EF66に塗る 青15号 、各社の塗料を比較してみた | プラモ日記 青22号

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日々のプラモ製作の記録です。

 

アオシマのEF66の塗装していくための青15号という色の塗料は、複数のメーカーから製品化されているので、比較テストをしてみました。

 

比較したのは

  • 鉄ホビカラー TH03 青15号
  • ガイアノーツ 1003 青15号
  • グリーンマックス 鉄道カラー 07 青15号
  • FARBE F MODELS鉄道カラー #010 青15号
  • マッハ模型 13G 国鉄 青15号 (ツヤあり)
の5色。

 

 

れいによって百均のスプーンに塗ってテストしています。

下地にフィニッシャーズのファンデーションホワイトを塗り、各塗料はフィニッシャーズのピュアシンナーで希釈しています。

 

このうちマッハ模型のものだけツヤあり塗料となっています。

(つや消し版のあるのですが、あえてツヤありをチョイスしてみました)

 

 

実際に塗って比較してみると、各社の考え方の違いというのがわりとハッキリとわかるような気がしてきます。

 

まずグリーンマックスのものが一番彩度が低く、今回テストしたものの中では一番グレーっぽく感じました。

Nゲージくらいの小さいサイズなら適しているのかもしれませんが、少し色味的にあっさりしている気がします。

 

ガイアと鉄ホビは少し色が濃い系で、赤みがあります。

ガイアよりも鉄ホビのほうがやや彩度が高く、より濃く、暗めです。

鉄ホビの色は雑誌などの写真で見る電気機関車の色に最も近い気がしますが、鉄道模型に塗ることを考えると少し濃すぎる気もします。

 

ガイア&鉄ホビと比べると、FARBEとマッハは赤みが抑えられています。

 

FARBEとマッハはどちらかというと博物館に置いてある実車のような、出場直後のキレイ状態の時の色に近い気がします。

今回テストした5色の中では明るめな方で、といって色が薄いわけではなく、彩度は保たれています。

FARBEとマッハを比較すると、マッハのほうがほんのわずか彩度が強めです。

 

 

 

結局何を選んだらいいのか、ということになるのですが、何を重視するかだと思います。

 

結局は好みの問題に行き着くのですが、しいて表現するなら・・・

写真で見たEF66を再現したいと思うなら、鉄ホビかガイアがいいと思います。

要するに、見てカッコイイ色。

一方で、いかにも実物っぽい色を出したいなら、マッハかFARBEだと思います。

実物の重みのようなものを感じさせる色。

 

 

 

私はマッハを使っていこうと思います。

 

ただこの塗料の難点は流通経路が少なすぎること。

 

メジャーなネット通販(Amazon、ヨドバシ、ジョーシン、東急ハンズ)では取り扱われてないようです。

ネット通販で買うなら鉄道模型店系の通販サイトや、マッハ模型から直接通販で買うかというところでしょう。

 

 

あと、マッハカラーは本来は金属(の鉄道模型)用のようですが、プラ用のシンナーで希釈してエアブラシで塗る分には問題はないようです。