免疫(体を守る働き)がうまく働かなかったり、逆に、働きすぎてコントロールがきかずに暴走してしまったりすると、私たちは病気になってしまいます。ここでは、「免疫細胞にかかわる病気」と「免疫と関係する脳の病気」について取り上げます。
免疫不全症「先天性」と「後天性」
免疫不全症とは、免疫細胞であるマクロファージ、顆粒球、リンパ球(NK細胞、T細胞、B細胞)といった白血球の機能が正しく機能できなくなり、「機能していない」または「機能が低下している」といった状態です。
免疫不全症は、「先天性(原発性)免疫不全症」と「後天性(続発性)免疫不全症」の2種類です。
●先天性(原発性)免疫不全症とは
先天性(原発性)免疫不全症とは、先天的に免疫系のいずれかの部分に欠陥がある疾患の総称です。生まれてすぐに分かることもあれば、ある程度の年齢になってから発覚することもあります。
主な症状としては、免疫機能がうまく働かないため、感染症にかかりやすくなります(易感染性)。また、感染症が治りにくく再発を繰り返します。治療は、疾患や重症度により異なり、軽症例では抗菌薬の予防内服などで通常の日常生活が送れます。それに対し重症な先天性免疫不全の場合、早期に造血幹細胞移植などが選択されます。
●後天性(続発性)免疫不全症とは
後天性免疫不全症の代表的な病気はエイズで、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染して起こります。エイズの場合、リンパ球のT細胞の減少によって免疫不全となり、さまざまな感染症を発症します。また、がん、白血病、ウイルス感染などの病気治療が原因となることもあります。がんの治療目的で使用される抗がん剤によってマクロファージなどの免疫細胞の機能が低下し、日和見感染症(毒性の弱い病原体による感染)を発症します。放射線治療では免疫細胞をつくり出す骨髄に障害を与え、免疫不全症を引きおこすことがあります。
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