「松宮書店」“勝手に応援キャンペーン”の威力 | 編集機関EditorialEngineの和風良哲的ネタ帖:ProScriptForEditorialWorks

現在(12月27日午後1時半現在)、アマゾンの「本のベストセラー」ベスト5のうち、2つは、 『A6ノートで思考を地図化しなさい』の著者、松宮義仁氏が、氏のブログなどで展開した、


「アマゾン勝手に応援キャンペーン」の力が、何パーセントかは関与しての成果になっています。


氏は、このキャンペーンで一人で、キャンペーン対象の本を、たった2日ほどで、100冊以上を売る!パワーを持っています。一日平均50冊です!(貢献度10~20%)


ウェブ・マーケティングのプロフェッショナルとして氏の技量を垣間見せる”事件”です。


『A6ノートで思考を地図化しなさい』も11月25日に(発売から3日後)アマゾン1位を獲得していることは御存知の方も多いことと思います。


しかし、「松宮書店」の真の威力が発揮されるのは、ここからです。


「ここから」というのは、アマゾン1位獲得後、ということ。


アマゾン1位は、価値ある本を世に送り出す一つの手法、


それもごく初期段階でのそれであって、すべてではないことを、


ウェブ・マーケティングのプロだからこそ、良くわかっているのです。


松宮さんは、毎日のように、リアル本屋さんを歩いています。


フロアーマネージャーや、店長さんに挨拶し、

手書きの直筆ポップを、その場で書いて設置して、

お店の販売促進に協力、

本屋さんと、ウィンウィンの関係を築く努力を怠っていません。


編集機関のシンプルマップ的ネタ帖:ProScript for Editorial Works-リブロ吉祥寺店1218


写真は、先々週金曜日に訪問した、リブロ吉祥寺店さんのエンド台です。店長さんが出て来てくださり、直筆ポップを設置させていただいています。


ポップの台紙は、持参の紙がちょっと薄かったので(笑)、店長さんがわざわざ用意してくださいました。


本の売上げ、評価の正念場は、リアル書店です。


このことは、今も昔も、そしてこれからも変わることはありません。


ネットとリアルの相乗効果、融合も大事ですが、


そもそもリアルで通用する技術を持たないかぎり、市場を切り拓いていくことなどできません。


これが、わかっているネットマーケター、

分かっていてかつ実践できているネットマーケターは、案外少ない。


松宮氏は、もちろんわかっている人です。


このへん、本編よりも人気があったりする(爆)と噂の


『A6ノートで思考を地図化しなさい』のあとがき「終わりから始まる」を


読まれると、納得されるはずです。


ともあれ、「松宮書店」の「勝手に応援キャンペーン」は、2009年には、新しいセールスプロモーションのビジネスモデルとして、事業化されるかもしれませんね(笑)。


重点は松宮「空中戦」、エンジン「地上戦」ですが、


肝は、二つのクロスオーバーです。


追記:


リブロ吉祥寺さんにおじゃましたのと同じ日、


啓文堂吉祥寺店さんでは、多面置き展開をして頂いていました。


編集機関のシンプルマップ的ネタ帖:ProScript for Editorial Works-啓文堂吉祥寺店1218


写真がボケボケなのは、あまり感動し過ぎて、


手振れ補正が間に合わないくらい振るえてしまったせいです^^;


本当に、ありがとうございます!