「棚師」とシンプルマッピング | 編集機関EditorialEngineの和風良哲的ネタ帖:ProScriptForEditorialWorks

この写真、ある大型書店で撮影させてもらった棚の写真です。





『A6ノートで思考を地図化しなさい』の真上に配置された、
原尻 淳一 (著) 『READING HACKS!―読書ハック! 超アウトプット生産のための「読む」技術と習慣』(東洋経済新報社)は、今年10月に出た本です。
アマゾン本のベストセラーでは現在、1,069位です。


そして、茂木健一郎氏訳『「脳にいいこと」だけをやりなさい! 』は、三笠書房から11月7日に刊行されています。現在、アマゾン本のベストセラーでは現在、65位。

この本、初速から猛烈にダッシュかけてる本です。
売り場面積の広い大手書店では、発売と同時に100冊単位で入荷しています。


『A6ノートで思考を地図化しなさい』は現在、アマゾン4位。

リアル書店でも、好調な滑り出し。発売からまだ3日しかたっていませんが、
補充追加注文が、20から30冊前後の単位で、出始めています。


以上は、棚の柱として配置された3点の本の、売れ行き情報ですが、

ご覧いただきたいのは、棚の本の配置です。


大きな道に面した、メインカウンターのまん前にある
ビジネス新刊書の棚に、写真のように配置してあります。


それぞれ、本の束(つか)にもよりますが、面付けで10冊は収まる棚です。

少し前までは、「平積み」されてる本が、売れ筋のように思われていましたが、最近では、こうした棚に面付けで置かれた本から、ロングセラーが生まれることも多くなっているようです。


この本屋さんには「棚師」さんがいますね(笑)。


なぜ、こういう1、2、3の順に並べられているのか?

そして、その隣にどんな本が、「棚さし」になっているか?

これを「読む」のも、エンジンの本屋さんでの楽しみの一つです^^


もう一つ、棚の写真をご覧ください。



座標軸

左の棚に、細谷功(著)『地頭力』が棚さしになってます。

『A6ノートで思考を地図化しなさい』シンプルマッピングでも、
この「地頭力」には触れられているのですが、
この本屋さんの「棚師」さんは、『A6ノートで・・・』を、
ざっと読まれているのかもしれません。


本は本を、寄せてきます。自分の仲間のような本、併せて読むと、
もっと面白いかも知れない本、いろんな関係がありますが、
そういう近そうな本を、それぞれの本が持っています。

それを読み取って、 「本から本へ」という連鎖が起きそうな配置をする。


それが「棚師」です。

(あ、これエンジンの造語です。実際にこういう職業があるわけではありません)。


『A6ノートで・・・』をすでにお読みになったかたは
何か、気づかれたのではと思います。

そうです、本屋さんの棚も、
一種のシンプルマッピングになっている
んです。


ただ、そこには、眺めるだけでは想像のできない、
サブテーマが伸びているはずですし、
何よりも、本屋さんの棚は、愛書家の本棚とは違います。


売上げというアウトプットを出力できなければ
意味がないのです。


そのへんも、シンプルマッピングに似てますね。