ベイトリールのキャスティング考察 左手キャスティンング | 『空論城』ああしても、こうしても。

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世界は小鯖であふれている。

そこに愛は無い。

夏の小鯖は猫も食わない。

パサパサだし、血なまぐさいし。

どうしても食べるというならば、それこそカレー味にするしかない要らない子。

子供の頃、釣って帰って、母親にキレられた魚種の一つ。

 

そうそう、要らない子と言えば・・・・。

もう黙っててもらえませんかね、鳩山さん。

 

おまえも母親に叱られて来い、と思っているedaです。

こんばんは。

 

さて、実はあんまりキャスティングの上手くない右利きの私が。

左手キャストについて、思ったことを書いてみたいと思います。

 

兎角言われる、ベイトリールの左ハンドルのメリットデメリットの一つとして。

 

たとえば・・・。

右手でロッドを持っている訳だから、ルアー回収後すぐにキャストできるから、左ハンドルのメリットが・・・。

なんて話が出れば。

 

そんなの左手で投げればいいじゃん。

 

なんて反論があったりするのですけれど。

 

なるほどね!

とか言いながら、腹の底では。

 

テメーがちょっと出来るからって、上から目線でふざけんじゃねー!

俺には無理なの!

出来ないからこれ使ってんの!


そう思っていたのですけれど。

 

実は簡単にできることに気づいてしまった。

と言うお話です。

 

本題に入る前に、少し余談を入れたいと思います。

 

釣りのハウツーに関して、「基本」って言葉を使うこと自体あまり好きではないんですけれど。

何故なら、大抵の場合、それはメーカーが何ををリファレンスにしたのかで決まってしまうケースが多いから。

 

まぁそれはそれとして・・・。

ベイトキャスティングの基本はシングルハンドのオーバーヘッドだと思うんですよ。

これは以前から薄々感じていたことでもあって。

その理由を今回の話に深く関係するところだけ取り上げると。

シングルハンドのオーバーヘッドキャストは、動かせる関節が少ないシンプルなキャスト方法だから。

 

たとえば、サイドでは投げられるけれど、オーバーヘッドは苦手。

とか。

ベイト、スピニング問わず、シングルハンドだと、竿ごと投げてしまいそうで怖い。

とか。

 

そういう人が一定数いらっしゃる。

 

私自身も通ってきた経験がありますので、それらの理由をこう考えています。

サイドキャストは、手首、肘、肩、腰、さらには膝関節も無意識に使えてしまうキャスト方法である。

ところがオーバーヘッドは、手首から肩までは使えても、腰や膝は使えないキャスト方法。

(まぁ、本気でフルキャストするときは使いますけどね。)

 

だから、最初にサイドキャストで覚えてしまうと、このイメージをオーバーヘッドに転用することは不可能なんです。

つまり、順序が逆だと言う事。

急に制限が増えてしまって、動きが再現できないんですね。

 

次に、最初にダブルハンドキャストを覚えた人は、右手の小指薬指でロッドをしっかり握る、という癖がつかないんです。

小指薬指でしっかり握るイメージが欠落しているので、シングルハンドだと不安を感じるのだと思います。

実は、小指と薬指は、「握ることに特化した指」と言って過言ではありません。(進化論的には親指が進化したことで取り残された指な気もしますが。)

使わないのはもったいないです。

 

いやぁでもさぁ・・・。

最近のロッドってさ~あ・・・。

シングルハンドキャストを考慮してない造りって多いですよね・・・。

握りが短すぎます・・・。

これで握ると・・。

小指部分がスケルトン部になってしまって、しっかり握れないです。

かと言って、少しでも改善を試みようと深く握ると・・・。

サミングがしづらい親指の位置に・・・。

ほんとはもっと指先でやりたいんですけどねぇ・・・。

グリップをいじるべきか、いじらざるべきか。

悩むところです。

 

さて、ここから本題に入ります。

イメージと言うと普通は、ぼんやりとした雰囲気的な印象を持つ人がほとんどだと思うのですが。

その実うらはらで、脳に刷り込まれた大変緻密で膨大な一括データだと思っています。

脳生理学的なお話もあるのですが、ここは割愛して。

人間はイメージにないことは出来ないようになっています。

言い換えると、イメージ通りにしか動けない。

つまり、イメージに綻びがあると、そこで処理が破綻するんです。

ところが、イメージの補強とか修正っていうのは、擦り込まれてしまっているものなので、ものすごい重労働になります。

 

右利きの人を基準に話をしますけれど、左腕が右腕のパフォーマンスを上回ることがないのは、情報の蓄積によるイメージの情報量が、右手のそれに及ぶ事がないからです。

左腕のキャストのイメージなんて、綻びどころの話じゃありません。

 

それゆえ、いまさら右腕の動きを左腕に構築するなんて、左手キャストなんて絶対できないと思っていたのですけれど・・・。

 

いや待てよ・・・・。

 

もしも、移植するイメージをもっと小さくできれば・・・。

出来なくね?

 

仮に、手首の位置を固定して、手首から先だけで投げるのは、右手なら普通にできるじゃんね?

そういう練習さんざんして来たし。

 

じゃあ同じように、左手首の位置を固定して、手首から先だけ動かせば、その部分のイメージだけでいいんじゃね?

 

そんなすぐにフォローキャスト入れたい場面なんて、中~近距離なんだし。

 

手首から先だけのイメージでいいなら・・・。

あ、オレ天才じゃね?なんか出来る気がしてきた。

 

悔しい思いをしてきた人は、まぁ、やってみてください。

ものの30分もあれば、意外なほど簡単に出来ますから。

 

でもまぁ、フルパーミングの握りで投げるのはさすがにサミングやクラッチ操作に無理があるので。

投げる時だけこんな握りになっちゃいますけれど・・・。

ちょっと親指が窮屈です・・・。

 

右手と左手のイメージのずれがどうしても出るところもあるので、個人で細かく注意してみたください。

私の場合は、小指薬指の握りが右手よりが甘くなりがちだったことと、手首の内側へのひねりが甘くなりがちだったことです。

ここまでくれば、肘や肩も、後についてくるようになって来ているように思います。

 

これで曲がりなりにも左手キャストが出来るようになりました。

 

明日はきっと今日よりいい日になるハズです。