●裏切り行為の多い、不誠実で、嘘ばかりつく夫との婚姻関係について調べて下さい ブログ鑑定(2)
こんにちは、坂井快衣、けいです。
前回のつづきです。
裏切り行為の多い、不誠実で、嘘ばかりつく夫との婚姻関係について調べて下さい ブログ鑑定(1)
前回では、40代既婚女性【ありちゃん】の命式の傾向をお伝えしました。
もしまだ(1)をご覧いただいていない方は、ぜひのリンクから、ご覧いただいた後、改めてこちらに戻ってきていただけたらと思います。
今回は、悩みの元である、ありちゃん夫の命式を解説したいと思います。
3.ありちゃん夫の命式を読み解く
夫さんの命式で特徴的なのは、まず、日柱が【丁亥】の暗合異常干支であることです。
日柱【丁亥】男性の場合、地支【亥】の特性である、深い探究心が現れ、理屈っぽく理詰めの考え方を押し通す傾向があり、利害損得関係なく、自分の思うままの自論を展開します。
そして実際に興味の赴くままではありますが、探究心がハンパない。
日柱十二運星【胎】は、受胎の時代であり、正悪の判断をするという考えがなく、人と歩調を合わせることもなく、ユニークで自由な発想をする心の在り様を表します。
基本的に、世間体や、一般的に常識的なことを守ろうとする性情は、彼にありませんし、そもそも裏切りや、嘘という概念もありません。
もちろん、知識としては理解していますが、彼の言動は、全て本当のことか、本能による自己防衛のための、その場しのぎの嘘になります。
それは、子どもがお母さんに叱られると思って、とっさにつく嘘と同様です。
以前、どなたかのブログ鑑定でも書いたことがあると思いますが、日柱【丁亥】は、蔵干内部に【壬】【甲】があり、この日柱だけで日干【丁】は、蔵干内部の【壬】と自在に暗合します。
日干と日支が暗合するということは、配偶者の存在で、無意識に心が変化させられる人であり、配偶者との一体感や、影響力が強く、そう簡単に別れることはしません。
ただ、この日柱蔵干の【甲の印綬】は、年柱天干や月柱天干の【己の食神】と暗合しますので、日柱蔵干に該当する配偶者(=ありちゃん)は
年柱天干の彼の父親、月柱天干の子どもと【情】で強く結びつき、大きくストレスを感じてしまいます(甲木→剋→戊土)。
恐らく、父親(=ありちゃんの舅)も、ご自身のお子さんも、妻(=ありちゃん)から見ると自由人であり、常識人の妻は、舅やお子さんの自由度に制御されてしまうことに疲れてしまい、つい感情的(干合後の戊土は傷官)になるのです。
また、この位置に【印綬】があると、夫さんは、妻に理屈で言い負かされてしまう人となり、妻には、母親(妻には姑の関係)とぶつかり合う人を引き寄せることになります。
しかも、月柱と日柱には【対冲】があることでも、夫の家系と妻が些細なことで衝突し、折り合いが悪くなる。
そのため、夫さんは配偶者を持つと、家系とのトラブルで精神的なダメージがつくことを恐れ、行動が用心深くなる人、という宿命を負っている人なのです。
ただし、夫さんにとっては、自分以外の人達が、自動的に各々ぶつかり合う訳であり、その環境の中、自分の役割を淡々とこなすことで、自分は直接傷つかなくて済むというメリットがあります。
夫さんは、配偶者である、ありちゃんに責められたり、怒られたりすることは大変かもしれません。
しかし、家系のわずらわしさは配偶者にお任せし、上手く家系の恩恵(=財産や先祖の応援)を利用し、自分の存在価値を高めることに成功しているのです。
次に、外の世界(仕事に関わる人や友人など)での夫さんは、自分の世界の範囲内で、人に優しく接し、朗らかな人柄を若干控え目に出しながら、人の面倒を良く見る人です。
しかし、その優しさが不器用だったり、言動が常識を逸脱しがちで、ご自身が好意を寄せる相手からは、違和感を持たれてしまう傾向があります。
夫さんは、心惹かれる人に対しては、気持ちが大きく膨らみ、ご自身独自の美意識の世界に浸り込んでしまうのです・・・これは、年柱と月柱の大半会による影響であり、行動が大半会した【金性の財星】の影響を表します。
天干には2つの【食神】があり、地支は【金性の財星】がそれぞれ、大きく膨らむ
それは【食神】が遊び、自然体、欲望を象徴するのと同時に、【財星】は、男性にとって正妻や愛人を表すことで、おのずと、彼が不倫体質だということが分かるのです。
で、普通の人ならここで、大人の常識というストッパーが働く訳ですが、彼にはそれがない。
すると、中庸で自然体をつかさどる【食神】が【まっ、仕方ないんじゃね?本能なんだから、これは。】と冷静に分析しちゃうんですよ。
↑の図は、夫さんの命式の変通星を方角に置き換えたものです。
この図を見ても、中心星の【庚の正財】は、北を表す親や目上、南を表す子どもや後輩などから生じられ、ストレスが全くありません。
しかし、東を表す外側の世界の人(職場の人、友人、恋人や愛人含む)とは、対等意識で結びついています。
偏財だから、誰彼構わず、とりあえず親切にしているけれども、付き合いの中で少しでも自尊心を傷つけられたり、自分の範疇外のトラブルにまでは関与しない薄情さを内包しています。
そして、西を表す内側の世界の人(主に配偶者)を、自ら尅しにいっていますから、この人と結婚してしまうと、妻側が一方的に嫌なことを押し付けられてしまう関係になります。
特にこの【庚】と【甲】の関係は、現象として強く現れやすく、切れ味の良いナタ(庚)が、ズバン!と樹木(甲)を切り倒し、自身(丁)の燃料にしちゃうのです。
次に、上記にも書きましたが、日柱【丁亥】は【暗合異常干支】です。
で、日干【丁】は、配偶者【壬】の影響で【乙木】に五行変化するとお伝えしました。
そこで、五行変化した後の変通星の状態を、再び方角で表してみたいと思います。
すると・・・なんということでしょう!
命式内が男性性を強化する【官星】と、女性を表す【財星】オンリーになってしまいます。
しかも、働き盛りの十二運星は【帝旺→沐浴】に変化します。
【沐浴】は【偏財】と結びつくと【色相】と呼ばれ、そういった色恋事の誘惑が増えてくる。
以上を踏まえると、この夫さんは、結婚することで、無用なトラブルは回避でき、自分は精神的にラクできる
妻にいくら怒られても、変幻自在に自分の心の在り様を変化させられるし、そこに苦痛はない(乙木→生→丁火)
妻と感情で強く結びつくと、より、男女の関係を加速させてしまう
そして、こんなラクな立ち位置を維持するために、離婚なんてしない!
という、配偶者の存在があることによって、自己の立場を強固させストレスフリーになるという、なかなか特殊な命式を持っていらっしゃる人だということになります。
小さな子どもがそうするように、悪気なく無意識に妻を犠牲にしちゃうんですねー
・・・・で。
ブログ(1)にも書かせていただきましたが、ありちゃん自身を表す日干って何だったか覚えていますか?
答え・・・【壬水】
夫さんの日干は【丁火】なので、ありちゃんの存在は、自然体でこの、夫さんの【暗合異常干支】を強化している存在になっているのです。
<(3)につづく>
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