【NEDO実用化ドキュメント112】コンクリひび割れ検出用AI | エコノミライ研究所のブログ

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112、作業時間を10分の1に短縮へ

 コンクリートひび割れ検出AIを開発

 

首都高技術株式会社、国立研究開発法人産業技術総合研究所、東北大学

 

取材:November 2019:https://www.nedo.go.jp/hyoukabu/articles/202006sg/index.html

 

道路構造物のひび割れ検出AIの実用化に成功

高度成長期につくられた高速道路をはじめとする社会インフラは、建設から50年を経過するものが加速度的に増加しており、コンクリートのひび割れなど経年損傷への効率的なメンテナンスが急務となっています。
その一方で、メンテナンスに必要な専門知識を有する人材は高齢化などによって不足し、大きな社会問題となっています。こうした背景のもと首都高技術株式会社は、NEDOプロジェクトで国立研究開発法人産業技術総合研究所、東北大学と共に、インフラ構造物の画像データからひび割れなどを完全自動で検出し、損傷を把握できる技術の研究開発を推進しました。そして、表面に汚れや傷がある状態でも幅0.2mm以上(※1)のコンクリートのひび割れを、80%以上の高精度で検出するAIシステムを実用化しました。

※1 一般的に補修の対象となるひび割れ幅

 

 

※詳しくは下記資料をご覧下さい。

 

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「実用化ドキュメント」を基にエコノミライ研究所作成

 

※NEDOさんはH15年4月より国立研究開発法人となっております。

 

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