お薬の処方は、その方の状況や体調、体質によって異なります。
具体的な内容は、直接、診察してみないとわかりません。
ただ、多くのケースで、私たちはステロイド剤を処方しています。
ステロイド剤とは、免疫反応を抑制するように働くお薬です。
ステロイド剤は、アレルギー反応を抑えたり、
炎症を鎮めたりしますので、さまざまな病気に使用されます。
アトピー治療や喘息治療、肺炎、虫刺されなどです。
卵子提供で作製された受精卵を移植するときも、そのステロイド剤を使用します。
普通は、移植日周辺で1日合計16㎎のステロイドを4日間、服用していただきます。
ただし、個人差があります。ステロイドを処方できないケースもありますし
2週間近く服用していただいた方が良い人もいます。
受精卵は、自己卵子での受精卵も、
卵子提供での受精卵も、
身体の外から入ってくる受精卵を異物として認識し、排除することもあります。
身体が受精卵を異物として排除すれば、妊娠はしません。
事前の抗体検査で問題がなくても、移植時に身体が受精卵を異物として判断する可能性はあります。
ステロイドと聞き、拒絶反応をされる患者さまはいます。
当然、ステロイドには副作用があります。
長期間の服用は、リスクもあります。
1日合計16mgのステロイドは多すぎると考えられる方もいらっしゃいます。
卵子提供では、一回の移植での成功を目指しています。
どんな不妊治療でも短い期間で終わらせなければなりません。
明らかに、お身体やお子様に影響が出るお薬の処方は問題です。
そうでない限り、しっかりと不妊因子を出来る限り排除し、最高な状態で治療に望むべきだと考えています。
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