蒸気機関車が第一線を離れた後も人気を集めている。私は小学生時代に函館本線で蒸気機関車が牽引する列車に何回も乗った。特急や急行はディーゼルカーが使われていたが、各駅停車は本当の意味の「汽車」だった。トンネルに入ると煙が車内に入って来るので、夏でも乗客はトンネルに入る前に窓を閉めた。
乗客より、機関車に乗って石炭をボイラーに投入したり運転をやっている乗務員の方が辛かったと思う。
中学生時代に鉄道雑誌で読んだのだが、アメリカでは「キャブ・イン・フロント」という蒸気機関車があったそうだ。キャブは運転台のことだ。蒸気機関車の前後を反対にして、運転台を前に、煙突を後にして、乗務員が煙の害を受けないようにした。アメリカらしい合理的な発想だと思って感心した。