政界では毛無辻無惨が暴れまわっていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

…毛無辻無惨か。
ある人が使っていた言葉ですが、まあ酷いことを仰る。←

その上弦の壱と弐である竹中さんやアトキンソンさんもお元気そうで結構なことですな。

あっ、ブログさぼりまくっててすみません。
一応生きてますんで。

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ところで一昨日、自動車に貼られた一枚の紙を見て考え込みました。

熊本ナンバーの車でした。
あら珍しい、これまた遠いところから…と思ってふとその右下に目をやると、

『熊本県在住者です』

と書かれた紙が貼ってあるのです。
私は少し苦笑して、「まあねえ、このご時世だから。こうやって色々と気ぃ使わなきゃいけない人もいて面倒だよねえ」と思いつつ後ろについていたのですが、その直後に違和感を感じたのであります。


これ、熊本ナンバーだよな。

『熊本県在住者です』っていらなくね?


例えば、

福岡ナンバーの車に『熊本県在住者です』と貼るのなら分かる。福岡は感染流行地域になっている期間も長いし、熊本の地元の人たちに不安を与えないようにするため、という意味で。
または、そういう車が例えば東京を走っていてもおかしくない。普段は熊本に住んでいるが、今日は何かの用事で東京まで来たのかな、と考えれば不自然ではないので。


熊本ナンバーで『熊本県在住者です』って書く。

その紙の用途が、思いつかない。

高齢者の医療費負担割合についてスガさんが「若い人の負担を減らして、現在の医療を維持するため」みたいなこと言ってます。

で、だから、
現行程度の(それで満足とは言いませんが)医療は、今後も実現できるんですか?
できないんですか?
カネの有無じゃなくて、①医師やスタッフの数、②施設・設備、③技術、④薬剤などの物資の供給、これらは維持できるんですか?

言っとくけど、自己負担の増加と①②③④の実現度は「絶対に」連動しねーから。
むしろ逆相関の根拠の方が遥かに出しやすい。

無能が政治をやると、こうなるのです。
国民がそこからの変化を望まないと、こうなるのです。

最近ひたすらさぼってるヤツが言うのもアレなんですが。
もう日本では米大統領選は終わった感満載ですね。
マスコミの皆様は既成事実化を進めている「つもり」なのでしょうが、アメリカの大統領決めるのは別にお前らじゃないから。

とにかくよく見聞きするのは「往生際が悪い」的な話ですが、あまりにもクダらなさすぎて話になりません。
まだ今現在、厳然たる事実として大統領選は終わっていません。もし、ルールの中で勝つ方法が存在するのであれば、トランプはそれを目指すに決まっています。

その末、結局バイデンが勝つとしたら、それはそれ。
とにかく、まだ終わってないから。

今日の朝来てたメール

 

 

 

 

[差出人]

Amoazon

 

[件名]

アカウント異常!閉まっている!

 

 

 


落ち着けよ。

本当に騙す気あんのか。

功夫(クンフー)が足りてねえぞ。


というわけで、ホンダのF1撤退の話を知り、モータースポーツの最高峰と日本との長い関わりも大きな断絶を迎えたなあ…とガックリ来ました。こうなると、何とか鈴鹿の開催のみは死守すること、くらいが関の山かもしれません。最悪の場合はそれすらもカネの問題で終わるかもね。
政治経済はもちろんですが、個人的にはこういう部分でも国力の低下に結び付けて考えちゃったりして、何だかなあ、寂しいなあ、と。2022年からルールが大きく変わるので、その開発競争を見てみたかったのですが。ついでに言うと、あんだけボロクソ言われて何が何でも続けているルノーもなかなか大したものだと思います。実際成績も上がってきてるし。

