A案、B案、どちらの問題解決法がいいですか? | 才能プロファイラー北端康良 オフィシャルブログ〜才能とお金と幸福の話〜

才能プロファイラー北端康良 オフィシャルブログ〜才能とお金と幸福の話〜

才能プロファイラー北端康良による才能とお金と幸福の話。

問題解決には2つの方法があります。


A案:問題解決のために解決すること。
B案:問題を強みに変える解決法を取ること。


あなたは、A案、B案と、どっちがいいですか?


社員教育に悩んでいる印刷会社があったそうです。会社の社長は随分と悩み、何とか問題を解決。すると、彼の会社に来るお客さんが、「どうして、社員がこんなにもイキイキと働いているの?」と聞かれたそうです。

そこで、自分自身の経験を話すと、「ぜひ、うちの社員にも聞かせて欲しい」と言われ、それが研修ビジネスにつながりました。


マネジメントツールを提供する「サイボウズ」の製品の1つにメールワイズという商品があります。もともと社内で顧客のメール対象に困っていて、自社開発した商品。自分と同じ問題を抱える顧客がいると未来を見据えた時に、ビジネスチャンスに転換できたのでしょう。



サンマークさんから出版された『心を上手に透視する方法』に、こんな事例が紹介されています。
心を上手に透視する方法/トルステン・ハーフェナー

¥1,575
Amazon.co.jp



調査の対象になった人たちは、「新聞に載っている写真の枚数を数えるように」と言われた。その後、ワイズマンは被験者に、写真が何枚載っていたかを尋ねた。しかし、被験者には知らされていないもっと重要なことがあったのだ。

その紙面の中央に、ワイズマンはある文章を「隠して」おいた。その文章とは、紙面の半分くらいの大きさで「実験の担当者にこの記事を見たと言えば、あなたは百ポンドを獲得します」と書かれていたのだ。

自分には運がないと思っている被験者たちは写真を数えるのに一生懸命になり、その文章に気づかなかった。一方で運がいい人たちはリラックスしており、もっと全体を見渡すことができ、ほぼ全員が百ポンドを手にした


ポイントは、「リラックス」。


人は目の前の問題に悪戦苦闘し、イライラしてしまうと、視野が狭くなります。そして、問題の向こう側に隠れているチャンスが見えなくなる。ビジネスでもプライベートでも同じです。


感情と付き合う力によって、A案に行きつくのか、B案に行きつくのか。大きな影響を受けるのです。