今日も東京都北区水曜日朝の健康太極拳の日だった。
今朝は32式まで2回くらい通して見て、転身の歩法を少し掘り下げて稽古した。
転身を使う機会は太極拳を稽古して20年以上経つがまあ、使った事ないくらい使わない歩法だ。正直言っていらんだろうくらいに考えている。套路に入っているので一応やるし、このくらいの身体操作が出来ないと、推手やるのにも困るだろうくらいの感じで、やってもらっている。
そうこうしているとMさんから太極拳の拳の握り方についての質問がやってきた。Mさんはほんの少しだけしつこい気質で、しつこ過ぎて一度、話をした事があるくらい。
そのMさんが太極拳の拳の握りってどうして握り込まないんでしょうか?とやや控えめに聴いてきた(;^_^A
Mさん的には”気”とかですか!?って感じのようですが。
太極拳が拳を握って前に出す動作は”気”とか関係ありませんよ。
拳の中心を軽く空けるのは、顔面パンチと浸透力を狙っているのです。
普通に顔面に直拳すると手を鍛えない太極拳は拳を怪我しやすいので、軽く握りクッションのようにする事で顔面を真っ直ぐに殴っても手の怪我をしにくいようにしているものと考えています。後は、浸透力を高めるこうがあるので、このような手形にしているものと考えます。
グローブ打撃と素手の打撃の違いに近いです。
グローブを着けた状態だと脳震盪を起こさせやすいが、素手だと当たった部位のみを怪我させるような感覚でしょう。
内家拳と呼ばれている拳法の手形はだいたい軽くにぎっている。
個人的には搬欄捶は補推の一種なので(カウンターパンチ)基本的には何処にでも打てた方が良いだろう。拳も軽く握る系でよいかと思う。太極拳の修行者でこの搬欄捶を使った事のある人間はほとんどいないだろう。私もそうであるし、先に書いた転身の歩法もそうであるように、現在の太極拳に必要なものとそうで無いものをそろそろ分けた方が良いように思う。
搬欄捶が使いやすいかどうかいう以前の問題でもあるしね。
東京は雪で大変だわ。
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