PLUM 1/144 ビックバイパー ver. Gradius II | プラモ日記 青22号

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日々のプラモ製作の記録です。

 

新しく発売されたPLUM1/144 ビックバイパーver.Gradius IIを購入👍

 

PLUM Web SHOPで買いました。

なので一般流通よりも早く届くようです。

 

なお右の「至福の香り」は近くのファミマで買いました。

こちらも新しく発売されたやつ。

 

 

 

 

 

早速組み立てるとこんな感じ。おおっ。

 

 

 

 

 

ちなみに今までPLUMさんから発売されたビックバイパーはご覧の通り。

左から「V版」、「IV版」、そして今回発売された「II版」。

 

 

 

 

グラディウスシリーズは新しい作品がリリースされるたびに微妙に自機のビックバイパーのデザインは変わっていきますが、IV版とII版は形が近いようです。

 

しかしよく見るとだいぶ違う。

 

ところで、グラディウスIIのビックバイパーってこんなだったっけ?と思う人もいるかもしれない。

 

 

 

グラディウスIIと言えばこのイメージイラストのビックバイパーを思い浮かべる人が多いと思う。

 

今回キット化された「ver.GRADIUS II」は、実はこれをモチーフとしていない。

 

 

 

1992年に発売されたX68000版のグラディウスIIに入っていた冊子に登場するビックバイパーがモチーフとなっています。

 

プラスチック製のケースの中には、5インチのフロッピー(死語)とともに、2冊の冊子が入っていました。

一冊は使い方の説明書(内容はMIDIの接続の仕方など今見るとかなりマニアック)、そしてもう一冊は32ページの設定資料本的なもの。

 

 

いやしかし、当時の日本て豊かだったんだなーと思ったり。

 

 

 

その内容はこんな感じ。

ビックバイパーの模型を制作してそれを撮影した写真集的なページがあります。

 

まるでスケビ。

 

しかし当時の空気感からすると、スケビというよりはモデルグラフィックスのガンダムセンチネルの影響が大きかったのではないかと思います。

 

 

実際、武装やエンジンなどのメカニックに関するイラストはカトキハジメ氏のものが掲載されていて、この冊子を企画した人はセンチネル好きである可能性が濃厚だと思います。

 

 

 

 

 

そのプロップ(?)の制作過程の写真もちらっと載っていて、それを見るところでは、機体先端の先割れ部分はおそらくバキュームで作られていて、写っている手の大きさから考えると1/48のジェット機並の大きさがあることがうかがえます。

 

 

 

キャノピーの側面形を見るに、多分ハセガワのF-16Dのものが使われているのでは。

 

 

 

エンジンノズルはF-16A、脚は前も後ろもF-14ではないか。

 

当時この写真を見ながら、自分でフルスクラッチするならそのあたりのパーツを使えばいいのか〜なんて思いを巡らせてました。

 

 

 

そして今回のビックバイパーと見比べてみると、これが寸分違わぬデキ。

 

いや〜いい時代になったものです。

 

 

 

 

そして以前発売されたIV版からだいぶ組み立てやすさも改良されています。

 

矢印で示した透明パーツですが、IVではコの字の透明パーツを側面からガッとハメ込む方式でしたが、今回は別パーツになっている内部の灰色のパーツに前後方向からハメてその灰色のパーツが仲介して機体に固定される方式になっています。

 

これは、IV版の時のガッとハメ込む方式だと、透明パーツが最悪裂けて割れてしまうためだと思われます。

 

透明プラというのは不透明プラよりも割れやすい傾向があるので、このような、保持力をパーツの弾力でまかなう方式だとパーツを破損するリスクが出てきます。

 

実を言うと私もIV版を組み立てた時このコの字のクリアーパーツを割っています。

接着してしまっているのでなんともないないように見えますが。

 

また、IV版の先端に取り付ける標識灯のようなものを表現するクリアーパーツ(矢印)のようなところも、今回のII版では改められているようです。

 

IV版の時はスナップフィットにこだわったためか、このようにビーズのような小さいパーツもハメ込み式になっていました。

しかしあまりにも小さすぎて、ランナーから慎重に切り離さないとパーツを割ってしまうという不便さがありました。

これはハメ込み式にするためにダボを通す穴を設ける必要があり、その結果プラの体積がものすごく少ない脆いパーツとなっていました。とくに透明プラを使う部分でもあったので、

ニッパーで切る時のほんのちょっとした衝撃で割れてしまうデリケートさでした。

 

 

 

 

今回のII版では、無理にハメ込み式にするのをやめて、接着方式に変えたようです。

そして使うかどうかは選択式となっています。

 

ゲートの位置も切り離しやすい場所になっています。

 

 

 

 

ゲートといえば、左右の主翼に取り付ける武装のパーツは、パーツがとても小さいので、組み立ててからゲートをカットした方がやりやすいようです。

 

 

 

 

なおランディングギアは、特に前方のノーズギアがとても華奢なのでご注意。

 

プロップに忠実に再現されているので、矢印の部分がとても細いので折らないように注意する必要があります。

 

しかしここはよくぞやってくれた、と思ったりもします。

こういった部分はたいてい強度を持たせるために、本来の設定を離れて太くしたりすることがありますが、あくまでも設定に忠実に再現しようとする設計した人の熱意を感じる部分でもあると思っています。

 

これがバンダイとかだと、容赦なく太くしたりするのをマクロス系で散々見てきたので。

 

 

 

今回は以上〜