最後にときめいたのはいつだろう。
私などは独身がながかったので、早くに結婚した人より、
年齢高めでも、堂々と、恋ができたのだが、
30歳は、仕事に親にで、恋などしなかった。
もったいない。
でもいわゆる恋は、十代ぐらいが最後だった気がする。
いわゆる恋とは、
集団で相手がうきあがって見えるような、集団の中で彼を探す、目があっただけでその日がハッピーになる、
24時間恋だけ。
鏡に映る自分がきれいに見えたりブスにみえたり、それだけで、その日、彼に自分がどうみられるか気になる。
相手の存在感、一眼レフで撮った映像のように、周りがぼやけて彼と自分だけのような。
甘酸っぱい時間。
一番の季節は、夏。
私の家は、公園が近くて朝からセミの大合唱。なので、そんなことを、そんな夢をみてしまった。
明け方の夢、私は久しぶりに恋をしていて、恋人でない誰かわからないが、その人に恋をしている。
その人がそばにいる、その一瞬に、幸せを感じた。
目がさめ、セミとリアルな夏と、主婦なのにボッチな一日がはじまる。
二十代のころ、早くに結婚した友達が、旦那とドラマをみながら
「恋がしたいねぇ」と話したという話に、笑った日を思い出した。
昨今、誰かが不倫したとか、そんな話題が豊富だが、
人は、「恋がしたい」だけかもしれない。
あの甘酸っぱさが、いとおしい。
もう二度と経験できない、あの甘酸っぱさは、
実は十代から二十代初め限定のもののような気がする。
仕事をはじめてからの恋は、少し違う。
人はどこかで、甘酸っぱい恋を、卒業してしまう。
夏が終わるみたいに。
でも夏になると、続くセミを聞き続けると、
高校時代の白い制服を思い出すように、
私の、そこの底の底に残る幼さが、恋を夢みさせる。
リアルに夢で、体験させてくれる。
そんな明け方は瞬間幸せ。
これを読むと若い人はどんびきかと思うが。笑
ドラマに、曲に、人はいつまでも、おいてきた夏と甘酸っぱい恋を、
追体験し、瞬間、幸せになる。
(最近聞いた、K-popのNewJeansのHypeBoyという曲のせいもあるかも。)
あの頃は、誰かを食べさせることもなく、
ただ恋だけができた、一日、恋バナできた。
うっとしい未来の重さはあったけど、
根拠なく未来は今よりいいもののような気がしつつ、
自分には自信はなかった。
かせぐことも、明日をうれうこともなく、
恋は自分をヒロインにしてくれ、夢だけをみれたあのころに、
55才の私は、帰りたいだけなのかも。
夏はこれからなのに、さびしいブログで笑