ギャンブルに潜む罠
久しぶりの更新となりました。
さて、今回はギャンブルに潜む罠について考えていきたいと思います。
なぜ世の中の多くの人がギャンブルにはまってしまうのでしょうか?
よくよく考えてみるとこれは、心理的な問題なのです。
結論を先に言ってしまえば、それは、
ランダムに「儲け」が来る
からです。
「?」と思う方もいるでしょうから、少し説明します。
これは、どこかの本か何かで呼んだことがあるのですが、ある動物を使った実験に関するものです。
ある部屋にサルが1頭います。
そして、その部屋には小さな窓ひとつあります。
その窓からは、1日に1回、決まった時間にサルの餌が投げ込まれます。
しかし、必ず餌が投げ込まれるわけではありません。
3日に1回かもしれないし、5日連続で餌が投げ込まれるかもしれないし、きわめてランダムに
餌が投げ込まれます。そこには、なんらサルであろうが、人間であろうが、はっきりとわかる
規則はありません。
するとサルは、どのような行動をとったのでしょうか?
サルは、決まった時間になると毎日その窓の前に移動して、餌を待つことになるのです。
この実験は、様々に解釈ができますが、一言で表すなら、
ランダムな「儲け」は、無駄な期待を生む
ということです。
これは、ギャンブルにもあてはまるのではないでしょうか?
ギャンブルも勝ち目があるかどうかわかりません。もちろん習熟していれば、
勝つパターン、負けるパターンがわかりますが、そうでなければランダムにしか儲けは得られません。
いわゆる「運」の要素が大きいのです。
そして、たまに「儲け」が得られると、それが病みつきになり、同じことをやり続けるのです。
仮に、なにも得られない、もしくは損失が続いたとしても、一度「儲け」が得られると心が救われると
同時に、次に期待するのです。
これが、ギャンブルに潜む罠です。
この心理状態を避けることは、非常に難しいことです。
人間は、不確実なことに関して、合理的な判断を下すことが苦手だとされています。
不確実な状況で、合理的な判断を下せるようになるには、訓練が必要なのです。
あなたは、心理において何か示唆が得られましたか?
さて、今回はギャンブルに潜む罠について考えていきたいと思います。
なぜ世の中の多くの人がギャンブルにはまってしまうのでしょうか?
よくよく考えてみるとこれは、心理的な問題なのです。
結論を先に言ってしまえば、それは、
ランダムに「儲け」が来る
からです。
「?」と思う方もいるでしょうから、少し説明します。
これは、どこかの本か何かで呼んだことがあるのですが、ある動物を使った実験に関するものです。
ある部屋にサルが1頭います。
そして、その部屋には小さな窓ひとつあります。
その窓からは、1日に1回、決まった時間にサルの餌が投げ込まれます。
しかし、必ず餌が投げ込まれるわけではありません。
3日に1回かもしれないし、5日連続で餌が投げ込まれるかもしれないし、きわめてランダムに
餌が投げ込まれます。そこには、なんらサルであろうが、人間であろうが、はっきりとわかる
規則はありません。
するとサルは、どのような行動をとったのでしょうか?
サルは、決まった時間になると毎日その窓の前に移動して、餌を待つことになるのです。
この実験は、様々に解釈ができますが、一言で表すなら、
ランダムな「儲け」は、無駄な期待を生む
ということです。
これは、ギャンブルにもあてはまるのではないでしょうか?
ギャンブルも勝ち目があるかどうかわかりません。もちろん習熟していれば、
勝つパターン、負けるパターンがわかりますが、そうでなければランダムにしか儲けは得られません。
いわゆる「運」の要素が大きいのです。
そして、たまに「儲け」が得られると、それが病みつきになり、同じことをやり続けるのです。
仮に、なにも得られない、もしくは損失が続いたとしても、一度「儲け」が得られると心が救われると
同時に、次に期待するのです。
これが、ギャンブルに潜む罠です。
この心理状態を避けることは、非常に難しいことです。
人間は、不確実なことに関して、合理的な判断を下すことが苦手だとされています。
不確実な状況で、合理的な判断を下せるようになるには、訓練が必要なのです。
あなたは、心理において何か示唆が得られましたか?
手持ち資金の大きさ
このテーマは、マネーマネジメントです。
運用において、手持ち資産の大きさを重要視する声があります。
なぜでしょうか?
いろいろ考えることができますが、資産が大きければ大きいほど運用利回りの絶対額が大きくなるからです。
1万円の5%より、1億円の5%のほうが絶対額は大きいのは明らかです。
500円稼ぐのと500万円稼ぐのは、一般的には、後者のほうが大変なことなのです。
しかし、上記のことは運用する上でなんら意味がありません。パフォーマンスを向上させるものではありません。
重要なのは、むしろこちらのほうです。それは、手持ち資産が大きくなればなるほど、投資対象としての選択肢が多くなるのです。
つまり、資産を分散することがやりやすくなります。
これが一番のメリットです。
たとえば、資金が10万円の人は、2000円分くらいしかリスクにさらすことができません。
一方、資金が1億円の人は、200万円くらいのリスクをとることができます。
(これは、リスクを資金に対して2%に設定した場合。)
2000円では、FXぐらいしかできないんじゃないでしょうか???
