家が職場の専業主婦とビジホ | 57才の希望と野望

57才の希望と野望

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専業主婦。

この、専業主婦という言葉に、猛烈に反論してくる人がいるのはなんとなくわかる。

(3号への批判かもしれないが)

 

仕事現役独身の時、専業主婦に対しての私のイメージは、

 

楽そう

 

だった。

 

今の実感として、

専業主婦になるとは、家が職場になる、である。

 

それは無給、無給なので働いているのに肩身がせまい。

24時間365日働いてはいる、働かないといけないのに、仕事とはみなされない。

共稼ぎの人には悪いが、稼いでいるというだけで私も稼いでいると言えるが、

専業主婦は、それが言えない。

家を何もない状態に保ち続けるのが仕事で、

いつもの状態なので、ますます仕事をしていないと思われるあるいみ悲しい仕事である。

 

母が家のことを一切していたときは、家はリラックスできる場であった。

家にいて、皿をあらわないと、あの道具はあまりつかわないから捨てようか、

などなど、ポンポンと、しなくてはいけない家の用事、はうかんでこなかった。

 

共稼ぎ妻もそれは同じかと思う。

家の家事をする主体になると、家がおちつかなくなる。

 

月の二週間近くを、ビジホで一人すごし、つくづく、家はもうリラックスの場ではないなと思った。

リラックスはする、ビジホより良く寝れるが、

家にいるとあれこれと気になることがうかんでくる。

ビジホで本を読んだが、なんと頭にはいってくることか。

つまんない本と思っていたが、いやいや、すばらしいぞこの本。

 

まわりが自分のものが一切ない部屋だと、こんなにも集中できるとは、

昔、作家がホテルに缶詰めになった理由は、これだろうか。

 

専業主婦の弱みは、金をかせいでないということである。

なので、家のことはしっかりせねばと根が真面目な私は思う。

いい顔をしたがるというか、実はすごく人目を気にする(人がいないところでは楽したがる)

人間であるなと、ビジホで思う。

 

かせいでないことに負い目がある。

そうなると、ますます家が職場になる。

常にいつもの状態を保つためにせいをだす。

夫はいつも通りの家に、妻はのんきにやっていると思っていると思う。多分。

 

キッチンで家電を増やすのは、一人事務をしていたときに、

便利な経理ソフトを導入したのに似ている。

仕事を効率化するために、マルチタスクをより早くこなすために、

仕事の時は残業回避のためだったが、専業主婦の今は、自分の時間をとるためである。

 

が、この自分の時間に、色々やらないといけないことがうかぶ。

プロ領域の手仕事をお持ちの方、それに没頭できる人はいいが、

私が自分の時間とやらにしようとしているのは、英語だったり、お勉強である。

心の底では面倒。

なので、よけいに、片付けなくてはいけないことが、激しく浮かんでくる。

面倒なら、”お勉強”をやめればいいが、なんというか、自分の進化が止まりそうでやめられない。

 

片付けも、お勉強も、実はしたくない、で夜にネットに迷い込む。

夫がいるとその暇はないが、幸い出張が多いので。

外出の多い社長の下で働いた時を思い出す。

あの時はさぼっても給料がでた、どこかで帳尻をあわせるのに大変だったが。

 

外出の多い社長の下で働いていた時と、今がなんとなく似てる。

職場が家にかわっただけ。

通勤がないのは確かに幸いであるが。

社長という、利害階関係のある人から、愛する夫に変わったことはよきことではあるが。

 

お金がかかるので一人旅行などしなかったが、

思いもかけず、近くのビジホにとまり、たまには家という職場から離れ、

ビジホで気分転換もいいものだと気づいた。

もう私個人に戻れるのは、家ではないのかもしれない。

今一人だが、ビジホの一人とは違う。

多分、ビジホの私は、独身時代の私にちかい。

 

最近youtubeで、ビジホに泊まるOLさんのVLOGが多いが、なんとなくわかった。

 

泊まったホテルで23時ごろ用があり、フロントにいったが、驚いたことに23時のフロント前が混みあっていた。

その時間にチェックインをしているサラリーマンもいる。

エレベーターも混みあっていた。

その中に若い女性さんがいた。雰囲気が泊りなれた風である。

今の女性さんは、私達世代とは、やはり違うなと思う。

一人でいることに積極的、それが私達バブル世代と違う気がする。

 

それだけ世の中は、情報だらけものだらけ、友人である個人も情報。

すべてをシャットダウンする空間が必要な時代なのかもしれない。

働いて、ビジホにこもり自分にもどる。まずは自分がしたいことを誰からもジャッジされずしてみる。

ダラダラする、ゲームをするでもいいだろう。罪悪、その言葉を消す。

したいことをまずはしてみる。外からの外圧で見失っている自分を取り戻す。

まずは緊張をほぐし、そしたら、近い日にもう一度情報端末を家において、

泊まってみよう。テレビのスイッチはおさず、紙を前にボールペンを取ってみたり、

本一冊を読んでみたり。

 

共稼ぎのお母さんも、専業主婦の方も、

状況がゆるせばですが、近くのビジホに一人こもってみることを、おすすめします。