先日、ヨーロッパのサッカー界で驚くようなことがあったようです。
スペイン代表の監督経験まである著名な監督が、自らが率いるロシアのクラブチームのトレーニング計画について、そのすべてを「チャットGPT」任せにしていたということ、それによって選手のトレーニング計画が「28時間睡眠なし」という、にわかには信じ難いデタラメな結果を導き出していたとのことでした。これを知ったチーム幹部は即座にこの監督を解任したそうですが、著名な監督でさえ「AI頼り」な思考になってしまうとは、かなり衝撃でした。
ただし、この報道の「信憑性」についてはやや「眉唾モノ」のようで、当の監督自身は練習や戦術の計画にAIを度々利用していたことは認めたものの、記事にあるようなエキセントリックな練習計画などは断じて立案・実行はしていないとのこと、そりゃそうです、プロスポーツ選手に睡眠さえ与えない練習計画など、文字通り「狂気の沙汰」なのですから(笑)。マスメディアの商業主義と欺瞞性に騙されることなく、「健全な疑問と批判精神」は常に持ち合わせていたいものです。
上掲の記事が「すべて事実」かどうかは別として、プロスポーツ界のみならず、すべてのビジネスにおいてAIの技術の重要性はますます高まっていることだけは確かです。かく言う私自身も、スマホのカメラで問題文を読み込み、ものの数秒でたちどころに解答と解説が表示されるシステムについては、時折利用させて頂き、大いに参考にさせてもらっています。
その「精度」もかなり上がってきてはいるのですが、それでも時折「実におかしな」回答をする場合があり、現状においては最終的な「人間によるチェック」は欠かせないと感じています。
そもそも「機械」というものは、人間の生活を便利に、豊かにするものであるはずで、「人間の意志」を代行する存在ではありませんし、機械が人間の意志を代行するような社会など、想像しただけでも恐ろしいことです。「機械」は「使うもの」であり、決して「使われるもの」ではないことを、我々は肝に銘じるべきでしょう。
「最も効率的に帰宅できるルートを探索して!」とAIに依頼すれば、きっと最短時間で、かつ省燃費なルートを即座に提供してくれるでしょう。けれども、「最短ルート」など辿らなくとも、冬は澄み切った空の満天の星を眺めながら、春は満開の桜を愛でながら、夏は心地よい夜風に当たりながら、秋は真っ赤に染まった紅葉を眺めながら「寄り道」して時間を「浪費」することが、「ミスだらけ」の人間にとって数値だけでは測りきれない「効用」だと、私は考えているのです。
ですから、塾生の皆さんは「宿題」を「チャッピー」に聞いてやってきてはダメですよ!(笑)。試験会場まで「チャッピー」を連れていくことはできないのですから(笑)。
頑張りましょう!








