ある年の大晦日に民放番組を観ていた。ポルターガイスト現象をテーマにした番組だった。
ポルターガイスト現象とは、人が手を触れていないのに、物体の移動、物をたたく音の発生、発光、発火などが繰り返し起こるとされる、通常では説明のつかない異常現象を指す。
番組の中で、夜間に防犯カメラが撮影した映像を紹介した。暗闇の中で、光を点滅する物体が移動していた。笑ってしまった。防犯カメラの録画には「タイムラプスビデオ」というコマを飛ばして長時間録画をする機器を使う。120分のテープで最長1,000時間弱の録画ができる。120分毎にテープを交換したら、たまったものでない。
コマを飛ばして録画しているのだから、光が点滅するのは当然だ。懐中電灯を持った人が暗闇の中を移動したら、番組が放映した映像になる。
放送局や番組制作会社の人達が、タイムラプスビデオを知らなかったとは思えない。視聴者を騙す番組を放映したものと思う。