しかしサッシャさんも言ってましたが、ほんとに日本のメディアは酷い。まさかの「夜7時」のNHKニュースでホンダ撤退やってましたからね。お前ら、勝った時は一言も言わんやないか。悪いことだけは大喜びで報じよってクソどもが。
で、F1ファンからもホンダに対しては非難轟々(擁護側とは9:1くらい?)です。確かに私も「また諦めちゃったか」くらいは思いました。ただ、あまり、そこまで酷く言う気にはなれません。RBなどとの契約内容も好都合なものではなかったろうしね。もちろん細かくは知らんけど。
少なくとも、7年間必死でやってきた企業を、あっさり手を引いたトヨタ以上に批判するようでは、まあ、あまりにも割に合わないというかね…。日本のモータースポーツに対するマスコミの姿勢も含めて、この国ではコスト的に合わないと判断するのは仕方ないのだろうと思います。とにかく、やればやるほどリスクを背負う状況です。そらまあ嫌にもなるでしょう。

つまり、誰を責めることもできず、ただただ残念だなあという。
それだけのことです。







□ \(・_\)  (/_・)/ =□







以下、全くどうでもいい話。(避難を推奨します)

ホンダのプレスリリースの最後の部分、

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ぜひ、ホンダのモータースポーツ活動、そして、ホンダの新たな挑戦に皆さまの変わらぬご理解、ご声援をいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

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これは、

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ぜひ、ホンダのモータースポーツ活動、そして、ホンダの新たな挑戦に対し、変わらぬご理解、ご声援をたまわりますよう、よろしくお願い申し上げます。

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の方がいい。
非常によく目にするのですが、


いただ『け』ますよう、お願いします


という言い方はありません。「ご出席いただけますよう、お願いします」とかね。
もちろん、言葉は時代とともに変遷していくものです。この言い方も相当に市民権を得ていまして、それは重々理解していますが、酔っ払いの繰り言的に指摘します。超大企業なんだから、この程度は気を配ってほしい。これだけの重大発表なら、役員含めて大勢が目にしているはずですよ。本当に誰も指摘しないのか。恐ろしいわ。
「いただ『け』る」とは、「可能」であることを示す言い方です。ご理解、ご声援が可能であるようにお願いします、っておかしいでしょう。


以下、「  」が多くなります。すみません。


「ご理解、ご声援」とは、それを発する対象から「受ける」ものです。つまり、「受ける」ことが「可能」だという時、それが可能であることを享受する主体は「皆様」ではなく「ホンダ」です。
言い方を変えると、「皆様」は、「ご理解、ご声援」をするかどうかについて、可能・不可能の問題から離れて主体的に決定することができます。しかし「ご理解、ご声援」を「受ける」側であるホンダは、それを受けるかどうか、自主的に選択することはできません。文脈上では、今後の努力次第だということになるでしょう。

従って、「ご理解、ご声援」を「受ける」、その主体がホンダであるのならば、その後に「よろしくお願い」してしまうと、自分で自分にお願いするような妙なことになります。「ご出席いただけますよう、お願いします」も全く同様です。

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変わらぬご理解、ご声援をいただ『け』ますよう、努力してまいります。

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まあ私ならこうは書かないけど、これなら分からんでもない。
皆様からの理解を得ることができるように頑張りますよ、ということで、「ご理解、ご声援」を「受ける」主体と、「努力する」主体が、一致しているからです。
または、

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変わらぬご理解、ご声援をいただ『け』ませんでしょうか。よろしくお願い申し上げます。

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でも、まあよい。公的な文書や発表の文言としてはいまいちですが、文法的には壊れていません。この場合の『け』は可能の表現ではなく、「理解・声援」の主体と、「お願いする相手方」が一致しているからです。
というか、普通に「〇〇くださいますよう、お願い申し上げます。」でいいと思いますよ。


他にも「〇〇 せざる おえない」という言い方とか、色々ありますよね。一体何を負って(追って?)いるのかと…。
もっと細かいことを言うと、「おいしかったです」とか「(この色は)赤いです」「危ないですから」とかも気になる。これらは公立の学校ですら認めているので公式な使い方としても問題ないのですが、本来は誤用です。ただそれだと「おいし(ゅ)うございました」「赤うございます」「危のうございますから」と、現在では極めて特殊と思われる言い回しになり、非現実的です。それでも私は自分で「おいしかったです」と言うのには少し抵抗があるので(他人が使うのは全く構いませんが)、別の不自然でない言い回しをヒネり出しています。ああ、面倒なヤツですな。
まあ、ここまで話が細かくなると、私だって色々と間違ってるんでしょうけどね。笑

