茂みから一人の青年が現れる。

長身で細身だが金色の鋭い眼光。少し緩めのジャケットの袖を捲り上げ鍛えられた腕を出している。

下は黒のジーンズ姿。

黒い蛇の刻印の入ったナイフをわざとアロンに見えるように構えてアロンの方へ近づいて来る。




アロン「何者だ!」(警戒しながら身構える)
??      「久し振りだな.....」
アロン「.....!....何処かであった事があるのか?.....まさかデビルシャドーの手の者か!?」

雷鬼「さあな......俺は雷鬼...このナイフを見ても反応が薄い所を見ると、記憶をなくしていると聞いたのは嘘ではなさそうだな。
     ならば、今ここで思い出させてやるよ」(言い終わると同時にアロンに向かって攻撃を仕掛けて来る)
アロン「...っ!...雷鬼.....(一瞬雷鬼のナイフに視線をやりすぐに戻し)
       そいつはどうも...と言いたいところだが、ちゃんと説明してもらわないと、こっちも納得いかねぇな」(交わしながら応戦する)
雷鬼(両手にナイフを構え、アロンに向けて放つ)
アロン「....っと、危ねぇ.....!」(ギリギリで交わして、警棒で相手の片方の手のナイフを叩き落す)
雷鬼「.....っ.....中々やるな......これならどうだ?」
雷鬼がナイフを落とした方の手から妖力を放ちアロンを抑え込むような形で動きを封じ、もう片方のナイフを仕舞う)
アロン「......っ!....くそっ動けねぇ....」(何とか逃れようとするが動けない)
雷鬼「.....ふっ」(ニヤリと笑いながら、アロンとの距離を詰めて来る)
アロン「........っ....何が目的だ..」(身動き取れないまま相手を睨んで)
雷鬼「何れ分かる時が来る.......っ!」(目を見開きアロンに妖力を放とうとする)
アロン「......!......」(目を見開き身構える)

......と、その時

???(黒い影が二人に近づくと雷鬼に向けて何かの波動の様な物を放つ)
雷鬼「......!.....」(一瞬、怯みそうになるが、咄嗟にアロンから離れた所に移動する)
雷鬼「.......クロウ....戻ってこれたのか?」(後半は独り言のように)
アロン「.....!....くろう......っ!」(何かを思い出しそうになるが軽い眩暈が起きて思い出せない)
尊「アロン!」

(待ち合わせ場所に向かう尊が丁度通りかかった尊がアロン達の方へ向かって来る))

アロン「.....!.....尊!」
雷鬼「.......ちっ.....邪魔が入ったか.....アロン、また会おう」(そう、言い残すと近くの茂みの中に消えていく)
尊「.............」(雷鬼が消えていった茂みの方を暫く見ていたが、直ぐにアロンに駆け寄る))
尊「アロン、大丈夫か?」
アロン「あぁ、何とかな」(ほっとしたようにその場にしゃがみ込む)
尊「あいつは何者だ」
アロン「はっきり言わなかったが、おそらく誰かに頼まれたかデビルシャドー手の者だろ」
尊「..!....デビルシャドー!......奴らが動き出したのか」
アロン「多分、俺が狙いだろ...ナイフがどうとか、.記憶を思い出させるとか訳のわからねぇ事言ってた......っ.....」

(立ち上がろうとして突然、激しい頭痛と眩暈に襲われる)

尊「....ナイフ?........記憶を思い出させる?......!..アロン!......しっかりしろ.....どうした!」(その場に蹲るアロンに駆け寄る)
アロン「........あ、頭が急に.....」(頭痛の中である風景がアロンの記憶に蘇って来る)
尊「頭痛......奴に何かされたか!?」
アロン「いや、最近良くあるんだ、急に頭痛や眩暈が.........。今回は結構き....きつ.....っ!」
尊「.....分かったから、もう話すな。........!......あそこに茶屋があるそこで少し休もう、動けるか?」
アロン「.....あ....あぁ、な、何とか.....っ!」
尊「よし!掴まれ.....」

茶屋までアロンを支えてどうにか連れて行こうとして、クロウの方を振り向くが既にその姿は消えていた。


尊「.......」(一瞬何かを考えるようにするが、アロンを支え直し茶屋へ向かう)


茶屋______。


店主「どうなさいました」(二人の様子を見て)
尊「連れが体調崩してな。済まないが、迎えが来るまで少しの間休ませてくれないか?」
店主「それなら奥の方へどうぞ」(奥の部屋に案内する)
尊「ありがとう、助かるよ」
アロン「す、済まない...」
尊「お前は気にするな、少し横になってろ。今、類隊長に連絡するから......それと、これ飲んでおけ」
アロン「これは...?」
尊「心配するな、只の鎮痛剤だ。.....このまま水なしで飲める」(アロンに鎮痛剤を飲ませる」
アロン「.......ん....ニガっ!」(マズそうに顔を少ししかめる)
尊「ははは....こう薬、口に苦しってか?.....」


尊(アロンを寝かせると類達に連絡を入れる)


類「........はい。.....尊か。どうした?......アロンが!.....分かった直ぐ迎えを行かせる....あぁ....あぁ、頼んだ...」
翔「アロンに何かあったのか?」(やり取りを聞いて)
類「落ち着いて聞いてくれ....」(状況を説明する)
一同「.....!!!!」
類「そう言う事で....済まないが翔..」
翔「....承知!...そう言えば彼奴、最近あまり体調良くないみたいだったな」(車の鍵を持ち、後方は独り言のように呟く)
類「あぁ、頼む.....場所は.....」

場所を告げると翔が茶屋へ向かう



第十六話に続く