首都圏外郭放水路に行ってきました~♪
なかなか予約が取れなかったんですが、キャンセルが出たみたいで、すぐさま予約を入れ、念願の地下神殿にお目にかかることができます。
以前から休日限定で無料見学ができたのですが、2019年3月23日より観光資源として有効活用しようって事で、有料になりましたが全日見学できるようになりました。
コースは3つ※いずれも首都圏外郭放水路サイトより
○迫力満点!立坑体験コース
前回の社会実験時に要望が多かった「第1立坑をもっと見たい」というご意見にお応えして、第1立坑の見学をバージョンアップ!キャットウォーク(作業員用通路)を歩き、立坑内の階段を途中まで降りていく、という要素を組み込み、深さ70メートルの迫力を存分に楽しんでいただきます。(装備としてハーネス<安全帯>とヘルメットを着用)
■定員:20名
■所要時間:約100分
■参加料金:お一人様 3,000円
○深部を探る!ポンプ堪能コース
首都圏外郭放水路の心臓部であるポンプをメインに構成したコース。
ポンプに働きが一目でわかる模型説明やポンプ室見学でポンプの機能や役割を案内します。特別公開のガスタービン部の見学もできます(※)。機械好きの方におすすめのコース。
※ポンプ稼働時、施設稼働時には見学できません。
■定員:20名
■所要時間:約100分
■参加料金:お一人様 2,500円
○気軽に参加できる!地下神殿コース
地下神殿「調圧水槽」と巨大竪穴「第1立坑」の見学を60分に凝縮したコース。定員50名の見学会なので、団体様での参加も可能です。
■定員:50名
■所要時間:約60分
■参加料金:お一人様 1,000円
今回参加したのは、『迫力満点!立坑体験コース』です。
地下神殿もすごかったんですが、立坑も迫力ハンパなかったです。
これらを人が作ったなんて・・・
って、事で写真いっぱいでご紹介します。
見学コースのスタートはこちらの排水機場施設内にある『龍Q館』から始まります。
施設内のあらゆるものが大きくてビックリです。
『龍Q館』です。
中に入ると施設内のフロア案内があり、
右手には大きな絵が掛けられていました。
龍の絵らしいんですが、わからないよね。。。
そして、2階へと上がる螺旋状になった階段の真ん中の柱には地層が展示されています。
2階に上がる途中にも工事の様子が模型を使って説明されています。
そして2階に上がったところには、この施設『龍Q館』の名前の由来についての説明が、、、一般公募で決めたんですね~
受付までの廊下には著名人のサイン色紙が展示されていました。
数々の映画やTVドラマの撮影にこの施設が使われたようです。
受付はこちらです。
受付があるこちらのスペースは施設建設に至る様々な逸話が分かりやすく展示されています。
受付はスタート時間の30分前です。
パンフレットです。
日本語の他、英語、台湾語、中国語と揃ってます。
そして時間になり、受付を済ませると、参加証と防災地下神殿のステッカーとちょっとした説明が書かれたカードをくれます。
※参加証は最後に回収されます。
まず始めにこの施設の成り立ちや役割などの説明を受け、ミニシアター的な所で簡単な映像を見ます。
続いて、受付のすぐ後ろにはガラス張りになった司令室の説明です。ここから全ての操作や指示が出ます。
こちらの司令室なんですが、TVドラマの撮影にも度々使われました。
あの『下町ロケット』の撮影もこちらで行われました。
続いて模型を使って施設の機能について説明してくれます。
大雨などで洪水が発生した時、どのようにして排水するのか、丁寧に説明してくれます。
こちらは、排水ポンプに使うガスタービンです。
ジェット機に使用するガスタービンを改造してんだとか・・・
これで4機の排水ポンプを動かします。
仕組みはこうです。
周辺地域にある5つの川が大雨などで水量が増すと、それぞれに設けられた立坑と呼ばれる大きな筒状の施設に水が流れ込み、第一立坑へと地下トンネルを通って誘導します。
第一立坑がいっぱいになると調圧水槽と呼ばれるスペースへ水を逃がし、その後江戸川へと排水します。
この調圧水槽こそが地下神殿なのです。
この施設のお陰で大雨の影響で冠水する事が劇的に減ったそうです。
それではいよいよ神殿に向かいます。
こちらの扉から地下神殿のある調圧水槽へと降りていきます。
その前に注意事項の説明があって、(階段の)上り下りの最中の写真撮影はNGとの事。
危ないからね~
100段以上の階段を降ります。
この日の気温は31度、地下では気温差が15度~20度ほどの差があり、この日の地下の温度は10度との事。
羽織るものがあるといいかも。
途中、地下15mくらいからひんやりしてきます。
階段を降りる途中で目の前に迫る列柱・・・
つい先日台風15号で稼働したみたいで、地面は濡れており、靄がかかり幻想的な感じ・・・
すごい施設に来たなぁって、ほんと感じます。
この地下神殿は『調圧水槽』と呼ばれ、5つある立坑に溜まった雨水を江戸川へと排水する役目を担います。
その広さは、地下22mに位置し、長さ177m、幅78m、高さは18mにもなります。
上段にあるサインのところが限界水域だそうです。
わぁ~
あの『カルナック神殿』を彷彿とさせられます。
柱のひとつひとつが、とにかくデカイんです。
幅2m、奥行7m、高さ18mもの柱が、59本も立ってるんです。
柱1本の重さは500トン
全部合わせると29,500トンにもなります。
もぅ想像すらできない。
なんとかしていい画を撮ろうとキョロキョロしながらパチパチッ
これが一番のお気に入りショット!
靄がかかっててくっきりとは行きませんが、そこがまた良かったです。
調圧水槽から見た第一立坑です。
以前はもう少し立坑に近づけたんですが、立坑付近にちょっとした傾斜があり、泥で足場が滑り戻って来れない人がいたらしく、その手前にある車止めまでしか行けなくなりました。
見上げると天井に蓋が、、、
この蓋からブルドーザーを下ろすんです。
この調圧水槽には流れ込む水と一緒に泥も流れてきます。
今回のツアーのように観光資源として使うには堆積した泥を取り除かないといけなかったのです。
この泥をかき取るためにわざわざブルドーザーを中に入れるのです。
お陰で足元には泥がありません。
続いて第一立坑へと向かいます~
第一立坑の入口です。
ここでは落っこちないように、安全帯を装着します。
ヘルメットもかぶります。
そして、安全帯をレールにかけてキャットウォークを歩きます。
下に行くほど汚れているのが分かります。
そこまで水位があったと言うことですね。
深い~
この立坑の大きさは、深さは約70m、内径約30mもあり、スペースシャトルや自由の女神がすっぽり収まるほどの大きさなんだって。
キャットウォークを歩いてあっち側にある階段を使って下に降ります。
降りてくとまたひんやりしてきます。
さっき見た地下神殿です!
一段ずつ降りていきます。
この辺りがちょうど地下神殿と同じ高さ辺り・・・
第一立坑の天井はガラス張りになってて、光が差し込む関係で湿った箇所に藻みたいなの発生するんだとか、、、
逆に光が差し込まない調圧水槽にはない現象なんだって。
キャットウォークの足場の丸い穴にスマホのカメラレンズを合わせて撮ると、こんな感じに撮れます。
係りの方が教えてくれました。
こうしてツアーは終わります。
この施設を開放し、観光資源に使うなんて、うまくやりましたね。。。
でもこうして普段見ることのできない施設を見ることができのはいいですよね。
こちらのコース\3,000.-はちょっと高いですか?
個人的にはこんなもんかな?って感じました。
ちょっと前までは無料だったと考えるとね。。。