以上、酔っ払いの繰り言でございます。

うるせーうるせー


突然の別れ話を切り出され、こんな理由を説明された。

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ホンダは、この度FIAフォーミュラ・ワン世界選手権へのパワーユニットサプライヤーとしての参戦を、2021年シーズンをもって終了することを決定いたしました。

 ホンダは、世界最高峰の四輪レース、F1で自らの持てるエネルギーマネジメント技術をもって勝利することを目指し、2015年からチャレンジを開始し、今年で6年目のシーズンを迎えています。参戦当初は性能や信頼性で苦戦し、厳しい戦いが続きましたが、航空機エンジンの技術を生かした性能向上や、量産技術を活用したエンジンの燃焼効率向上など、All Hondaの総合力を発揮することで競争力を大幅に高めることができました。

 また、F1を戦う上で重要な要素となるパートナーについても、2018年からスクーデリアアルファタウリ、加えて2019年からは、レッドブルレーシングと、素晴らしいチームに恵まれました。当時、スクーデリアトロロッソだったアルファタウリのメンバーは、ホンダの可能性を信じて契約をしていただき、その後も全力でホンダをサポートいただきながら、二人三脚で共に進化を続けてきました。先日のイタリアグランプリでのアルファタウリ・ホンダとして初めての優勝は両社がチャレンジを始めて50戦目の節目でした。これまでの努力が実を結んだ結果であり、ホンダとして言葉にはできないほどの嬉しさでした。

 そして、レッドブルレーシングとはトップチームとして勝てる体制の下、「優勝」という明確な目標を定め、強いパートナーシップを築いてきた結果、高い競争力を発揮することができています。両チームとの強固なパートナーシップと高い競争力を得た結果、昨シーズンは3勝、今シーズンも現時点で2勝を挙げることができています。大きな目標としてきた優勝を実現できたことに対し、レッドブルレーシングとスクーデリアアルファタウリの両チームには、改めて、感謝したいと思います。また、参戦決定以来、さまざまなサポートをいただいたFIA、フォーミュラ・ワンの皆さま、関係者の方々のご支援に御礼を申し上げます。そして、何よりも熱いご声援をいただいている多くのファンの皆さまに感謝いたします。本当にありがとうございます。

 一方、私どもホンダの事業環境に目を向けますと、自動車業界は100年に一度と言われる大転換期を迎えています。ホンダも将来の新たなモビリティー、そして、新たな価値創造に向けて注力していくことは以前よりお話しさせていただいています。なかでも、環境への取り組みはモビリティーメーカーにとって最重要テーマの一つとして捉えています。2011年には「自由な移動の喜び」と「豊かで持続可能な社会」の実現をビジョンに掲げ、地球環境に与える負荷をゼロにすることを目指し取り組みを進めてきました。このたび、ホンダはこの取り組みをさらに加速させ持続可能な社会を実現するために「2050年に
カーボンニュートラルの実現」を目指すことを決意しました。そして、そのために、2050年までの通過点として現在掲げている「2030年に四輪車販売の3分の2を電動化する」という目標についても、カーボンフリー技術の投入をさらに加速させていきます。この実現に向けて、ホンダは、将来のパワーユニットやエネルギー領域での研究開発を重点的に強化しています。今年4月には、将来技術に取り組む研究所の体制を一新し、新組織「先進パワーユニット・エネルギー研究所」を設立しました。ホンダがこれまで培ってきたFCV、バッテリーEV、そして、航空機向けターボジェットエンジンなど、さまざまなパワーユニット技術を生かし、将来のカーボンニュートラル社会を支える新たなパワーユニットの研究開発をスタートしています。また、カーボンニュートラル実現のためには、パワーユニットそのものだけでなく、エネルギーを含めたカーボンフリー化が必要です。ホンダではこれまでも様々なエネルギー技術の研究を行ってきましたが、この領域も大幅に強化していきます。

