家の近くの川沿いが桜の名所で川沿いにそって数キロ桜がきれいに
毎年咲くので家族でお散歩がてらお花見をしに行った。
散り落ちる桜は少なく満開で風のない時に行ったせいかしっかりと
花が咲き今年も来たか～的な過ぎていく時の流れや子供の成長、そして自分の年齢が
積み重なって行く郷愁的な感情を楽しみながら歩いてきた。
別段道すがら何があるわけでもなく出店もない桜並木の川沿いを延々と歩くのだ。
私にとっては退屈な道のりで道すがら写真を撮りながら歩くわけだがあいにくの曇り空で
中々良い写真がもらえなかった。
つくづく写真と言うものは難しいものだと思わされる。
一眼レフをもってから20年以上立ち、ある時はプロの写真家的な先生の横で露出なんか
計っていたりしたこともあったがどうも上手くならなかった。
その時はその仕事をしている間中、絵を描きたいと考えていて少々写真を馬鹿にしていたりした。
「写真なんか機械がよければだれでもいい写真が撮れる」そう思っていたわけだが…
ついぞ最近思い知らされた。偶然かなりいい写真を撮ったこともあったが、光や反射などを
考えて撮り始めたのはつい十年くらい前か。
いくらいい師匠の元にいても意識がダメなら良いものは学べないんだなーと再考した。
逆もありきでダメな師匠の元にいればよい意識を持っても何も学べない。
難しいものである。
ぼけっとそのような事を考えながらシャッターを乱射していたらSDカードがすぐいっぱいになって
しまった。この場で編集とかめんどくさいのでセブンイレブンで４GのSDカード買って間に合わせた。
もったいない限り。
川の終点のJRの駅についた、駅の目の前に神社があって神社の階段の下にはノラ猫が多く住んでいて
、エサをあげる人や一緒に写真を撮る人ねこに対する思いも色々だなと思ったが、私は猫の身体能力に
いつも感心している。仲の良いねことじゃれ合ったことがあったが足を引っかけたり、投げをうつったりが
ほとんど効かないのだ。柔らかく吸収されてしまう。そしてパンチが早い。化勁が効かない。
ちなみに犬にはいろんな技が有効でした。自分家の犬とじゃれ合っていた時はいわゆる”合気”的な
技や”引進”的な技術が比較的かかりやすかったので投げも容易で、最終的には家の犬には投げの
動作をすると犬が一回転してくれるという。怪しい気功の子弟関係のような現象まで起きていた始末でした。
私は猫を観ると身体能力の秘密を探るべくマジマジと観るのですが子供は必死に話しかけ、嫁は
猫にそばに寄らないでと願う等。それぞれの思いが違いそれはそれで楽しいねこ見学でした。
桜に関してももちろん綺麗だとは思うのですが、異様にテンションが上がると言う事もなく。
良い写真が撮れたらとか子供が枝を折らないかとか…桜を触って散らしてしまわないかとか
そういう俗物的な感情が支配していくだけで、その総合した行為が楽しいかと言うと、
「非常に楽しかったように思います。」
帰りは駅前で昼食を食べ。
池袋に少し買い物に行き。子供がダルそうだったので帰宅した。
私のお花見って何なんだろうな…こう自分の思いなども書いていくと自分がいかに
面白みのない人間かよくわかります。
中国伝統武術 掌友会
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江口 博
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