Aston Martin DBS by Tamiya in scale 1/24
(最初の記事→【製作記 タミヤ アストンマーティン DBS (0)】)
せっかく研ぎ出しまで終えたボディでしたが、先日書いたようにボディにクラックが入ってしまったので塗装からやり直します。
といってもそれほど目立つほどではないので、自分のために作っているものならそのまま無視して進めていたかも。あとキット的に、いつでも手に入るキットならもう一度作ればいいや、となるし。
しかし今回は人様に渡るものだし、キット的にも次いつ手に入るかわからない貴重なキットということもあって、ここはやはりやり直そうという結論に至りました。
そんなわけで塗装を剥がすところから。
塗装を剥がす方法は大きく分けて二つあります。
一つはシンナーを使う方法。もう一つはイソプロピルアルコール(IPA)を使う方法。
後者のIPAに浸す方法はプラスチックを痛めないのでそういう意味では安全な方法。
しかしIPAは温度によって剥がす力が変化するので、たとえば気温が低いとなかなか塗膜が剥がれてこない。真夏の暑い日だと自然に温かくなっているので力を発揮しますが、今の季節だと微妙。
またIPAで剥がしきれなかった部分は結局シンナーを使う必要があるなど、今ひとつ効率が悪い。
前者のシンナーに浸すいわゆる「ドボンする」方法は、実はプラを痛めやすい。
毎回必ずというわけではなく、使われているプラの材質によって痛めて白くなる時もあればなんともない時もある。
そしてこの方法はシンナーを大量に使うというのも難点。
カーモデルのボディを「ドボン」することができるくらいのシンナーの量は1リットルくらいは必要。何度か再利用することはできるとはいえ、そうしょっちゅう使うものではないのでこれだけのために1リットルのシンナーを使うのはちょっともったいない。
そこで第三の方法として、シンナーを使いつつも、それを含ませたティッシュを表面にペタっとくっつけて塗膜表面を溶かす方法を使う。
ただし実際にはティッシュではなくキムワイプを使っています。
ボディ表面にキムワイプをあてて、そこに筆でシンナーを塗っていきます。
それをまるごとジップロックに1日入れておきます。
使っているシンナーの量は最小限で、塗料皿に半分入れたくらいの量。
ジップロックに入れるのは、そのままだと部屋がモーレツにシンナー臭が充満するからというのもありますが、揮発したシンナーをジップロック内で循環させるためというのが主な目的です。
今回は以上〜
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