 将来、カーボンニュートラルを実現するために、今回大きく舵を切り、この新たなパワーユニットとエネルギーの研究開発に経営資源を集中していきます。その一環として、今回F1で培ったエネルギーマネジメント技術や燃料技術、そして人材を先進パワーユニットとエネルギーの研究開発に振り向けることにしました。こうして、さらに強化した研究開発体制の下、先進パワーユニットとエネルギー技術の創造、そして、将来のカーボンニュートラル実現に集中して取り組んでいきます。

 F1では、優勝という目標を達成でき、一定の成果を得ることができました。その力をこれからは、パワーユニットとエネルギーのカーボンフリー化「カーボンニュートラル実現」という新しいフィールドでの革新に注ぎます。これはF1同様に大変難しいチャレンジであり、社会とともに取り組んでいくべき大きなチャレンジとなります。本日の発表は「カーボンニュートラル実現」という新たな挑戦に向けた決意表明でもあります。ホンダは、ステークホルダーの皆さまとともに、カーボンニュートラル社会の実現を目指し、ホンダの総力を挙げてチャレンジをしていきます。

 ホンダは、創業以来モータースポーツへの挑戦を通じて技術の進化と技術者の育成、そして、勝利を目指す熱い情熱を育んできました。レース活動はホンダのDNAです。これからも熱い想いを持って参戦しているカテゴリーでのNo.1を目指し、チャレンジすることに変わりはありません。

 ファンの皆さまのご期待に応えるべく、今シーズンの残り7戦。そして、2021年シーズンに向けては、よりパフォーマンスを高めた新しいパワーユニットも投入し、レッドブルレーシング、スクーデリアアルファタウリとともに、さらなる勝利を目指して最後まで全力で戦い抜きます。

 ぜひ、ホンダのモータースポーツ活動、そして、ホンダの新たな挑戦に皆さまの変わらぬご理解、ご声援をいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。


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長い。
すっごい、長い。


でもとにかく、何が何でも別れたいということだけは理解した。


ビョーキが問題ではないという。

お金の問題でもないらしい。

ただ、未来に向かいたいのだと。
前を向いて、明るく終わりたいのだと。



キミなら、わかってくれるよね?


そう言って去っていった。


なんか、ずるいや。




さようなら、HONDA。



永遠に。








あっ、ワシのバイクHONDAやったわ。








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この話ですが、


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政府、少子化対策で新婚世帯に60万円給付 現行額から倍増し条件も緩和(産経)

内閣府は20日、少子化対策の一環として、新婚世帯の家賃や敷金・礼金、引っ越し代など新生活にかかる費用について、来年度から60万円を上限に補助する方針を固めた。現行額から倍増し、対象年齢や年収条件を緩和する。経済的理由で結婚を諦めることがないよう後押しする狙い。

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内閣府の資料を見てみたところ(探しにくいんだよねえ…)、どうやら予算としては3.5億円程度。この記事が報じたのは「支給の対象を広げる」ということであり、予算額を増やすとは書かれていないのですが、まあ素直に倍増だとしましょうか。
すると約7億円か?
給付額の60万円で割ると、1166件です。
30万円なら2300件くらいか。


これ、ニュースにする価値ある?


例のアベノマスクの予算の、いったい何分の一なのかと。カネ持ってる県がその気になれば、単独でもできそうですが…。
もちろん「やらないよりは良い」んですよ。私は反対なんてしてませんので、誤解なきよう。なんか最近こればっかり言ってるなあ。
しかし、経済的な問題で結婚できないと言っている人々に「30万円」「60万円」出したところで、何ほどの価値があるのか微妙です。真に価値があるのは、

①「結婚できない」→「これなら結婚に踏み切れる」

という変化です。これなら素晴らしい。
そしてもちろん、そういう例だってあり得ます。あり得ますが、

②「給付金が無くても結婚はする予定」→「60万円あればなお助かる」

という場合、まあ需要という点ではもちろんプラスですが、政策の本質的な意味からはズレます。①はつまり「60万円があるなら結婚できる(=60万円が無ければ諦める)」ということですが、そんなギリギリの線上にいる人たちがどれほどいるのやら…。
実際にこの制度を利用する人の多くは②ではないかと。結婚自体はもうほとんど決まっているんですよ。その上で、この制度を利用する。
つまり、予算を全額使いきったとしても、それは、

