エジプトへ行こう
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ルクソール神殿 ラムセス2世について

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カルナック神殿の次はごく近くのルクソール神殿へ移りました。

写真はルクソール神殿の正面です。正面の二対の像はラムセス2世です。


ラムセス2世はエジプト人の間でもっとも尊敬されているファラオのうちの一人です。

古代エジプト人の寿命は50歳くらいだったそうですが、ラムセス2世は90歳くらいまで生き、たくさんの奥さんとの間に100人もの子供達がいたそうです。

その中でもっとも愛されたのが、「美女の中の美女」と歌われたネフェルタリです。

ネフェルタリはラムセス2世より人間を超えた者として力を与えられていました。


ラムセス2世は建築王としても有名で、このルクソール神殿、カルナック神殿、アブシンベル神殿…と数々の建築を残しました。

なのでラムセス2世の像や壁画は至るところで目にしました。


最終日に、カイロ博物館でラムセス2世のミイラと対面したのですが、何千年の時を経た偉大な王を前にした時は息が詰まる思いでした。

カルナック神殿 巨柱その2

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こちらもカルナック神殿の巨柱です。

周りの人と比べると本当に大きいです。


カルナック神殿 134本の巨柱

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5日目はルクソールナイル川東岸のカルナック神殿へ行きました。

カルナック神殿には写真上のような大きな柱が134本も並んでいます。

長い年月によってところどころはがれているところはあるものの、美しいレリーフが刻まれる柱が並ぶ様は圧巻でした。上を見ると天井にも丁寧に美しい模様が描かれています。

神秘的で本当に美しいところでした。

暑くてフラフラになっているはずなのに、いつまでも見ていたいと思いました。

アガサ・クリスティのエジプトを舞台とした映画「ナイル・殺人事件」はエジプトに行く方には是非見て欲しい映画ですが、この柱が並んでいるところも映画に出てきます。

容疑者達が柱のあちらこちらから次々と出てくる映像は良かったです。

バスからの眺め

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旅の移動はほとんどがバスです。

疲れている時は知らずしらずのうちに眠ってしまっていることもあるのですが、外の景色はいつまで見てても飽きることがなく珍しいものばかりなので起きているときはずっと見ていました。そしていつすごいものがあるか分からないのでカメラはいつも手に持っていました。

といってもバスの中なのでシャッターチャンスがあっても大抵逃してしまうのですが…。

でも適当にバシャバシャ撮ってもどれも後で見ると面白い写真になりました。


写真はバスの中から撮ったナイル川です。

砂漠気候のエジプトではナイル川がエジプト人の生活を支えています。

バスの中からは動物もたまに見えます。

ロバや馬、犬、猫などです。

ロバや馬は人が乗ってフルーツを運んでいたりして、生活の中で使われています。

鳩の丸焼き

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4日目のご飯はなんと鳩です!

鳩の丸焼きは、エジプトの代表するお料理で、「ハマム」というそうです。

この鳩は手で豪華に食べるのが正しいとのことで…やや戸惑いながらもがぶりっと手で頂きました。

味は鶏肉と似ていておいしかったです。

ハトシェプスト女王葬祭殿

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王家の谷の後は、ハトシェプスト女王葬祭殿へ行きました。

やっぱりここも暑い…。

ハトシェプスト王は、女なのですが王になる為にファラオの証、付け髭などまで付けてしまって王となってしまった女性です。

神殿に行くまでの階段は広くて長く、暑さと寝不足でふらふらしながらハトシェプストの偉大さを感じました。

ハトシェプストがもし王にならず普通の女性として生きていたならば、古代エジプトの三大美女の一人になっていただろうと言われる程の美しい女性だったといいます。

王家の墓

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写真はツタンカーメン王の墓の前です。

王家の墓は、もちろん下の写真のような岩地がすばらしいのではなく、墓の中がすごいのですが写真撮影は禁止になっていて残念でした。

ツタンカーメンも含め、3つくらいの墓に入場することができました。

どの墓も壁に美しい壁画が書いてあります。

古代エジプトでは死者は復活すると信じられていたので、復活した時に困らないようにと壁画には食べ物やお世話をする人が描かれています。

壁画は何千年もたった今もなお色がわずかに残っています。その時代にみたらどんなにか美しかっただろうかと思うのですが、今になっても色まで残っているというところがさすがカラッとした気候のエジプトなんだなぁとしみじみ感じました。

