バックラッシュは税金 | 『空論城』ああしても、こうしても。

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どうやらこの頃アジが入り始めたようです。

とはいっても、交通事故を狙って起こす技術がないと釣れない程度でしょうか・・・。

漁港に行くと明かりを炊いているのが散見されます。

 

何をやっているのか聞いてみると。

シラスウナギを掬っていました。

ウナギの生態には謎が多いとは言われているが・・・。

 

もしや・・・。

 

これがベイト?

 

可能性はある。

 

それっぽいのに変えてみるか?

以降ノーバイト・・・。

 

何か条件を外しているんだろう。

 

多分こんな感じだ。

ばっちり決まった浴衣姿で、初詣においでやがったアホがいる。

そんな風に見えてるに違いない。

さすがに近づこうとは思わない。

 

まぁ、1匹2匹のマメアジならば、持って帰っても面倒くさいだけだし。

釣れたところで持って帰らない。

そもそもアジではキャッチアンドリリースは成立しないと思っているので。

釣れないほうがいいとも思う。

 

それにしても、今日は飛距離が出ない、やたらとバックラッシュする。

向かい風だから?

と思っていたら、0.6グラムのジグヘッドを使っていました・・・。

1.0グラムだと思っていたのに・・・。

そりゃそうなるよね・・・。

 

なぜバックラッシュが起こるのか?

と言う事について。

ああかもしれない。

いや、こうかもしれない。

と思うことについて、書いてみようかと思います。

 

まぁ、ルアーの移動速度よりも、スプールの糸の吐出し量が多いから。

というのは自明の理というところですけれども。

じゃあ、なんでそんなことが起こるわけ?

と言う事については。

投げ方かどうとかこうとか。

サミングがどうとかこうとか言う話しか聞いたことがないので。

勝手に想像してみた内容です。

 

あ、ライトリグ前提ですので、先に言っておきます。

私はテイクバックを使う派ですので、そのあたりも前提条件です。

 

要するにロッドを曲げて、その戻りを使ってルアーを射出するわけですけれども。

例えばロッドを3つのセクションに分けるとして。

手元から先端までを、バット部、ベリー部、ティップ部としましょう。

きちんと曲げると、これらがすべて曲がるわけですけれど。

それぞれ反発力が異なります。

通常は、テイクバックで後ろに飛んだルアーが、垂らしを消費した時点から、その運動エネルギーとロッドを前に倒す相反する力でロッドが曲がるのですけれど。

 

一番最初に戻るロッドの部位ってどこだと思います?

バット部ですよね。

なぜなら最も反発力が強い部分だから。

そういう発想だと、次いでベリー、ティップと戻るわけですけれども。

これらは、バットよりも動きが遅い部分と言う事になります。

ティップの戻り速度はベリーを上回らない。

ベリーの戻り速度は、バットを上回らない。

 

じつはバットが戻った時点で、ルアーはそれ以上の加速度を得られなくなっているのではないか?

という疑問が沸きます。

とはいえ、ルアーも質量物ですから、加速には時間を必要としますし。

バットの反発力も、べりーとティップの重さや空気抵抗を背負わなければなりませんから。

ベリーが戻るくらいのところで、ルアーは加速を終えて、そこからは戻りつつあるティップを追い越しにかかっていて。

ティップが戻る頃には、すでにティップを追い越して、糸にテンションがかかっているのではないかと想像しています。

リリースタイミングがここに合わせられれば、多分バックラッシュは回避できると思うのです。

 

さて、ここで問題になる挙動があるんです。

ロッドの曲がりをひとまず置いて、ルアーと垂らしの関係です。

垂らしをとっている場合、ルアーがロッドティップを追い越そうとしている間、糸が一旦はたるむ訳ですよ。

そして再び、ぴんと張る。

この時に、ガンッとスプールに回転力がかかるわけですけれども。

 

これが重いルアーならいいんですけれどね・・・。

たとえば、投げるルアーを次第に軽くしていく場合。

ある重さを割ると、とたんに投げられなくなりますよね。

具体的には、4~5mくらいならかろうじて投げられるルアーから、もう一段軽くしたときくらいでしょうか。

竿先にぶら下がって、バックラッシュする。

みたいな現象。

玉突き現象が起こってるんです。

 

ある物体Aに、同じ質量の物体Bをぶつけた時に、Bの運動エネルギーが全てAに移ってしまう。

そして、Aが移動を開始して、Bは衝突点で静止する。

これは、いくらBの速度を上げてエネルギーを大きくしても付いて回ります。

物体Aをスプール、物体Bをルアーと仮定すると、より激しくバックラッシュすると言う事です。

AとBがともに同じ方向に移動を続けるには、Bの質量がAより十分に重くなければ成立しません。

この場合、Aの質量はスプール丸々ではなくて、糸巻面とリブくらいの質量で考えておけばいいとは思うんですけれど。

どんなに軽いものでも、0.5グラムくらいはありそうに思います。

そのあたりつじつまが合わない気もするのですけれど。

それでも、この考えに基づけば、結果的には必ずAの速度>Bの速度になると思います。

これがバックラッシュが起こる原因だと考えています。

 

ところで、なんで「垂らしは必要だ」って言われているんだと思います?

いろんな人が言います。

垂らしは必ず必要って。

必ずしもそうじゃないと思うんですけれどね。

今更僕なんかが言うまでもなく、皆さん経験則で同じように感じているとは思うんですけれど。

 

結論としては、ロッドティップとルアーの運動を分離するために必要なんだと思っています。

だからその必要が無ければなくてもいい。

たとえば、さっきの話の極端に軽いルアーを投げたいとき、垂らしが無ければ常に糸は張ったままで。

スプールとルアーの両方に同時に運動エネルギーを与えられます。

つまり、Aの運動速度≧Bの運動速度、が可能になります。

より、バックラッシュが起こりにくくなります。

 

とはいえ、ロッドとルアーの運動を分離できないと、いろいろとタイトになるので。

なるべくなら避けたい。

キャスティングとしてはそもそも成立していないバランスなのかなと思います。

こういうバランスだと、大抵ロッドの戻りが早すぎたり、曲がってくれなかったりで。

いろんなタイミングでルアーをたたきまくるばかりで。

ついにはリリースポイントがなくなってしまったりします。

そんな無理筋の時には有効かなと・・・。

 

 

まぁ、ロッドが折れるとか・・・。

ラインブレイクするとか・・・。

飛距離が出ないとか・・・。

重いルアーだと逆にバックラッシュしやすいとか・・・。

それじゃ辻褄あわねーだろ!とか・・・?

そう言ったトラブル回避等々の意味とかもあるんでしょうけれど。

時には邪魔になることもあると言う事で・・・。

 

垂らし長さの調整については、ロッドの曲げ方をどうしたいとか。

リリースタイミングをどうしたいとか。

角速度を利用したいとか。

加速時間をどうしたいとか。

そういう部分で考えればいいんじゃないかと思われるわけです。