利尻山の不思議な雲と『じぶん』 | 絵本島 

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大人も絵本を楽しもう!絵本の紹介と感想を発信します。
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絵本と島生活の楽しさを合わせたブログです。

 今日ではありませんが、利尻山に不思議な雲がかかっていました。






 上空に大きな笠雲?でしょうか。

 笠雲の下にさらにもくもくと雲がかかっています。


 今日の絵本は


 

じぶん

レイフ・クリスチャンソン 文

にもんじ まさあき 訳

ディック・ステンベリ 絵

岩崎書店


 ここでいう自分は、他の人のために何かしてあげられる自分です。


 自分の

 目は世界を見る

 耳はつぶやきを聞く

 口は伝える


 そして、

 足は待っている人のところへ自分を連れていくのです。


 続いて

 手は困った人を助け、

 腕は傷ついた人を包み、

 肩は疲れた人を休ませる


 頭は自分にできることを考え

 心は相手の気持ちを感じるのです。


 ニヤリニヤリニヤリニヤリニヤリニヤリニヤリニヤリ

 題名を見たときは、「自分を大切にしよう」という絵本かと思いました。

 読んでみると、想像とは違って、とても能動的に他人や社会、特に助けを必要とする人に関わっていこうとする『じぶん』が描かれていました。


 「自分にできることを考えてみよう」

という、問いかけもありました。


 疲れた人に肩をかすぐらいの小さなこと、傷ついた人を腕で包んであげるだけでもいい。

 そのときそのときにできることで良いのだと思います。