116、「イノベーション実用化ベンチャー支援事業/超高機能フィブロインファイバーの実用化開発」他
構造タンパク質の人工合成で、持続可能性の高い社会に向けた新素材を開発
Spiber株式会社
取材:Oct. Nov. 2020 https://webmagazine.nedo.go.jp/practical-realization/articles/202103spiber/
非石油由来、微生物で新素材を実用化
Spiber株式会社(山形県鶴岡市)は、世界に先駆けて構造タンパク質の量産化技術を確立した大学発ベンチャーです。開発する素材は、従来の化学繊維と異なり、石油資源ではなく植物資源を使用して微生物発酵によって作られた構造タンパク質を主原料として使用しているため、持続可能性の高い素材として注目を集めています。そして、構造タンパク質の量産化に向けた研究開発は、2013年にNEDO「イノベーション実用化ベンチャー支援事業」に採択されたことで加速していきました。開発素材の機能性や環境親和性は、スポーツウエアメーカーの株式会社ゴールドウインの目にも留まり、両社は構造タンパク質素材を使用したアウトドアジャケット「MOON PARKA」の研究開発に着手し、2015年にそのプロトタイプを発表しました。そして、2019年に一般販売(数量限定)を成し遂げました。
※詳しくは下記資料をご覧下さい。
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「
※NEDOさんはH15年4月より国立研究開発法人となっております。
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