1166件の結婚を創出した

ことにはなりません。
子育ては、高等教育まで考えるなら〇千万円というオーダーの金が必要です。しかも住宅や自動車などと違って「いざとなれば売ればいい」は絶対使えないのだから、一定以上の収入を長期間見込める人でなければ、60万円で結婚に踏み切ることはできないでしょう。
また、仮に踏み切れる人がいたとしても、繰り返しますが予算があまりに少ない。あの「GoTo」だって一国経済にとっては極めて少額ですが、それと比べても五桁少ない(笑)という。

この、誤差以下の予算で「やってる感」を出せれば、政権にとっては安い買い物でしょう。
何度も繰り返して恐縮ですが、私はこの事業自体に反対はしていません。やっていいんです。しかし、経済回復、出生数回復などマクロの問題を解決するのに、これで一歩でも進んだとか、政治はよくやっているとか、そういう評価は簡単には下せないということです。

政策の中身を見るのは当然大事なことですが、予算規模も同じくらい重要です。両方そろわないと意味はありません。



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正代初優勝、熊本の祖母・正代正代さんの祈り通じた(スポーツ報知)

(略)祖母の正代正代(まさよ)さんは毎日、相撲中継の始まる午後1時からテレビの前で観戦していたという。地元の病院に行けば、「皆さんが今日はよかったね、と。『ありがとうございます』という毎日です」。今年の大阪場所前に正代が帰省した際には、一時入院していたという。「3日くらいお見舞いに来てくれました」と、うれしそうに明かした。

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そ、そんなことってあるー?!


何かで記名する際、「あっ、この欄は苗字ではなくお名前を…」と言われたことも二度や三度ではありますまいて…(いや知らんけど)
個人的にはこの四股名以外で聞いたことは無いし、ただでさえ珍しい苗字だと思いますが、まさか姓・名そろうとは奇跡です。
これって確率的には大関になるより難しいのではないか。笑

ともあれ、初優勝・大関昇進おめでとうございます。
舞の海さんが解説で毎日のように感心しておられましたが、なぜあの当たり方で威力が出るのか、私も理解できません。上半身が柔らかいのは分かるとしても、それにしてもほんとに腰が高いんだよなあ。常識外ですよ。まあ、あれがまさに「自分のスタイル」なのでしょう。

来場所にも期待してます。
って、もう次が今年最後か。
早いなあ…。



今日は、「バイク」の安全運転の話を。

私は自動車もバイクも運転することがあるのですが、言うまでもなく怖いのはバイクの方です。乗る頻度があまり高くなく、不慣れの問題もあってなかなか怖いんですよねえ。
で、細かいことを言うとたくさんあるのですが、バイクで特に意識していることは主に3つあります。


①どうせ四輪のドライバーはバイクのことなんか注意してくれてない『に決まっている』と、勝手に悪い方に決めつける。

「ほーらやっぱり見てなかった」という経験も一度や二度ではありません。いやーコワイコワイ。車線変更時はもちろん、いわゆる右直事故などは特に注意。ほんとこっち見てねえから。車の方が止まってくれるだろう、なんてのは自殺行為です。

あと意外と怖いのは、赤信号で少し強めにブレーキをかけて止まる場合です。これ、後続の車は信号無視して突っ切るつもりマンマンの場合があるんですよねー。頻繁ってわけじゃないのですが、ひとたび事故ると極めて危険です。何しろ、ブレーキどころかアクセルを踏み込んでる車に追突されるわけだから。
従って、後続車が近い場合は、特に左に寄ってブレーキをかけましょう。「そんな事故あり得ねえ」なんて思わずに。


②腹が立っても、絶対に四輪とケンカしない。

これが一番大事か。

youtubeなどでも交通事故の動画は結構ありますが、バイクが四輪と闘ってるのを見ると「愚の骨頂」と言わざるを得ません。いや勝てないから。少しカスっただけでもバランスを崩すわけで、ハナから勝負になりません。
明確に書くと、四輪車は、道路上においてバイクに対する「 生 殺 与 奪 権 」を握っています。スズキのツインやアルトですら車重は600kg程度あります。しかも四点接地です。いくら大型のバイクだろうが、よほどの達人が上手く?やらない限り、勝てません。

