【新シリーズ】令和2(2020)年11月再び備前エリアを訪問し風景撮影2天保窯てんぽうがま | エコノミライ研究所のブログ

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今回から令和2(2020)年11月に

 

またまた備前市内を訪問したときの模様をレポートしています。

 

(備前焼の長い歴史を実感する天保窯)

 

 

 

(伊部駅前)

 

 

焼き物の町、備前市のイメージといえば

 

登り窯の煙突です。

 

 

何故か、縦向きの写真が横倒しとなってしまいますが

 

スマホでご覧下さる方が多いと、勝手に思っていますので

 

そのままアップロードします。

 

 

これらの煙突の一本一本が

 

この地域の経済的富(とみ)を支え続けてきたのだと思います。

 

 

真冬ほど寒くはないですが

 

曇り空の下、鮮やかな色で撮影することが難しかった日でした。

 

 

ですが、時折、直射日光が差し込みますと

 

メリハリあるコントラストの画(え)を納めることができました。

 

 

伊部駅から歩いて15分ほど進んだ先に

 

何やら、歴史的価値のあるような場所に遣って来たようです。

 

 

その名も

 

備前市指定文化財

 

天保窯

 

といいます。

 

 

 

備前市指定文化財

 

天保窯

 

昭和四十六年十月六日指定

 

江戸後期まで、南・北・西の三大窯で大量生産していた備前焼も、

 

藩の保護の減少や燃料の関係で、大窯の融通窯として、

 

規模を縮小した三基の小窯が造られ、

 

吉備前写しの壷、茶器、花器、角徳利など小形の品が生産された。

 

 天保窯は、そのうちの一つで、天保三年(1832)ごろに築窯され、

 

初め五室であったものが、補修、改修されながら、

 

昭和一五年ごろまで焼き継がれた、備前焼の古窯で、

 

原姿をとどめているのはこの窯だけである。
 

構造は、それまでの?窯型式のものより燃焼効率がよく、

 

大窯の1/4の十日で焼き上げられ、経費の節減、

 

品物の回転を速めることのできる備前焼としては画期的なものだった。

 

 昭和五十三年に、岡山県備前焼陶友会が中心となり、

 

備前市観光協会の協力によって保護屋根を設置したが、

 

完走し崩壊が進むので、

 

六十年に再び陶友会が中心となり、岡山県郷土文化財団の助成を受け、

 

窯体を樹脂加工で強化保存工事を行った。

 

 備前市教育委員会

 

昭和年間後期まで、この窯が150年ほどの間、現役として活用されていたことに驚きます。

 

 

なるほど

 

雨風にさらされないよう、保護屋根が設置されたものの

 

乾燥のため風化の進行により崩落しかかっていたところ

 

 

岡山県郷土文化財団の助成により

 

崩壊の進行を留めるべく樹脂で保護しているとのこと。

 

この写真でいいますと

 

恐らく

 

濃いグレーの部分が樹脂により塗布された部分なのだと思います。

 

 

天保窯を別の角度から拝見しますと

 

窯室の原型が残って居る部分もあるようで

 

今後、ますます、この地域では重要性の増す文化財になるものと確信しました。

 

 

 

そして時折

 

自然に映える草木花へも注目していましたので

 

 

次回は、このような作例をお届けしようと思います。

 

 

今回は、この辺りでキリが良いので

 

続きは次回に廻します。

 

 

令和2(2020)年11月に

 

日産自動車の電気自動車e-NV200のドライブで訪問した

 

備前市市街地を散策したときの模様をレポートし始めています。

 

次回も、お楽しみに

 

 

・・・・・先回までのおさらい・・・・・

 

今回訪問した手段も電気自動車でした。

 

日産自動車がスペイン工場で生産した

 

e-NV200「えこの弐」号を運転して遣って来ました。

 

 

令和2(2020)年2月頃から猛威を振り始めた

 

COVID-19の影響が、夏には収束するかな、という淡い期待は見事に裏切られ

 

第2派、第3派と感染拡大が続く最中

 

家の者の用事で送迎のため、再び、備前市内を訪問する機会に恵まれた次第です。

 

 

 

備前焼伝統産業会館を訪問することもできました。

 

備前焼伝統産業会館は

 

JR赤穂線の伊部(いんべ)駅の駅舎でもあり

 

協同組合岡山県備前焼陶友会様が入居している建物でもあります。

 

 

この場所に降り立ったのは午前11時頃

 

駅前エリアを散策しながら

 

昼食を摂ることができる場所も探します。

 

 

伊部駅周辺エリア、散策開始

 

国道2号線を渡って北へ向かった記憶のみ、あるだけでして

 

ここが何処なのか、は分かりません。

 

凄いことに

 

備前焼と思われる大きな坪(つぼ)か、いわゆる土管(どかん)を塀(へい)の構造物としています。

 

 

更に歩きますと、もっと凄い場所がありました。

 

思わず、腰を下ろして撮ってしまいました。

 

道の基礎の一部として、先ほどの陶器が一列に並べられています。

 

これこそが

 

備前焼の本場らしい路地の表情だなぁ

 

と感心していました。

 

 

そして腰を上げて再び歩き出し

 

見上げたところがコチラ

 

何を謂いたいのか、四の五を申すまでもないでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

   所長 楊田芳樹

 

 

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20191103鶴山公園を訪問した思い出1 2021-07-09 07:00:00

 

津山訪問シリーズ

湯郷温泉てつどう模型館&レトロおもちゃ館1 2020-10-19 07:00:00