置き去りとか、だまし討ちとか言われてますけれど。
まぁ、これでいいんじゃないかと思うのですよね。
危機的状況にあった男系継承について、どうにか現状維持を可能にする目途をつけたに過ぎないですから。
散々騒いだように見えたけれど、冷静に見れば、単に現状維持を選択したに過ぎない話。
それさえ許せないという理由が分からない。
でも今になって考えると、実は個の事自体がとても重要な事だったと思うのです。
なぜなら、制限時間が一旦は解消されて、今後この問題についてはいくらでも議論ができる状況が出来たからです。
主に変わったのは、
9条の養子は取れないというところろの変更と、12条の皇族の女性が皇族以外と結婚した場合、皇族から離れる。
と言う部分の変更。
ここを変えないと、近い将来には皇統は絶えると言う事は判っていたと思うのです。
終戦当時、これを決めたGHQは恐らくこう考えたのでしょう。
戦後の日本を統治するに於いて、天皇の存在は極めて有用で利用価値が高い。
しかし、いずれ先皇室は潰れてほしい。
つまり、日本国民の総意も主権も関わることを許さず、GHQの意思によって、しれっと皇統は途絶するシナリオ。
これに対して、何の手も打てずに終わることは、きっと日本人にとって、将来振り返った時に、大きな傷になるのではないでしょうか。
政府は恐らくそれを最も問題視していたのではないかと思うのです。
今回の採決が通れば、ようやく皇位継承について、国民の主権のもとに戻る。
これで何とか、改めてフェアに議論できる時間を稼げたことになります。
やはり皇位継承の問題は、ちゃんと国民が考えて、意思決定をしなければならないと思います。
その為にも、男系継承の選択肢をどうにか残せそうな状況を作ったこの道筋は、よく考えられた結果だと思うのです。