福井県池田町の環境調和型農業など、傷ついた地球と向き合っている農村の姿を追った仏映画「セヴァンの地球のなおし方」が12日、同町能楽の里文化交流会館で上映される。監督のジャン=ポール・ジョーさんは「池田町の“おばちゃん”が世界の農業の模範となる」と、同町での取り組みや作品への思いを語った。
「セヴァンの地球のなおし方」は、オーガニックブームを巻き起こしたドキュメンタリー映画「未来の食卓」の第2弾。環境問題活動家セヴァン・スズキさんの視点を軸に、同町や福岡県、フランスで、安全な「食」を守り続ける人々の姿を記録。2004年の美浜原発死傷事故にも触れている。
ジョー監督は2009年3月、東京で映画「未来の食卓」を上映した際に、同町での取り組みを知った。プロデューサーで妻のベアトリスさんが早速現地へ。ジョー監督は「妻の撮ってきた池田町の写真や映像を見たとき、彼女たちは世界の模範となることを確信した」と話す。6月と10月ごろ同町を訪れ、“おばちゃん”が地元の子どもたちに農作業を伝授する姿などを映像に収めた。牛の餌に着眼し、輸入飼料への疑問も投げかける。「彼女たちが行っている、自分たちの土地をどのように守っていくかを子どもたちに教えることは非常に大切なこと。読み書き同様に全世界で学ぶべきことだと思う。わたしたち全員が持つべき敬意だ」と語る。
「セヴァンの地球のなおし方」は午後1時半開演。「未来の食卓」も上映され、午前10時開演。入場は2本分で500円。問い合わせは国際有機農業映画祭in池田2011実行委員会。
出典:福井新聞