20200509三菱ekスペース試乗記3内観・内装つづき | エコノミライ研究所のブログ

エコノミライ研究所のブログ

2015年2月16日に設立した任意団体です。
ありとあらゆる「ミライ」について考える団体ですが、主に
「E」lectric「V」iecle(電気自動車)を通じて
1、生活の未来
2、文化の未来
3、社会の未来
を探求して行きます。

いつもエコノミライ研究所のブログをご覧くださり、誠にありがとうございます。

 

2020年3月19日より発売開始された、三菱自動車の

 

ekスペース

 

の紹介をさせて戴いています。

 

 

なお、この記事作成に当たりましては、西日本三菱自動車販売株式会社様のご協力を賜りました。今回も誠に有難うございました!

 

ekスペースは、後席がスライドドアとなっている軽ハイトワゴンとしては、実質的に初めてのモデルチェンジを果たした車となります。

 

1回目は、外観の紹介をしまして、

先回から、内装の紹介を始めています。

予告どおり、先回は、主に、椅子=シート についてのみの紹介でしたが、文量一杯となりました。

今回は、もう一度、このインパネ=インスツルメント・パネル廻りの紹介から始めていきます。

 

出来る限り、具体的に説明するため、箇条書きとなりますが、ご容赦下さい。

基本的には、1年前に先行デビューした、ekワゴン、デイズと同様の配置です。

 

・メーターパネルは、ステアリング・ハンドル奥に位置する、一般的な配置となります。

・2連メーター仕様ですが、左側が回転計(タコメーター)、右側が速度計(スピードメーター)です。本物のアナログメーターです。

・2つのメーターの間にある、情報パネルには、燃費、走行距離、法定速度、外気温、時刻、シフトポジション表示など、様々な情報を表示します。

・この写真で見える情報表示だけでなく、ステアリングピラー左側のカーソルボタン(上下左右、OK、戻るボタン)で、

プロパイロット状況、燃料節約量、ステアリング角度状況表示など、本当に、多種多様な情報を確認することができます。

・ステアリングピラー左側では、情報表示操作以外にも、オーディオの選曲・ラジオ等番組選局、音量調整ボタンによる操作ができます。

・ステアリングピラー右側では、上部がACC(アダプティブクルーズコントロール)システムである「MI-PILOT(マイパイロット)」関係ボタンと、下側にある2つのボタンが、ハンズフリー通話用架電・終電ボタンが備わっています。

・三菱エンブレムがとても似合います。クロームメッキ仕様であることも、また、好ましいです。

・プッシュスタート式ボタンシステムであることが分かります。

・ステアリング右方に見える、方向指示レバーのうち、カーライト操作ダイヤルスイッチについては、OFFの次がAUTOとなっており、個人的には、この方が望ましいため、好感が持てます。

インパネ中心部分に視点を移しますと、こちらも、ekワゴン、デイズと同様です。

 

・シフトレバーは、一般的な配置です。一時期流行(はや)った、マニュアルモードは、この手のクルマには、最早(もはや)不要なのでしょう。

・ボタン式パーキングブレーキスイッチと、オートーホールドボタンがありますが、形状は、c27セレナのそれらと、全く同じです。

・ディーラーオプションのうち、最上級のカーナビですが、9インチもあります。ETC2.0とドライブレコーダーとのセットで30万円程度する豪華装備です。

・エアコン吹き出し口の形も、ekワゴン、デイズと共通しています。(同じなのかな?)

・エアコン操作パネルは、基本的には、タッチ式です。先代ekワゴン、ekスペースから採用されたパネルですが、先代においても、マイナーチェンジ仕様となって以来、ボタンとボタンの間に刻みを入れて、ブラインドタッチも可能な仕様に改良されました。

・エアコンについては、もう一つ、嬉しい性能であるのは、気温0.5度ごとに温度調整できるオートエアコンが装備されていることです。

他社の軽自動車のインパネでは、圧迫感すらあるモデルも存在する中、日産デザイナー陣の参加によって、

セレナのインパネデザインを応用した箇所である、センター部分の形状には、「お見事!」と賛辞を贈りたいです。

 

