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イツモ健康ブログ

健康管理士コラム

アップ世界有数の長寿国となったわが国が、今後目指すべき方向は、単なる長寿ではなく「健康寿命(=日常的に介護を必要としないで自立した生活ができる生存期間)」を延ばすことにあります。免疫は私たちの体を守る重要な働きです。

私たちが病気にかからず、健康で元気な生活を送ることができるのも免疫のおかげです。

!!自分の体を守って健康寿命を延ばすためにも、免疫が持つ力「免疫力」 を高める「免疫力アップ生活」のポイントを知っておきましょう。


(1)免疫力アップ生活「体を温めよう」

体の細胞や組織が正しく機能するためには、体温を一定に保つ必要があり、人間の深部体温(心臓や脳などの体の内部・中心の温度)は、約37度に保たれています。体温は、摂取した食物を体内で消化・燃焼するといったエネルギーの代謝や運動(筋肉を動かすこと)によって熱をつくり、その熱で血液が温められます。温められた血液が循環することによって体は一定の温度を維持できているのです。体温を保つと体の機能が正常に働き、病気にかかりにくくなります。一方、体温が低い状態が続くと基礎代謝が低下し、内臓などの機能も衰えるため、体調も悪くなります。また、がん細胞は35度以下で分裂・増殖しやすくなるといわれています。

マクロファージやリンパ球といった免疫細胞(白血球)は体温が高い方が活発に働きます。風邪などをひいてウイルスなどの異物が体内に侵入してくると免疫細胞が活発に働き、体温を上げて発熱させます。風邪などのウイルスは低い温度を好んで活発に動くため、発熱してウイルスを抑制するのです。風邪をひいて熱が出るのは、免疫細胞が体内で異物(敵)と戦っているからなのです。


●朝ごはんを食べて体を温めよう!おにぎり

夜の寝ている間は、脳や体は休息に入るため、体温は低下しています。寝起きは体温が下がったままなので一日で最も体温が低い時間帯といえます。脳を朝から元気に動かすには、エネルギーが必要です。

朝ごはんを食べると熱が体の中でつくられ、寝ている間に低下した体温を上げて脳や体を活動しやすい状態にしてくれます。


●お風呂につかって体を温めよう!温泉

熱いお湯を張って湯船につかればすぐに体温を上げることはできますが、体力のない人や心臓の弱い人には体に負担を掛けてしまうので不向きです。

無理なくお風呂につかるには、ぬるま湯(38度から40度)を湯船に張り、全身ではなく腹部(へその辺り)までの半身だけを湯船につけて、汗が出る15分から30分程度じっくりつかるのがおすすめの入浴法です。


栃木県小山市にて、売買を中心とした不動産業と建設業を営んでおります。
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!!脳の自己免疫疾患「多発性硬化症」

私たちの体の中で免疫が正常に働いていれば、「自己」である自分の体と「非自己」すなわち異物(敵)とを区別することができ、「抗原」と呼ばれる異物に対して反応することができます。ウイルス、細菌などには、その細胞の中や表面に抗原を持っています。また、花粉や植物の分子のように、それ自体に抗原性があるものがあります。免疫が正しく機能されなくなると、自分の体の組織を異物と認識して、自己抗体と呼ばれる異常な抗体や免疫細胞をつくり、体内の特定の細胞や組織を標的にして攻撃してしまいます。この反応は自己免疫反応といい、炎症や組織の損傷を招きます。自己免疫疾患には多くの種類があり、さまざまな細胞や組織が攻撃の対象になります。


●多発性硬化症

多発性硬化症とは、病変が多発し、古くなると少し硬く感じられるのでこの名があり、難病に指定されています。難病といわれるのは、「原因が不明」であることと「病名を特定するのが難しい」ことにあります。はっきりした原因はいまだに分かっていませんが、自己免疫の異常が原因とされる脳の病気です。

