この待望の三作目は、販売元がビクターから変わり、エニックス（現・スクウェアエニックス）になり、このゲームの販促に相当な力を入れた。前二作があれほど世界中で大ヒットをとばしているのに何故日本では人気がないのか！？彼らは無い知恵絞って考えた。
日本人の若い美人女性がララ・クロフトのガチコスプレをしたテレビＣＭも打った。ネットでちょいと探したが何も見つからなかった。なのでこの女性が誰だったか全く分からない。ちなみに美人ではあるがララとは似ても似つかない人でした。
そして、エニックス（現・スクウェアエニックス）が出した販促大作戦の答えは、ゲームの難易度を下げた日本語版と海外版の２枚組みとすることで、日本の初めてＴＲをプレイするゲーマーを取り込もうとしたという浅知恵であった。君らは日本人をバカにしてるのか？？
むろんこの情報は発売前から仕入れておった。迷うことなく俺は海外版でのプレイをチョイスしたね。海外版って日本では言われているけど、DISCにINTERNATIONAL VERSIONとあるから「国際標準版」ってのが正しい日本語訳なんじゃないの？
日本人向けに難易度をローカライズしたものは、私の逆鱗に触れた。アングロサクソン民族である英国人トゥームレイダー開発陣に「日本人には我々の造るゲームは難しすぎるんだな。日本人は手先は器用だが頭が悪い。」とあたかも言われているような気がしたのだ。
むろん開発陣は何も悪くない。悪いのはエニックス（現・スクウェアエニックス）である。ただし、このゲームを攻略するにあたってのモチベーションの持ち方としては良かったんじゃないかと思う。でなければ途中で矢尽き刀折れ心が砕けていたことであろう。英国人開発陣にはこんな素晴らしいゲームを世におくりだしてくれたことにとても感謝している。
さながら、英国人プロゲーム開発者ｖｓ日本人素人ヘタレゲームプレイヤーみたいな形となったが、前二作の経験を生かして、なんとか～なんとか～ゴールデンウイーク前に完全自力クリアしました。翌日仕事の日はそんなにプレイに時間は割けない。翌日休みの日はもう寝食を忘れるかのようにプレイしましたよ。
クリアした証拠。↓ ショートカット・バグ技は使っていません。チートコード？？？何それって感じです。
当時の私はそんな言葉は知らなかったし、知った今でもそんなものは使わん。お高いゲームなのに勿体ない。
このクリアデータはたいへん思い出深かったので、メモリーカードに大切に残してありました。私の宝物です。
クリアをすると、以下の特典が付きます。
①武器・弾薬が無制限。(入手していない武器ｏｒ没収されて取り返してない武器については不明。)
②セーブクリスタルを各ステージ最初から５０個所有。(海外版「国際標準版」ではマジで嬉しい。)
③フレア(トーチ)が無制限。(二周目で全シ－クレット・コンブ目指すには必須。)
～ブログへの流入キーワードが多いので加筆しておきます。(2013.5.11) ～
‘トウームレイダース’‘トウームレイダー２’もクリアすれば弾薬は無限になります。
Natla's Mines でも最初から武器全部持ってたりします。２と３は未確認。
Ⅳはクリアしようがシークレットを全コンブしようが無限にはなりません。
ステージ内のセーブクリスタルもありますので、数を５０以上にすることもできます。しかし次のステージに持ち越すことはできないので、はっきり言ってムダです。セーブクリスタルは初回プレイで物凄く我慢した分ガンガン使ってやりましょう。
ＭｅｄｉＰａｃｋは無限にはなりません。これを無限にすると、窒息死・凍死するところを全部ゴリ押し出来てしまいますので、「さすがにそれは無しよ」ってことらしいです。
全シークレットをコンブすると、ボーナスステージの「Ａｌｌ Ｈａｌｌｏｗｓ」をプレイできます。海外版(国際標準版)なので当たり前ですが、セーブはステージ内のクリスタルの数しかできません。
一度クリアすると、「Ａｌｌ Ｈａｌｌｏｗｓ」も５０個セ―プクリスタルが進呈されます。博物館のじっくり探索は２周目でどうぞ。
私は、根性無しなので全シークレットコンブは攻略サイトを頼りました。それでも取るのが難しいのが一杯ある。
いちばんもがき苦しんだシークレットはこれです。↓ Cathedral Key
なんだかよく分からないけど到達してしまうのに約１時間。なぜ到達できたかの検証に更に３０分。疑問が解決した時の気分爽快感は格別でした。「なるほどそういうことね」と。そこにあると解っててもこんなに苦労する。
でもこの苦労して手に入れる鍵(大聖堂の鍵)を使うところがないってのは、製作者さんどういうことよ？？
苦労したシークレットは他にも多数あります。例えば最初にバギーに乗る前のやつとか。でもそれは自分が技術的に未熟だから何度も死んでやり直すわけで、この大聖堂の鍵のように何でだろうと悩むことはなかったのです。
更にもうひとつ、エニックス（現・スクウェアエニックス）に文句がある！！
あれだけ手の込んだ日本向けバージョンがつくれるのであれば、なぜに海外版(国際標準版)のムービー部分の台詞に日本語字幕を入れてくれない？？せめてそれくらいはやってくれ！！職務怠慢だぞ。
なぜならムービーの会話にはゲーム攻略にとても重要な内容があるからだ。南の島の地図はなんとか分かったよ。でもロンドンの防腐剤はさっぱり分からんかった。苦労して取って戻ってきたのにどうすればいいか分からんかったんだぞ。アイテムが防腐剤って認識もなかったからな。