撮影し忘れましたが、次のような収納等スペースも装備されており、大変、便利です。

また、中央部分から助手席部分に掛けての

平らなスペースでは、ディーラーオプションの滑り止めを貼っておけば、スマホを置いても、ずれ落ちる心配が減ります。

また、助手席グローブボックスのところにも、一工夫されておりまして、こちらも撮影し忘れましたが、

引き出し式の収納の存在も、意外に、重宝するのではないでしょうか。

内装の目線がいつの間にか、助手席に移ってきました。

 

個人的には、この部分で、「デザインの勝利だ」と確信します。

 

先ずは、何よりも、圧迫感が、ありません。角度を変えてみてみましょう。

実は、平らな部分が、手前に出っ張っているのですけれども、上部のなだらかな局面デザインのお蔭で、広さが演出されているのです。

 

また、色合いも、見事です。明るい内装であることが、やっぱり、重要です。

(汚れには、弱いかもしれませんけれども。。)

ekワゴン、デイズと違って、ドアとインパネとの境目を一体的にデザインされているところも、非常に、好感度が高いです。

(この造形が出来ているクルマ、時代にもよりますが、意外に、少ないです。)

日産系列のスイッチ関係で、強いて不満があるといえば、この写真の右下方に映っている

 

パワーウィンドウスイッチ

 

です。オート全開閉が可能なのは、運転席窓だけですので、これが、全席でも可能にならないのか、若干の不満があります。

(三菱車が、日産傘下に入ったことによる「弊害」の一つでもありますが、ひょっとしましたら、三菱として仕入れていたシステムが、天下の〇ヨタさんからのものであったならば、仕方無いかもしれません。)

以上、前席関係の内装をざっくり、一通り紹介しました。

色々コメントしましたけれども

 

毎日使うアイテムですから、ステアリング廻りさえ、使い勝手が良ければ、それだけで、もう、そのクルマは素晴らしいのです。

 

とはいえ、ニッポンのクルマ開発の歴史を侮るべからず

車内後部に満杯の荷物が載せられても、後方を映し出すことができる

 

スマートルームミラー

 

が、三菱車にも搭載可能となりました!これは、日産グループとなったことによる快挙でもあります。

目線をさらに上に向けますと

 

ルームランプや、カードホルダーの存在を確認することができます。

(c27についても言えることですが、日産系列のルームランプの使いづらさ、改良をお願いしたいところです。)

ekスペース、新型ルークスが、ライバルよりも優れている装備の一つに、後席用サーキュレーターは、特筆するべきことです。

 

特に、夏場の厚い最中、冷気が上から降ってくることの有りがたさは、体験しなければ実感していただけないでしょう。

 

三菱・日産の良い伝統となりそうです。

 

ekスペースの紹介の最後としまして、

 

エンジンルームの様子も、簡単に紹介致します。

660ccエンジンですから、エンジン本体もコンパクトですし、補器バッテリーも小さめです。

 

 

また、ekスペースは、2馬力程のオルタネーター流用補助モーターを装備しており、

始動後、30秒程度のアシストが可能です。

それを可能とするためのバッテリーは、床下に設置されているそうなので、目視で確認することはできません。

 

 

このシステムについても、実はc27セレナのシステムの発展形でして、

何と!バッテリーは東芝製で、あのiミーヴMタイプでも採用された「SCiB」です。

(c27の場合、GSユアサ製の大きなバッテリーでも2秒程度のアシストでしかなく、しかも、楊田のセレナのバッテリーは4年しか持ちませんでした。。。結構な出費でした。5万円くらい。)

 

この写真を見て、どの角度から撮影したのかわかる方は、相当「出来る」方とお見受けします。

 

吸気口や液封マウントなどを捉えた写真となります。

 

小さいクルマにもかかわらず、

 

DOHC

可変吸気システム

チェーンドライブ

液封マウント

CVT

HVシステム

アンチロックブレーキシステム

ベンチレーテッドブレーキシステム

電動パワステ

などなど

 