200万円ならば、幅広く取引ができるはずです。
この違いは、決定的です。
投資において、分散をすることはかなりの技術等が必要となりますが、分散できる状況にあるというのは、有利なことなのです。
したがって、手持ち資金の大きさは、小さいよりも大きいほうが良いということになります。
(ただし、この議論は個人投資家レベルの資産クラスについての議論です。機関投資家レベルの資産クラスでは、大きすぎると逆にパフォーマンスに悪影響を及ぼす結果になります。)
マネーマネジメントについて示唆を得られたでしょうか?
運用において、手持ち資産の大きさを重要視する声があります。
なぜでしょうか?
いろいろ考えることができますが、資産が大きければ大きいほど運用利回りの絶対額が大きくなるからです。
1万円の5%より、1億円の5%のほうが絶対額は大きいのは明らかです。
500円稼ぐのと500万円稼ぐのは、一般的には、後者のほうが大変なことなのです。
しかし、上記のことは運用する上でなんら意味がありません。パフォーマンスを向上させるものではありません。
重要なのは、むしろこちらのほうです。それは、手持ち資産が大きくなればなるほど、投資対象としての選択肢が多くなるのです。
つまり、資産を分散することがやりやすくなります。
これが一番のメリットです。
たとえば、資金が10万円の人は、2000円分くらいしかリスクにさらすことができません。
一方、資金が1億円の人は、200万円くらいのリスクをとることができます。
(これは、リスクを資金に対して2%に設定した場合。)
2000円では、FXぐらいしかできないんじゃないでしょうか???
200万円ならば、幅広く取引ができるはずです。
この違いは、決定的です。
投資において、分散をすることはかなりの技術等が必要となりますが、分散できる状況にあるというのは、有利なことなのです。
したがって、手持ち資金の大きさは、小さいよりも大きいほうが良いということになります。
(ただし、この議論は個人投資家レベルの資産クラスについての議論です。機関投資家レベルの資産クラスでは、大きすぎると逆にパフォーマンスに悪影響を及ぼす結果になります。)
マネーマネジメントについて示唆を得られたでしょうか?
資金の尺度の罠
このテーマは、心理です。
あなたは、トレードの結果を額で考えますか?
トレードの結果を表す方法は、数多くあります。
多くの人は、額で考えているようです。
しかし、そこには心理的な罠が潜んでいます。
もしあなたのトレード戦略が明確に決まっているとしたら、資金の大きさによって戦略が変わることがあるでしょうか?
これは、はっきりと述べておきます。答えは、変わりません。というか、変えてはなりません。
(ただし、機関投資家などの大きな額を扱う場合は、話が少し違います。これは、個人投資家レベルの資金量の話をしています。)
今日は、3万儲かった。今日は、100万儲かった。
この様な発言は、資金尺度の罠にはまっています。
実際は、結果を表すときは、自分の資金や投資金額に対して、どのくらいの結果を得られたのかという比率が重要なのです。
具体的な例としては、例えば、1億円儲かりました。その人は、
① 100億円の資産を持っています。
② 1兆円の資産を持っています。
上の2つの場合、投資効率がよいのはどちらですか?
答えは、簡単ですね。①です。
なぜなら、①の場合、資産の1%の収益率です。②の場合、0.01%の収益率です。大きいほうが良いというのならば、①ですよね。
したがって、以上のことから言えるのは、比率で考えるような、相対的な尺度、他と同等に比較できる尺度で考えるべきだということです。
主観的に、1万円が高いとか100万円がいいというような考えは、「心の勘定」の罠にはまっています。
常に客観的であることに努めることが肝要です。
あなたは、心理について示唆を得ることができましたか?
あなたは、トレードの結果を額で考えますか?
トレードの結果を表す方法は、数多くあります。
多くの人は、額で考えているようです。
しかし、そこには心理的な罠が潜んでいます。
もしあなたのトレード戦略が明確に決まっているとしたら、資金の大きさによって戦略が変わることがあるでしょうか?
これは、はっきりと述べておきます。答えは、変わりません。というか、変えてはなりません。
(ただし、機関投資家などの大きな額を扱う場合は、話が少し違います。これは、個人投資家レベルの資金量の話をしています。)
今日は、3万儲かった。今日は、100万儲かった。
この様な発言は、資金尺度の罠にはまっています。
実際は、結果を表すときは、自分の資金や投資金額に対して、どのくらいの結果を得られたのかという比率が重要なのです。
具体的な例としては、例えば、1億円儲かりました。その人は、
① 100億円の資産を持っています。
② 1兆円の資産を持っています。
上の2つの場合、投資効率がよいのはどちらですか?
答えは、簡単ですね。①です。
なぜなら、①の場合、資産の1%の収益率です。②の場合、0.01%の収益率です。大きいほうが良いというのならば、①ですよね。
したがって、以上のことから言えるのは、比率で考えるような、相対的な尺度、他と同等に比較できる尺度で考えるべきだということです。
主観的に、1万円が高いとか100万円がいいというような考えは、「心の勘定」の罠にはまっています。
常に客観的であることに努めることが肝要です。
あなたは、心理について示唆を得ることができましたか?
