今月、劇場で観た新作映画は6本、旧作は1本でした。
SCRAPPER/スクラッパー
YOLO 百元の恋
密輸 1970 ふたごのユーとミー 忘れられない夏
デッドプール&ウルヴァリン フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン
旧作
マッドマックス 怒りのデス・ロード(【ライブ音響上映】)
梅雨も明けて本格的な夏が始まり、世の中では熱中症との戦いが繰り広げられていますが、パリオリンピックも始まって連日TVの前に釘付けなかたもいらっしゃるでしょう。
ごめんなさい、お好きな人には申し訳ないですが、夜帰ってTVつけるとどの局もオリンピック関連の番組ばかりで正直ヘキエキしております。そんなにオリンピック三昧じゃなくてもいいでしょうに。他に報じるべきことはいっぱいあるはずだ。
さて、いつも観ている朝ドラ「虎に翼」、現在ドラマ内で舞台となっている時代は1950年代初め。
新潟地家裁三条支部に赴任した寅子(伊藤沙莉)が仕事に追われながら一人娘の優未(竹澤咲子)との距離を縮めていく様子が描かれていますが、今週は在日朝鮮人差別に切り込んでいます。岡田将生さん演じる同じく判事の航一の口からは関東大震災の時の朝鮮人虐殺のことが語られます。また、身体障碍者への周囲の冷淡さや嫌がらせなど、いずれも現在の日本の姿を過去の時代を借りて描いている。
まもなく8月になります。戦争のことを考える機会も増えると思いますが、僕たち日本人が長らく「被害者」として捉えてきた戦争は、別の視点で見る必要もある。
「加害者」として自らを省みる時が来ているのだと思います。
おそらくは今後、朝鮮戦争についても劇中で語られるでしょうが、日本はお隣りの国で起きた国土を二分する戦争の「特需」で大いに潤いました。海外の戦争で日本人は儲けたのです。
その後のこの国の経済発展は、この時の戦争景気と無関係ではありません。
そして、戦争の影にはいつだって「差別」がある。
世の中にはさまざまな「差別」があるけれど、「虎に翼」はそれを一つ一つ視聴者に見せていきます。本当に大切なことを訴えている。
小池百合子東京都知事は、彼女の独断により長らく中断している関東大震災の朝鮮人犠牲者追悼式典への追悼文を、今年は必ず送付するようお願いします。
最高気温が40℃近い日が続いていて、買い置きしているペットボトルのお茶やアイスコーヒーがあっという間になくなります。
なんとかこの酷暑を乗り切りましょう。
ここ最近、旧作のリヴァイヴァル上映に足を運ぶ機会が少なくなっていますが、8月には「午前十時の映画祭14」でお待ちかねの(俺が)『マッドマックス』と『マッドマックス2』の上映があるので、そちらはぜひ観たいと思っています。それからデヴィッド・リンチ版『デューン/砂の惑星』も!
来月も新作旧作と観たい映画がてんこ盛りなので、僕も暑さと金欠との戦いをなんとか切り抜けたいです♪