ひと昔前であれば、高級車にしか採用されなかった安全装備・高級装備が軽自動車にも満載される時代となっているのです。

 

ひと昔前であれば、たとえ、軽自動車であっても、これらの装備を満載する場合には、実勢価格でも500万円以上したかもしれません。

 

それを、200万円程度の価格に抑えることのできる

 

ニッポンのクルマづくりに対して、ただただ、脱帽するしかありません。

 

そして、さらに残念なのは、

 

・日本人のクルマ離れの傾向

・可処分所得の低下

・価格破壊

 

の存在が、クルマ購入の意欲を更に減退させていることです。このことは、深刻な問題なのではなかろうか、と心配しています。

 

脈絡がなくなってきましたので

 

 

閑話休題

 

繰り返しとなりますが

 

この度の三菱自動車の新型ekスペース、モデルチェンジによって、数段上の使いやすさが実現しました。

 

とても、素晴らしいことだ、と思っています。

 

 

これも繰り返しで恐縮ですが

 

クルマの良さは、外からの見た目も大事ですけれども、毎日の「足」として用いるということは、クルマの内側から見た印象、そして使い勝手の良さの方が、むしろ重要ではないか、と思っています。

 

なぜならば、毎日使うからこそ、常に目に留まるのが内装であるワケですので、雰囲気の暗くなる黒一色の内装でないこととか、目線を変えなくてもエアコンやオーディオ、オートクルーズシステムなどを簡単に操作できるか、が重要なのです。

 

とはいえ

 

結局のところは、「このクルマが欲しい!」と思わせる第一印象が、

 

何といっても、クルマに乗る前のボディの見た目、であることには、今後も変わることはないことも、申し添えておきます。

 

(主役と脇役との違い、みたいなものかなぁ。)

 

 

今回紹介したekスペース、並びに新型ルークスを、2020年6月から7月の段階ではありますけれども、結構な確率で見かけるようになりました。

 

新型コロナウィルスの影響で水島製作所の生産も一時期停止してしまうなど、困難な状況ではありますが、

 

販売が順調なのが、何よりです。

 

このクルマを保有する方々が、豊かなカーライフを、より良いものになりますことを、<こころ>から祈念したしますとともに、

 

3回に分けてお届けした、

 

三菱自動車の新型ekスペースの紹介を終えさせて戴きます。

 

ご清聴、誠にありがとうございました。

 

 

エコノミライ研究所

楊田 芳樹

 

<バックナンバー>

20200509三菱ekスペース試乗記(2020.6.10)

 

 

前の記事

20200509三菱ekスペース試乗記2内観・内装 (2020.6.17)

『20200509三菱ekスペース試乗記2内観・内装』いつもエコノミライ研究所のブログをご覧くださり、誠にありがとうございます。 2020年3月19日より発売開始された、三菱自動車の ekスペース の紹介をさせて…リンクエコノミライ研究所のブログ 

 

 

<参考動画:新型ekスペース試乗記>

 

乗り心地などの様子は、次の動画が参考になれば幸いです。

 

動画撮影につきましても

 

西日本三菱自動車販売株式会社様のご協力を賜りました。

重ねて御礼申し上げます。

(リンクフリーですので、拡散して頂いて結構です。)

 

<三菱自動車ekスペースの概要>

販売期間:2020年3月19日-(発表:2020年2月6日)
乗車定員:4人
ボディタイプ:5ドア 軽トールワゴン
エンジン:BR06型 659cc 直3 DOHC
     BR06型 659cc 直3 DOHC ICターボ
駆動方式:FF/VCU式フルタイム4WD(オンデマンド方式)
モーター:SM21型 交流同期電動機
変速機:CVT
サスペンション前:ストラット式
サスペンション後:トーションビーム式(2WD)/トルクアーム式3リンク(4WD)
全長:3,395mm
全幅:1,475mm
全高:1,780 - 1,800mm
ホイールベース:2,495mm
車両重量:940 - 1,020kg
姉妹車:日産・ルークス(2代目)
プラットフォーム:日産・CMF-Aプラットフォーム <過去の
試乗記紹介>