こんにちは、才能心理学協会の北端康良です。
今日は、昨日の記事でお伝えした「インサイド・アウト・メソッド」について、具体的な例を挙げてみようと思います。
2010年12月、伊達直人(TVアニメ『タイガーマスク』の主人公名)を名乗る人物から、児童相談所にランドセルが届き、それをきっかけに、さまざまな贈り物が届けられる「善意の輪」が日本中に広がりました。
顧問先の企業でこのニュースを「どう感じますか?」と聞くと、興味深い答えが。
①隠れた努力をするのがカッコいい
②世知辛い世の中で心温まる話
③そんなに喜ばれるなら、小学校に協力してもらって、三学期が終わった時に使わなくなったランドセルを集めればいい
これが彼らのインサイド「感情や思考」です。
同じ出来事を見ても、感じること、考えることは人によって違います。
それは「能力の源泉」が異なるからです。
では、仮にこの3人が銀行に勤めているとしたら、彼らは「能力の源泉」をどのように「インサイド・アウト」するでしょうか。
①の人は、努力や苦労を表に出さず着実に結果を出していくでしょう。
②の人は、信用や担能力が不足しているクライアントへのケアを熱心にしているかもしれません。
③の人は、集客や融資に関する「効率的な仕組み」を考えだすでしょう。
それぞれに彼らは、プライベートでも仕事でも、普段からそうした発想法を自然にしているのです。
大切なのは
「情熱と行動力を引き出すには自分にあった方法を知ること」
あなたならどう感じ、何を考えるでしょうか?