よく行く渋谷にある酒場で女将さんのご親族の
お墓が九品仏浄真寺にある、という話を伺って
以前行ったなぁと思い3月下旬 10年ぶりに再訪
してみました。
とても良いお天気でした。
東急大井町線・九品仏駅で下車し商店街から
浄真寺参道を進みました。
参道の石柱傍に「九品仏参道界隈」の碑と地図
があります。
お地蔵様が立っておられる参道を進むと総門。
手前には掲示板と「創建の由来」が記された説明
板があります。
歴史 縁起
「九品仏」の名で親しまれております当山の正式
名称は「九品山唯在念佛院淨眞寺」と号し、
浄土宗に属する寺院でございます。
開山は江戸時代初期の高僧「珂碩上人」で、
四代将軍徳川家綱公の治世延宝六年(1678)
に奥沢城跡であったこの地を賜り、浄土宗所依
の経典「観無量寿経」の説相によって諸堂宇を
配置し、九躰(九品)の阿弥陀佛像を安置し創建
されました。
諸堂宇は「江戸名所図絵」(1836発行)に描かれ
ている配置とほとんど変わりなく現在に至ってお
ります。
〔参考:「九品仏浄真寺 HP」より〕
10年前と異なり、立派なホームページができて
います。
総門をくぐります。
広い境内の至る所にお地蔵様。
境内
境内には古木が多く、カヤの大木は樹齢700年
以上、イチョウは樹齢300年ともいわれており、
また周囲の土手はこの地がかつて奥沢城であっ
た名残で、鎌倉期における築城学上「土塁」の
形態を示すものとして貴重な資料であります。
参道・総門・閻魔堂・山門(仁王門)・鐘楼・
開山堂・観音堂・龍護殿(本堂)・三仏堂・
書院・食堂等いわゆる七堂伽藍の完備した
僧房として数少ない寺院であります。
また、寺域全体が極楽浄土の様相に形どられ、
弥陀三六の願いに即して、境内3万6千坪、
三仏堂各堂の丸柱が三十六本柱、更に上品堂
と龍護殿の間が三十六間というように、細部に
わたって往生にちなんだ数字があてはめられて
おり、九品仏へ参拝結縁したならば、往生浄土
の信心を得ることが出来るという願いが込めら
れております。
〔参考:「九品仏浄真寺 HP」より〕
左側に閻魔堂が見えました。
車でお越しの方は駐車場のある東門から入れ
ます。
長期間の大修繕事業が行われているようです。
仏像造立より三百年余り、初めての大修繕事業
となります。
このご縁に広く皆様よりの勧進(ご寄付)をお願
いしております。
〔参考:「九品仏浄真寺 HP」より〕
これだけ大規模なお寺ですからかなり費用を要す
るでしょうね。