JR東海が東京(品川)―名古屋間で2014年着工、27年開業を目指すリニア中央新幹線計画をめぐり、県環境影響評価技術委員会(委員長・亀山章東京農工大名誉教授、14人)は4日午前、県内概略ルート(幅3キロ・延長約50キロ)の現地調査を木曽郡南木曽町で始めた。同日中にルート周辺の3カ所を視察。同社が9月に公表し、環境影響評価(アセスメント)の調査手法案を示した方法書の審議に生かす。
午前10時すぎ、出席委員13人が同町の妻籠宿で重要伝統的建造物群保存地区の景観を構成する男滝、女滝を視察した。一帯は3キロ幅の中心付近にあり、町内はトンネルで通過予定。委員らは、同行したJR東海の社員に「トンネルは地中何メートルくらいを通るのか」などと質問していた。
委員会は各委員の専門分野ごとに科学的見地から方法書を審議し、意見をまとめる。知事はこの意見を踏まえ、来年2月をめどにJR東海に対して方法書への意見を提出する。
出典:信濃毎日新聞