こういう話は、ヴィトゲンシュタインが得意だったようですが、
とりわけ中国という国は、春秋戦国時代に遡るまでもなく、
いくつもの民族・部族の集合体です。
満州、清朝の時代をちょっと調べても明々白々。
現代でも分かりやすいいのは「都市」の独立性です。
特に、上海と北京は、上海語と北京語では、通じ合えないというくらい
違いを際立てていた時期があるし、
もちろん上海語と北京語の違いは歴然としています。
都市・上海は、首都・北京に対して、物申すことが多い、多かった。
最近、あまり上海が北京に対して咆哮したという話は聞きませんが、
なんにせよ、国家・中国は、単純に「中国人」の国ではない。
香港で尖閣上陸をして返された「活動家」を約300人が出迎えたそうですが、
いったいどこの、どんな「中国人」なんでしょうか。
世論は実際には、一枚岩ではないはず。
「宣伝会議」翻訳・自動翻訳の株式会社クロスランゲージさんが主催して9月12日に開催される「ソーシャルメディア プロモーションセミナー」には、上海から二人のブロガーが招かれるそうです。
経済的格差というだけではない、
まったく別の世界が、多彩に展開しているのが中国大陸である、
そういう感覚をたやさずに持っておくことは、重要なことだと思われます。、