結局アイテム(防腐剤)使うところが分からず、ステージの前段部分をもう一回繰り返してやって、今度はワ・ザ・ト水場に落ちて先に進んだぞ。てかここ必ず即死するように設計してくれれば詰まってみんな博物館に行くのにね。途中にアイテム(ロケラン弾)置いてあるのも罪つくりだし。
防腐剤 ↓ Emberlming Fluid この日本語訳ももう少しなんとかならんかったか？
形状はどう見ても、ツタンカーメンの杖に見える。日本ではあまりエンバーミングの習慣がないから分からないのも仕方がなかったのかな？？直訳すると「ミイラつくり用溶液」が近いと思うけどいかがでしょう？
最後にトゥームレイダー３(海外版)の凄さをネットから拾って紹介しよう。
ララの冒険日誌 123 Plus！ http://homepage2.nifty.com/mars01/laprm/ より
初ＴＲながらに悟った事は、アクションと仕掛けの難度に、発見の喜びや達成感を得られないままゲームを終了すれば、作品の正しい評価は出来ないという事だ。
初体験作品だけに好きなこの『3』。中でもクリアに2ヶ月は要した、ロンドンが特にお薦めだ。ロンドン全レベルは、世界中のファンからTRシリーズ最難関！と評される事が多い。
※筆者より「このサイト↑はＴＲのファンサイトとして日本でもっともよくまとまっており情報も豊富で正確です。」
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ちょっと昔のゲームレビュー http://mukashi-game.com/action/tomb3.shtml より
トゥームレイダーシリーズは難易度が高いことで有名で、この3もその例外ではなかった。クリアしてみての最初の感想は、「難しかった！」だった。私は前2作もクリアしているが、それらより謎解きの難易度が上がっているように感じた。
ただし、難易度が高いほどコアなファンには喜ばれるだろうし、3は完成度はシリーズ中で最も高かったともいえる。海外版ではセーブできるところが限られ、敵の耐久力が倍くらいに設定されているのでかなり手強い。
結論を言うと、完成度が高く、いろいろな舞台で冒険を楽しめる点でトゥームレイダーシリーズの最高傑作といえる。
※筆者より「激しく同意です。」
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日本版と海外版があまりに違うことはウイキペディアでも別項目で特記してある。
PSのトゥームレイダー３ wikipedia.org/wiki/トゥームレイダー より
①敵の体力がおよそ倍。デザートイーグルの弾を節約するため、ピストルなどを状況に応じて使い分ける必要がある。強い敵ほど日本版との違いが際立ち、SOUTH PACIFIC ISLANDのティラノサウルスやANTARCTICAの敵は、体力が多くなり難度がさらにアップ。
※筆者より「この点は問題にはしません。ただ敵のＨＰが減ってるだけで、攻撃手段・攻撃の威力・敵の数に変更はないからです。ちなみに海外版のラスボスはデザートイーグルだと１０発撃ち込まなければフリーズしません。他の武器は試してないので分かりません。」
②クリスタルの効果が変化。取っても体力回復できず、しかも取った回数分しかセーブできない。入手できる数も少ない。どこでセーブするかを見定める必要があり、セーブと体力回復のできるステージクリアとの兼ね合いもあって、戦略性も求められる。
※筆者より 「『どこでもいつでもセーブ可能・但し回数限定』 というのはシリーズ中でもこの『３(海外版)』だけです。このゲームの大きな魅力のひとつです。それを根こそぎキャンセルしてしまったのは非常に残念でなりません。一個のクリスタルで三回セーブ可能にするとか色々工夫は出来たのではないだろうか？」
③アイテムが貴重品に。クリスタルで回復できない分メディパックが命綱。今まで走っていた場所を歩くようになる。セーブを頻繁に使う日本版と違って持ち物メニュー欄を使わないので、ルールが少し変わるだけでまるで別のゲームのように感じられる。
※筆者より「日本版のクリスタルでＨＰ全回復はとても違和感がありました。『ユニットバスのドアを開けたら天然温泉露天風呂だった』くらいの違和感です。サービス過剰にもほどがあります。私は日本版もプレイしましたが、クリスタルは避けて通りました。避けれん所は仕方なく通りました。また日本版ではＭＡＰ上に置いてあるクリスタルとメディパックが少々増してあります。」
「ＭＡＰそのものも違うところが少しあります。1点だけ許せない変更点がある。ANTARCTICA(１面)のバルブの図面が貼ってある場所だ。この変更によって、かなり手間をかけて侵入する部屋が全く無意味になってます。しかも入るためのアイテムをララ姐さんともあろう方がうっかり落としてしまいます。もう一箇所使う場所があるのに・・・。これ下手すれば相当詰まります。この演出をオールキャンセルしてしまったのは製作者に失礼でしょう。
手間かけて侵入する部屋が無意味なのは、かえって疑心暗鬼になりますし、ANTARCTICAまで到達できたプレイヤーならば、ここの謎解きも詰まりはしても突破できると思いますよ。よけいなローカライズです。」
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参考関連記事↓
Ｅｇｉ＿Ｓｈｕｎが「トゥームレイダース」について語る
http://ameblo.jp/egiihson/entry-11113957153.html
Ｅｇｉ＿Ｓｈｕｎが「トゥームレイダー２」について語る
http://ameblo.jp/egiihson/entry-11138989089.html