神経細胞の軸策(神経線維)を層状で包んで保護している髄鞘(神経の興奮をすばやく伝える役割)に障害が発生し、いろいろな箇所で髄鞘が変性し脱落した(脱髄)結果、さまざまな神経症状が現れて再発を繰り返す病気です。


●多発性硬化症の症状

多発性硬化症の症状は、病変の位置によってさまざまな症状が現れ、視覚障害や感覚障害、運動障害が同時に発生するというものです。視覚障害の場合、視力の低下や視野欠損が起こります。感覚障害では、触覚や聴覚に障害が現れ言語障害などを起こします。運動障害では麻痺や手足のしびれなどがみられます。多発性硬化症の特徴は、「障害が複数同時に現れては症状が好転することを繰り返す」ことです。


●多発性硬化症の検査や治療

多発性硬化症の最も有効な検査法はMRI検査です。MRI検査以外には髄液検査や神経の伝達速度を測る誘発反応検査が行われます。多発性硬化症の治療は、主に薬物療法が行われます。基本的には、副腎皮質ホルモン(ステロイド)などの投与による免疫抑制(症状を抑えて進行を遅らせる効果)を行っています。


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カゼ免疫(体を守る働き)がうまく働かなかったり、逆に、働きすぎてコントロールがきかずに暴走してしまったりすると、私たちは病気になってしまいます。ここでは、「免疫細胞にかかわる病気」と「免疫と関係する脳の病気」について取り上げます。


!!免疫不全症「先天性」と「後天性」

免疫不全症とは、免疫細胞であるマクロファージ、顆粒球、リンパ球(NK細胞、T細胞、B細胞)といった白血球の機能が正しく機能できなくなり、「機能していない」または「機能が低下している」といった状態です。

免疫不全症は、「先天性(原発性)免疫不全症」と「後天性(続発性)免疫不全症」の2種類です


●先天性(原発性)免疫不全症とは

先天性(原発性)免疫不全症とは、先天的に免疫系のいずれかの部分に欠陥がある疾患の総称です。生まれてすぐに分かることもあれば、ある程度の年齢になってから発覚することもあります。

主な症状としては、免疫機能がうまく働かないため、感染症にかかりやすくなります(易感染性)。また、感染症が治りにくく再発を繰り返します。治療は、疾患や重症度により異なり、軽症例では抗菌薬の予防内服などで通常の日常生活が送れます。それに対し重症な先天性免疫不全の場合、早期に造血幹細胞移植などが選択されます。


●後天性(続発性)免疫不全症とは

後天性免疫不全症の代表的な病気はエイズで、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染して起こります。エイズの場合、リンパ球のT細胞の減少によって免疫不全となり、さまざまな感染症を発症します。また、がん、白血病、ウイルス感染などの病気治療が原因となることもあります。がんの治療目的で使用される抗がん剤によってマクロファージなどの免疫細胞の機能が低下し、日和見感染症(毒性の弱い病原体による感染)を発症します。放射線治療では免疫細胞をつくり出す骨髄に障害を与え、免疫不全症を引きおこすことがあります。


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(2)自律神経と免疫との関係

近年の研究で免疫の役割を担っている白血球が自律神経と連動していることが分かってきました。白血球の細胞膜上に交感神経の刺激を受け止めるためのアドレナリン受容体や、副交感神経刺激を受け止めるためのアセチルコリン受容体を持ち、自律神経と白血球が連動していることが明らかになったのです。

環境(気圧、気温、温度、季節など生活習慣(運動、食生活、睡眠などの状況によって副交感神経と交感神経との体内調節は変わってきます。どちらかが優位な状態が長く続き、自律神経の調整がうまくいかないと免疫機能(白血球)は自律神経に連動しているため、体を守るしくみとして働けなくなってしまうのです。


●免疫と交感神経の関係!?

