15期目が始まっております。 | 【閉鎖】小規模企業経営のヒント~実体験&クライアント事例から発信します~

【閉鎖】小規模企業経営のヒント~実体験&クライアント事例から発信します~

株式会社エッジコネクション 代表取締役社長大村康雄のブログでしたが、現在は当社HPコラムコーナーにて執筆中

2020年4月から当社の15期目が始まっております。

14期は前期と比べて売上が1.5倍になるなど、少しこれまでとは違うステージに

上がったと感じた年でした。

この勢いを殺さずにいきたいところですが、15期目は波乱のスタートです。

 

2007年からスタートしている当社。

 

これまで、リーマンショック、東日本大震災、経営体制変革失敗と、

3つ目は完全に自らが招いたことですが、3回ほど大きな波を乗り越えてきました。

そしてただいま4回目のコロナショックという波が襲いかかろうとしています。

 

現時点ではそれほど影響は出ていませんが、実体経済にここまで

影響を与えて来ておりますので今後は無傷では済まされないでしょう。

当初は比較的短期間で終息すると読んでましたが違いましたね。

長い戦いを覚悟しないといけなそうです。

 

このような危機を感じるとき、私が考えることがいくつかあります。

使い古された言葉ばかりかもしれませんが、企業経営に必要不可欠な

メンタルコントロールにおいて、参考になりましたら幸いです。

 

・神様は乗り越えられる試練しか与えない。

基本的に、自分の身の回りに存在するあらゆるものは自分の身の丈にあったものに

なっているはずです。

突然、私に総理大臣をやる話がくるわけありませんし、数万人規模の会社の社長を

やる話も来ないでしょう。つまり、壁にぶつかったと言ってもそれはあくまで身の丈に

あった環境から生まれている壁なはずなのです。高くて超えられないように見えても

手を引っ掛けることができる場所がどこかに見つかるなど、頑張れば超えられない

ことはないはず。そう考えると、うろたえてばかりもいられないと思えるはずです。

 

・経営が傾くときは会社の健康診断のとき

人間でもそうですが、体の調子が絶好調なときは生活習慣を見直すことはありません。

不調が出て健康診断を受けて、「あぁ、飲酒を控えなきゃ。」など、生活習慣を見直し

再び健康になっていきます。それと同じで、業績に黄色信号が灯るときこそ、

より健康な会社になるチャンスです。悪い点をできるだけたくさん見つけて、それらを

修正して、より良い会社になるチャンスです。

 

・ピンチはチャンス

使い古されてますが、この考え方は本当に重要だと思います。ピンチに陥るということは

これまでのやり方が通用しなくなったということ。ピンチを乗り切るためにこれまでとは

違うことをどんどんやらねばなりません。逆を言えば、これまでとは不連続でいろいろなことを

始められるということです。平常運転のときにやりたかったアイディアを発表すると

「なんでそれやるの?」と言われかねませんが、ピンチを乗り切るための施策として発表することで

すんなり受け入れられる可能性は高まります。ピンチはチャンスをもう少し詳しく言うと、

【ピンチは”全く新しいことを始める”チャンス】と考えると、この使い古されている言葉が

どれだけ重要なのかよりイメージが湧くと思います。

 

・継続は力なり

当社は15年続いているわけですが、それだけで会社案内をしたときに褒められることが

あります。金融機関の審査も緩和されたりします(一度も返済が滞ったりしていないというのも

あると思いますが)。採用の応募者の選んでくれる理由になったりもします。と、続けて

いくだけで生まれてくるパワーのようなものは間違いなくあります。創業時の目標、イメージとは

全く違う姿に例えなったとしても、コツコツコツコツ続けてくることで、また新しい景色が広がる。

実体験としてこれは間違いないことだと思います。

 

・どんなに悪い環境の中でもうまくいっている人はいる

どんなに逆風下でも必ずその中を前進している人、企業はあるはずです。なぜそれが

出来るかというと、環境を言い訳にせずにその環境の中でどうするかを考え、通常時の

2倍、3倍の努力をしているからだと思います。それが出来る人がいるのであれば、自分にも

出来るはずです。逆にできない理由はありません。そう考え、目標は下げない、通常時の

数倍行動量を上げるなど、環境を言い訳にしないようにします。そうすると、世の中が

平常運転になったときに一気に加速できます。

 

思いつくところは以上です。

 

一刻も早く世の中がもとに戻ること。

今、全世界の人が願っていることですが、私もそう願いつつ、悲観的になりすぎず

来たるべき平常運転のときに加速すべくパワーを蓄えたいと思います。