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Aston Martin DBS by Tamiya in scale 1/24
(最初の記事→【製作記 タミヤ アストンマーティン DBS (0)】)
ボディの塗装の続きから。
前回の記事ではボディに光沢の黒を塗ったところで終わっていたようです。
今回はここからパールシルバー(ガイア)を塗ります。
これがパールシルバーを塗った後の状態。
かすかにパールシルバーが見える程度でとどめます。
この加減が難しい。
実は事前に別のボディを使ってテストしています。
70スープラのボディを使って、同じ手順で塗っています。
光沢の黒(Exブラック)を下地にして、その上にパールシルバー、そしてさらにその上にGXクリアピーコックグリーンを塗っています。
このテスト塗りで、やはりパールシルバーの加減が難しいことを確認しました。
このスープラはDBSのグリーンとしては少し明るすぎるかなと思いました。
なのでDBSを塗る時はこれよりも少しパールシルバーを弱めに塗ろう、と。
そして塗ったのがこれ。
GXクリアピーコックグリーンを、Exクリアーと半々で混ぜたものを塗っています。
クリアーと混ぜて塗ると塗装時の色ムラを抑えることができます。
有彩色クリアー系は、それ単体で塗ると色が濃すぎる場合があり、場所によって塗る量に差が出てしまうと、それがそのまま色ムラとして残ってしまいます。ソリッド系にはない塗装の難しさがあります。
ではシンナーで薄めておいて、薄く塗っていけばいいではないかと思うかもしれませんが、それはうまくいきません。
色が薄くなるほどシンナーで薄めると、塗った表面がドボドボになり、乾燥するまでのあいだに塗料が流動して、表面張力の力で面のフチに塗料が集まってしまいます。結果その部分が濃くなり、全体的に見ると均一な色調にならなくなるのです。
色味を薄くして塗りたい、けれども表面での流動も抑えたい、というわけでクリアーを混ぜるわけです。
これは私が考えたワザではなく、古くから伝わる方法です。
一方こちらはホビーデザインのDBS用ディテールアップセット。
エッチングてんこ盛り。
レジンのキャリパーも付属しています。
多いように見えますが、ブレーキローターディスクのパーツが多いのでそう見えるというのもあります。
ローターはキットのプラパーツにエッチングパーツを接着するタイプと、エッチングのみでローターが完結するタイプの2種類を選べるようになっています。
レジンのキャリパーは後者専用となっています。
せっかくなので後者を使っていきます。
エッチングのディスクを切り出して、何枚か重ねてローターにします。
断面にはベンチレーションの穴を再現するエッチングパーツを使います。
あらかじめ丸めてから接着していかないといけませんが、そこだけ材質が真鍮か何かの柔らかい金属なので難しくはなかったです。よくできてる。
接着はすべて瞬間接着剤を使っています。
ちなみに、ハミ出た接着剤はツールウォッシュで拭き取れます。
プラパーツを接着している時は使えないワザですが、金属の場合は大丈夫。
瞬着の成分のシアノアクリレートはツールウォッシュの成分であるアセトンで溶解します。ツールウォッシュのかわりに流し込み接着剤SPでも代用可。
なおこれは瞬着で皮膚がくっついてしまった時に使う常套的な対処法でもあります。(アセトンを使う)
ガイアノーツのマルチプライマーを塗ってから、各色を塗っていきます。
ディスクはガイアのスターブライトアイアンを塗っています。おそらく実車はカーボンセラミックだと思うので。
シャシーはマスキングして塗装。
このキットのシャシーは、アンダーパネルがシャシー底面と一体になっていて、しかもアンダーパネルからエキゾーストパイプが見えるので、そのレリーフ状のエキゾーストパイプを塗り分ける必要があります。
筆で塗りわけるのが一般的な方法だと思いましたが、ここはあえて根性でマスキング。
塗り終わるとこんな感じ。
ショックアブソーバーは、コイル部分が光沢の黒で、芯の部分はセミグロスブラックで塗る指示。
なので先にExブラックを塗り、コイル部分をマスキングしてセミグロスブラックを塗っています。
そんなこんなで、シャシーまわりのパーツの塗装が完了。
このあと組み立てていきます。
一方ダッシュボード。
キットは左ハンドルオンリーの仕様なので、右ハンドルにすべく、ハンドル部分をカットして左右入れ替えました。
ハセガワのラインエングレーバーを使ってスジボリを彫る要領で切断ラインを深くしていき、最後はエッチングソーで切断。
左右入れ替えて接着して、スキマはタミヤのエポパテ速乾タイプで埋めました。
今回は以上〜
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