交感神経が優位の状態が続くと、神経伝達物質であるアドレナリンが過剰に分泌され、心臓や血管の収縮、消化管の運動を低下させます。アドレナリンは白血球のうちの顆粒球にあるアドレナリン受容体(外界や体内からの刺激を受け取る器官)に結合して顆粒球を活性化させ、数を増やします。

顆粒球は体内に侵入した異物(ウイルスや細菌など)を撃退する免疫細胞ですが、免疫細胞としての役割を終えて消滅する際に活性酸素を発生させます。

体内には、活性酸素を除去する作用もありますが、顆粒球が必要以上に増えすぎると、その働きも追いつかなくなってしまします。活性酸素が大量に発生すると、体内の正常な細胞や組織まで破壊してしまいます。その結果、全身の免疫機能が低下し、高血圧や動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病、痛風などの生活習慣病や、肩こりや腰痛、膝痛、神経痛など、さまざまな病気を招きます。


●免疫と副交感神経の関係!?

副交感神経が優位の状態が続くと、神経伝達物質であるアセチルコリンが過剰に分泌され、心臓の拍動を遅くし、唾液の分泌を促します。リンパ球の表面にはアセチルコリン受容体(外界や体内からの刺激を受け取る器官)が存在し、それに結合するとリンパ球が活性化されて数が増えます。

しかし、副交感神経が優位でリンパ球が必要以上に増えすぎると、害のないわずかな刺激や異物に対しても過敏に反応し、アレルギー反応を起こすことになります。アレルギー反応とは、過去に体内に侵入したことがある動物や植物、科学物質などの異物が再び体内に侵入したとき、それを排除しようとする反応(例えば、咳や発疹、アレルギー性鼻炎など)のことをいいます。


ビックリマーク白血球の顆粒球は体内に侵入した異物(ウイルスや細菌など)を撃退します。また、リンパ球はウイルスや細菌などの異物(抗原)に応じた抗体をつくり、その抗体によって異物を攻撃し、破壊します。抗体は、いわば異物に対する武器のようなものです。

顆粒球は主に交感神経支配を受けて活性化し、逆にリンパ球は副交感神経支配を受けて活性化しています。このような白血球と自律神経の連動は多くの場合、体にとって有利な反応ですが、交感神経と副交感神経とのバランスが崩れて免疫機能の調整がうまくいかなくなると病気を引き起こすことになってしますのです。


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!!自律神経の「自律」とは、体内の規律に従って自動的に体の機能を正しく調整・規制することをいい、自律神経の中心的役割を担っているのが「脳」です。

自律神経は免疫機能(体を守るしくみ)の働きを調整しています。調整役である自律神経の働きについてみていきましょう。目


(1)自律神経の種類「交換神経」「副交感神経」

自律神経は生命を維持するために心臓、肺、胃腸、血管など、体の内部器官の管理をしています。自律神経には、体を緊張させてエネルギーの消費を担う「交感神経」と、体を休ませてエネルギーの蓄積を担う「副交感神経」の2種類があり、それぞれ相反した働きをしています。


●交感神経(体を緊張させてエネルギーの消費を担う)!?

私たちが活動しているときの体の働きを支配する神経です。血管・内臓・分泌液(動物の分泌の働きをする細胞が集合して組織を形成したもの)などを支配する神経で、全身の活動力を高める働きをします。

例えば、運動や精神状態(緊張や興奮)に際して、唾液を分泌し、血圧・血糖を高めて、皮膚・内臓の血管を収縮させて血液を筋肉・脳に集めます。また、胃腸などの消化器の働きを抑えて体を活動的にします。


●副交感神経(体を休ませてエネルギーの蓄積を担う)!?

私たちが体を休ませてリラックスしているときに優位になる神経です。交感神経とともに自律神経を構成しています。多くは交感神経と相反した動きをするため、活動力が高まった状態から元の状態へと戻します。例えば、心臓の鼓動を鎮める、血圧を低下させる、胃腸の消化液の分泌、排便を促す働きをします。


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