ツタンカーメンの墓の中には黄金マスクがありました。

離れたところからしか見れなかったのですが、墓の中は荘厳な雰囲気で黄金マスクはずっしりとしていて美しかったです。

王家の墓に来て思ったことは、古代エジプトの王の統治力です。

王の墓は一度閉じられたら開けられることはないという前提で作っています。なので墓を作った後は誰も入ることが無いはずなのに墓の中は素晴らしい壁画で埋め尽くされています。

すべては亡くなった王の為なのです。

誰にも見られることがない墓の中を豪華に飾り、高価な宝物を一緒に供える。

それだけ王が絶対的な存在だったということなのでしょう。

王家の墓は砂漠の暑さ

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4日目になりましたが、興奮のためやっぱり眠れず、さすがに体が辛くなってきました。

あまりにいろんなすごい物を見すぎて、脳がショックを受けているような感じです。


この日は楽しみにしていた場所のひとつ、王家の墓へ行きました。

王家の墓は、町からは離れていて墓が無ければ何もなさそうなところです。

周りは茶色い岩ばっかりで日陰もないので日光がもろに辺り暑かったです。温度計は40度をさしていました。あまりの暑さに、「これは倒れる可能性がある」と思って周りを気にせず頭から水をかぶりながら体温調整しました。

こんなところで墓を掘った古代の人は大変だったろうなぁ~と古代人に同情しました。

なぜこんな辺ぴなところにたくさんの王が眠っているかというと、墓荒らし対策でわざと分からないようなところに作ったからだろうです。

ですが実際にはほとんどの王の墓はあらされてしまっており、ただツタンカーメンの王の墓だけは奇跡的に盗掘を免れたのです。

これはツタンカーメン王が歴史的にあまり重要でない王だったからだそうです。ツタンカーメンはわずか17歳で亡くなった力が強くない王で、長いエジプトの歴史の中で忘れさられてしまったようです。

ルームサービスはささやかな楽しみ

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ルクソールはカイロよりも南にありとても暑いです。

その為か、ルクソールでの観光は午前中で午後は自由行動になっていました。

旅の疲れが出てくる時だし、やはり一日中歩きまわるのは辛いので助かりました。

結果ホテルで過ごす時間が増えるわけですが、ホテルでの私達のささやかな楽しみはルームサービスでティーを頼むことでした。

ルームサービスというと高いイメージがありますが、物価の安いエジプトでは日本では考えられない値段でルームサービスを頼むことが出来ます。日本円で200円くらい。

水やポカリを飲みすぎているせいか、冷たいものはあまり飲みたくない時、ホットティーはたまらなくおいしかったです。

また、ティーについてくるクッキーがまたおいしいのです。

疲れた午後に、「ちょっとお茶する!?」

と言って食べるクッキーは最高でした。

ソネスタ・セント・ジョージ

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ブログの更新がすっかりご無沙汰になってしまいました。

エジプトの記憶がだんだん薄れつつありますが日記と写真と予定表を見て記憶をたどって書いて行こうと思います。


さて3日目の夜は、カイロを離れてルクソールへと南下しました。

3日目、4日目、5日目の3連泊したホテルは、「スネスタ・セント・ジョージ」というホテルです。

このホテルも一流ホテルでとっても過ごしやすかったです。

写真はホテルのベランダから撮影した景色ですが、ナイル川が見れてとても綺麗です。

眺めていると帆掛け舟の「ファルーカ」や、客船なんかがゆっくりと流れていきます。川の向こう側は木々がうっそうと茂っており、ジャングルのようです。

ホテルの目の前は市民プールのようで、エジプト人の若者が楽しそうに遊んでます。

3連泊だったので毎日大量に洗濯しました。

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