もちろん相手によりますが、バイクは軽く見られた結果、危険な運転を仕掛けられることがあります。相対速度30キロくらいの車(かなりの速度違反)が右肘の横、数十センチの距離を追い抜く時など、心底ゾ~ッとします。悪態もつきたくなるし、追いかけて行って何らかの意思表示の一つでもしたくなります。

でもケンカしない。絶対。負けるから。

相手は、後々の罰則・罰金、事故の過失割合、社会的制裁などを計算しない人である可能性があります。無保険かもしれない。キッチリ賠償させてやるとか、免許取消でざまあ見ろなんて、超どうでもいい話です。バイクが壊れて面倒なことになったり、自分が痛い思いをしたり、または死ぬわけですから。
そこらの人を完全ランダムで選んだって一定の確率でキチガイに当たりますが、高速でニアミスしながら追い抜いていく相手なんて、キチガイ率は5倍や10倍どころではないと思います。
そして、文句を言って解決する(相手が非を認めて謝罪する)可能性はまずありませんので、自分のためにも社会のためにもならず、実に不毛です。


③バイクは嫌われ者、との前提で走る。

まあ、結局は②にも繋がるのですが。
決して珍しいというほどでもなく、バイクというだけで目の敵にする四輪のドライバーがいます。単純に嫌いなんでしょうね。邪魔くさいなどの理由なのでしょう。
危険な運転をする四輪がいたらすぐに離れるのがヨロシイ。そんなのは先に行かせればいいのです。やたらと後方から車間を詰めてくる場合も多いのですが、「真偽は不明ながら嫌われている」という前提で、機会を見て先を譲ります。

もちろん、四輪をイラッとさせるような運転はしない。蛇行運転とか、急加速・急旋回するバイクもいますが、いや、お前ヘタクソだから。ほんと止めてほしい。マナーを守って煙草吸う人が、ポイ捨てする人を見るときの気分はこんな感じなんだろうと思います…。
理屈抜きのバイク嫌いにわざわざ放火して回る必要はありません。車列に入れてもらった場合などはキッチリ頭を下げます。(笑) なんかしょーもない話ですが、そんなことで四輪ドライバーの気分が少しでも良くなるのなら安いものです。


以上、なんだか卑屈?とも言える走り方なのですが、仕方ありません。公道とは自我を通すための場所ではないのでね。
繰り返しますが、四輪車は道路上においてバイクに対する「 生 殺 与 奪 権 」を握っています。後先考えず、感情だけで危険な運転をされて、万一接触でもした場合に死ぬのはバイクの方です。

どーでもいいのですが、私は結構レースゲームが好きでして(メカ的に詳しいわけではないけど)、巡航速度以上で走行する車の挙動は、全くの素人よりは理解してるつもりです。最近のゲームは実によくできていて、動きの不安定さの再現度などは決してバカにしたものではありません。
あれに近い状態で、例えば坂道の頂点付近の挙動や、レース仕様でもない足回りボヨンボヨンの一般車で振り戻し(いわゆる「おつり」)を食らう恐ろしさなどを全く知らない人々が、自分の周囲を、速度違反しまくって、生殺与奪権を握りつつ走っているわけです。
というわけで、皆様も、どうぞご安全に。

ところで、バイクの事故じゃないけど、こんなのがありました。

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青信号の横断歩道、母親の前を歩く5歳児が車にはねられ重体(読売新聞)

(略)横断歩道を渡っていた台東区在住の保育園児の男児(5)が、右から来た乗用車にはねられた。男児は病院に搬送されたが、頭などを強く打って意識不明の重体。
 警視庁蔵前署は、車を運転していた茨城県鉾田市の会社員の少年(19)を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致傷)容疑で現行犯逮捕した。容疑を認めており、蔵前署は信号無視だったとみて調べている。
 蔵前署幹部によると、男児は母親と外出中だった。近くの防犯カメラなどから、青信号になってから母親の前を歩き出したところ、はねられたとみられる。

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なんとも辛い話…。

意識が戻ってくれるといいのですが。