読書の秋ですね。
先月読了の本。
『 契り橋 あきない世傳 金と銀 特別巻上 』 髙田郁

目次:
第一話 風を抱く
第二話 はた結び
第三話 白代の過客(はくたいのかかく)
第四話 契り橋(ちぎりばし)
巻末付録 治兵衛のあきない講座
シリーズを彩ったさまざまな登場人物たちのうち、四人を各編の主役に据えた短編集。
五鈴屋を出奔した惣次が、如何にして井筒屋三代目保晴となったのかを描いた「風を抱く」。
生真面目な佐助の、恋の今昔に纏わる「はた結び」。
老いを自覚し、どう生きるか悩むお竹の「百代の過客」。
あのひとに対する、賢輔の長きに亘る秘めた想いの行方を描く「契り橋」。
商い一筋、ひたむきに懸命に生きてきたひとびとの、切なくとも幸せに至る物語の開幕。
まずは上巻の登場です!
* 早く下巻も読みたい!!
そして12月からスタートする小芝風花主演の「あきない世傳 金と銀」のドラマも楽しみです!!
『 異邦人(いりびと) 』 原田マハ

目次:
1 うつろい
2 青葉萌ゆ
3 火照る夜
4 山鳩の壁
5 葵のあと
6 花腐す雨
7 無言のふたり
8 寄るさざ波
9 秘密
10 睡蓮
11 屛風祭
12 宵山
13 巡行
14 川床
15 送り火
16 蛍
17 残暑
18 焔
19 魔物
20 落涙
21 夕闇
22 紅葉散る
23 氷雨
解説 大森望
篁一輝は、たかむら画廊で専務を務めている。
一輝と結婚した菜穂は、有吉美術館で副館長を務めている。
出産を控えた身である菜穂は、一輝とともに住んでいる東京都のマンションを離れ、京都府にあるホテルに、しばらくの間、仮住まいしていた。
鬱々とした気分を払拭することを目的として、ある老舗の画廊を訪問した菜穂は、応接室に掛けられている1枚の絵画を一目見て、心を奪われる。
画廊の奥で、強い磁力を放つその絵を描いたのは、まだ無名の若き女性画家。
深く、冷たい瞳を持つ彼女は、声を失くしていた。
一枚の絵が、ふたりの止まった時間を動かし始める。
京都の移ろう四季を背景に描かれる、若き画家の才能をめぐる人々の「業」。
『 やさしい猫 』 中島京子

目次:
一 カレーとミルクティー
二 やさしい猫
三 将を射んと欲すれば馬を
四 三回目のプロポーズ
五 疑惑
六 ハピネス
七 菩提樹の木の上で
八 審判
九 大仏
十 ハムスター先生
十一 東京ディズニーシー
十二 国境
十三 ほんとに残酷な現実
十四 反撃
十五 大仏を見上げる
十六 バーの中で
十七 きみの名前は
* 入管・在留資格・難民などの言葉はもちろん知っていますが、特に興味はありませんでした。
でも、本書を読んで日本人として少し恥ずかしくなりました。
もちろん全ての外国人の残留を無条件に受け入れることは難しいと思いますが、まずは入管の収容施設での待遇改善、そして早急に法改正も必要なのではと思いました。
日本の人口は減少傾向、この先外国人の人手に頼ることも多くなりそうです。
ウィシュマさんのように人命が失われてからでは遅いですよね。
『 家族じまい 』 桜木紫乃

目次:
第一章 智代
第二章 陽紅
第三章 乃理
第四章 紀和
第五章 登美子
子育てに一区切りついた智代のもとに、突然かかってきた妹・乃理からの電話。
「ママがね、ぼけちゃったみたいなんだよ」
新しい商売に手を出しては借金を重ね、家族を振り回してきた横暴な父と、そんな夫に苦労しながらも共に歳を重ね、今は記憶を失くしつつある母。
関わり薄くいられたのも、お互いの健康あればこそだった。
長男長女、墓守、責任という言葉に距離を置いてきた日々。
妹は二世帯同居を考えているようだ。
親孝行に名を借りた無意識の打算はないか。
親の老いに直面して戸惑う姉妹と、さまざまに交差する人々。
夫婦、親子、姉妹……家族はいったい、いつまで家族なのだろう。
北海道を舞台に、家族に正面から向き合った五編からなる連作短編集です。
* 義母の介護をしている私、実母の介護は弟に任せきりの私。
介護はきれいごとだけでは立ち行かず、先が読めないのがもどかしい!!
自分は息子に面倒をかけずにポックリ逝きたいと願うばかりです。
『 誰に似たのか 筆墨問屋 白井屋の人々 』 中島要

(本の写真を撮らずに図書館に返却してしまい、お写真はお借りしました。)
目次:
第一話 誰に似たのか 三代目長女 お秀
第二話 誰のおかげで 三代目妻 お清
第三話 誰がために 四代目主人 太一郎
第四話 誰でもいい 四代目妻 お真紀
第五話 誰にも言えない 四代目長男 一之助
第六話 誰にも負けない お秀の長女 お美代
隠居した老母の恋に振り回される兄妹、跡取り息子の教育に悩む大店の主人、実家の隠し子騒動に苛立つ嫁……。
女の幸せは、男次第、金次第なのか?
江戸の商家を舞台に、一筋縄ではいかぬ家族の絆と情愛を描いた痛快時代小説。
『 ひとり旅日和 福招き! 』 秋川滝美

目次:
第一話 長野 更科蕎麦とモンブラン
第二話 名古屋 きしめんとあんかけスパ
第三話 東京お土産宴会 手羽先とフルーツタルト
第四話 高知・愛媛 鰹のたたきと鯛飯
第五話 宮崎・鹿児島 鹿児島ラーメンとかき氷
温泉、プラネタリウム、神社仏閣、水族館! 絶景に心を奪われる!!
日和は会社の社長のすすめで行ったひとり旅にはまり、 東京~長野~名古屋の「一筆書きの旅」に出るまで成長した。
旅を重ねるごとに自信が付き、仕事にも恋にもいい影響をもたらしている。
しかしある日突然、旅欲がなくなってしまった。
これまで純粋に楽しんできたつもりが、 現実から「逃げるため」に旅をしていたのかもしれない、 と落ち込んでしまう。
日和は悩みながらも、高知、愛媛、宮崎、鹿児島へ向かうが――。