【NEDO実用化ドキュメント043】隔操作による革新的アスベスト除去ロボットの開発 | エコノミライ研究所のブログ

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43、環境に優しい社会_遠隔操作による革新的アスベスト除去ロボットの開発_遠隔操作と自動化で、安全・高効率な作業を実現した、アスベスト除去ロボット_大成建設株式会社_取材:February2012http://www.nedo.go.jp/hyoukabu/articles/201110taisei_kensetsu/index.html

 

 

 

 

アスベスト除去速度を3~5倍にアップ

アスベスト(石綿)は天然の鉱物繊維で、耐熱性や吸音性、断熱性、耐摩耗性などに優れていることから、様々な用途に使われてきました。ところが1970年代から1980年代にかけて、ILO(国際労働機関)やWHO(世界保健機構)がアスベストの発ガン性を公表したのを機に欧米を中心に使用が禁止されるようになりました。それを受け、日本でも1975年から段階的に使用が禁止されてきましたが、現在でも多くのアスベストを含む建材等が残留しています。特に70年代中頃までに建てられた建築物にはアスベストが多く使用されており、そうした建物の老朽化が目立ってきた今、建て替えなどに伴うアスベストの安全な除去と処理が建設業界の重要な課題となっています。そこで、大成建設株式会社では、NEDOプロジェクトにより、除去作業員の負担を軽減するアスベスト除去ロボットの開発に取り組み、2006~2011年度にかけて用途別に合計3種類のロボットの開発に成功。同時に除去したアスベスト含有建材の回収装置も開発しました。これらのロボットが事業化されれば、作業員のアスベスト除去作業の負担を軽減できる上、従来に比べて3~5倍の速さで作業を行うことも可能です。また、新開発の回収装置により廃棄物容量も6割以上削減することができます。

 

 

 

 

※詳しくは下記資料をご覧下さい。

 

 

 

 

 

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「実用化ドキュメント」を基にエコノミライ研究所作成

 

※NEDOさんはH15年4月より国立研究開発法人となっております。

 

 【NEDO実用化ドキュメント001】軽油を極限までクリーンにする触媒

 

【NEDO実用化ドキュメント002】クリーンな排出ガスのエコ・ディーゼル車

 

【NEDO実用化ドキュメント003】生物のしくみをひもとく、強力なツールレーザ顕微鏡の開発


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