「占い」について(1) | 編集機関EditorialEngineの和風良哲的ネタ帖:ProScriptForEditorialWorks
6位 双子座

★今日の運勢
これまでとはまったく違った方向へ進みたいという気持ちが強まる日です。また、あなたの意志に関わらず、方向転換せざるを得ない場合もありそう。自分がやるべきこと、進むべき道を再考する良い機会となります。

★今日のラッキーワード
入浴剤



マドモワゼル朱鷺さんの占星術の本を企画・編集したことがあります。残念ながら、諸事情あって、この本は出版には至りませんでしたが、このとき相当、アスペクト・リーディングなど彼女から教わりました。


それと、ご存じのかたも多いかと思いますが、「筋トレ」の石井ゆかりさん とは、わたしが「女バタイユ」と呼んで一目おく占星術家で、もう十数年来のメル友です。


明日、「お金を拾う」とか「絶世の美女と恋に落ちる」とか(爆)、そういういわゆる予知予言に期待するものはありませんが、タロットも含め「リーディング(読むこと)」には、相当はまっています^^


だいたいが後付けの話になることが多いのが「占い」です。あの大事件は、こういう星の配置だったので、起こるべくして起きたとか、これ意味ないです。どうせなら、予防に役立ってほしいものですが、そういう貢献をした占いにはお目にかかったことはありません。


しかし、リーディングは重要なのです。


それは、普通に私たちが、これから何をどう進めるかという思考を巡らせるときと、まったく同じ思考のかたちをしているから。


そうです、「考える」ことの一環だからです。リーディングは。


当たるかはずれるかは、問題じゃないのです。


意思決定の参照系の一つに、占星術なら星の位置関係を取り入れるというだけのことです。


決定論ではないのです。


多くの占いへの偏見は、ここに起因しています。


一部の占い師の仕事の仕方にも原因はあると思いますが、リーディングは思考の一部なのです。


で、上のアメブロさん提供の「今日の占い」は、まあごく一般的な雑誌などでもお馴染みの占いの一つ。


リーディングを知っていると、なぜ今日の双子座が、ああなのかが、わかって来ます。


同じリーディングでも、読む人によって実は違う「今日」になったりもします。


「解釈」というものが働くからです。


「新しいこと」とあるのは、天体のうち「月」の影響からの一つの解釈。


あとは、今月「太陽」が何座に位置しているか、で内容が出来上がっています。


細かくは、星と星の関係を角度で見て、どんな影響があるかを解釈します。アスペクトリーディングは一種の幾何学でもあります。


その意味では、こういう「今日の占い」は、ごくごく単純な作られ方をしていて、かりに一億の人のうちの12分の一が5月下旬から6月下旬の生まれとして、約1000万人の人全てに当てはまるかと言えば、答えは言わなくてもわかります^^;


変数がたった二つですから、精度は望めないわけです。


ただ、各自が現在のコンディションにあてはめて、「解釈」を加えることで、それなりの指針を得たりすることはできるわけです。


ここには、「読書」とまったく同じことが起きています


ようは使い方次第です。



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