20代のころ、就職面接でよくきかれたのが、
「体力ありますか?」
だった。
運動はできなかったが、ありがたいことに、
ねむいなぁは、たくさんあったが、医者にかかることはなかった。
体力があるとかないとか意識したことはなく、
運動はできないが、基本的に私は体力があると、根拠なく思っていた。
二十代は仕事も遅くまでしたし、友達と夜遅くまで食べたり遊んだりできた。
三十代になったとき、そんな暮らしを続けたある日、体力がおちたな、とふっと思った。
疲れがとれない、老化したなと思った。
実際三十代、とくに後半はかなり体調がわるかった。
年齢と思ったが、回復が遅くなった(まあ年だが)、そこに意識がいかなかった、
のだと今になったらわかる。
youtubeで、ホリエモンさんが、十代の学生に体力について語る動画があった。
見終わって、なるほどねぇと、ぼんやりそうかなぁと思ってきたことが、少しすっきりした。
ホリエモンさんがいうには、共に仕事をしている人で、ボクシングチャンピョンになった人がいるが、
基本的には体が弱い、熱はしばしば出る、すぐ体調を崩す、
その人は体が弱いから柔道をはじめて、そしてチャンピョンになった、そうだ。
彼はボクシングは強くなったが、もとの体は変わらない。
そんな話だった。
どんなに鍛えても、その人本来の体力、体はそんなに改善されるものではない。
(もしくは変わらない)
ということのようだ。
ホリエモンさんは、人は体がだめになると回復する、回復しなければ死ぬ。
死んでないってことは回復してるってこと。
体が弱い人は、悪くなる、回復してよくなるの起伏が激しい、といっていた。
回復、そうなのである。
若い頃は、回復が早いだけなのである。
体力がない人でも、若いうちは一晩ねればだいたい回復し、
ねむいなぁはあっても、また一日を、おれ体力ない、などと思わず、
大体の若者は夏の暑さの中でも自転車こいで学校いって、
体操の授業うけて、また自転車にのって家まで帰れる。
そんな回復力は、年とともに、遅くなる。
体力がある人、基本的に体が丈夫な人は、年をとっても若いころとあまり変わらず、
回復が早いままなのではないか。
もしくはどれだけ大変な仕事でも、体へのダメージは浅く、回復も早いか。
K-popのスターをみていても、あれだけダンスして歌って動いてもニコニコ笑える、ということは、
基本的にかなり体力がありさらに若いので、睡眠時間が短くとも回復し驚異的なスケジュールをこなせる。
ちょっとK-popの話題に脱線すれば、TWICEのジョンヨンが最近体が故障し苦労しているようだが、
彼女は初期の映像で、不調なのか一人外れているときがあった。
想像だが、周りの体力にあわせて回復しないままに頑張ってきたが、ついに体が故障したのではないかと思う。
しんどいのに、体力のあるランナーと、重い体を引きずりながら、ずっと走ってきたようなもの。
一晩で回復できる人のなかで、一晩で回復できない体で、頑張る。そんな人は世の中にたくさんいると思う。
若いうちは、、スポーツで金メダルはむりだけど、ダンスはすごく練習したらうまくなる可能性はあるかな、
怠け心が強いから、それをなんとかしたら、自分は鍛えたらすごく変われる。
がんばればいけんじゃない。頑張ってないだけでと、
自分がまだ”普通”なのは、体ではなく、メンタルのせいだと思う。
健康は当たり前で、意識することもない。
くそ真面目な人は、毎日走りだす、たしかに若い内はガラッとかわるけど、
元があまり強くなければ、なんか最近疲れやすい、でもなまけたらだめと、また頑張るをしていると、
どこかで無理がでる。
学校天才、いい大学をでて、いい会社にはいって、過労で倒れる最悪死ぬ人は、こういう、
自分の体を自覚できてなかった人が多いのではないか。
今まで頑張って乗り越えてきたから、乗り越えないといけない。なまじ真面目な心と、体が乖離したとき、
心に体がついてこなくなる。
心はまだ生真面目だから、自分を追い込む、メンタルやられる、体も回復しない。
前にアナウンサーで元CAの人が、体がしっかりしていれば、メンタルはついてくると言っていた。
体、徳、知だそうだ。
まず体がしっかりしないと、徳(メンタル)がしっかりしない。体と徳が健康で、はじめて勉強や仕事が頑張れる。
年をとれば、違いはあってもみな、だんだんと弱くはなってくる。回復は遅くなる。
そこで、昔強かった人は、おかしいとうんと頑張る。
そうすると初めから弱かった人よりダメージが大きくなる可能性がある。
昔病弱だった人のほうが、自分は弱いと自覚し無理をせず、かえって長生きをする、はよく聞く。
朝がだるいなとか、最近疲れがとれないは、ちゃんと向き合ったほうがいい。
無理はしない。
無理をしないは、ダラダラするではない、
ネットをせず、早く寝る、食事に気を付ける。
ランニングをするより、ランニングをせず、生活を整えるほうがよほど大変。
人はそれぞれ違う。
若いうちはみえないけど、みなそれぞれ違う体をもって生まれてきている。
隣の人が24時間働けるから、私もできる、ではない。
あの人にできているのになんで私にできないの、ではなく。
なぜできないのか、
それは、がんばりがわかない、回復できてない体に要因があるのかもしれない。
体力がなければ、健康な人が7できることを、3しかできないかもしれない。
自分をしれば、残念だけど3だけしかできない体力だからと、すっきり3に集中できるかもしれない。
なんでできない、と思わず。
心でなく、まず自分の体にむきあってみよう。
自分の体のリズム、波をつかめれば、今できることできないことも見えてくる。
しだいにメンタルも安定し、知的活動、仕事にいい影響が出てくるのではと、
思う。