建物が寒くなる原因って考えた事ありますか。
絶えず暖房を使っていれば温かい空間が暖房を止めるとみるみる室温が下がってしまうのは・・・🤔
断熱性能が低いから・・・・
では、何故断熱性能が低いのか?
断熱材は使われているけど、断熱性能が悪いのか?
断熱材は何故機能していないのか?
答えは、機能するように施工されていないから🫢
何故、正しく施行されていないのか?
断熱の事を理解していないで施工していたから・・・
私が、建築業界に入った頃、今から30数年前、現場を覚えるために毎日の様に現場に通って職人さんから色々な事を教わりました。
その中の1つが断熱材の施工、現在、多くの断熱材が使用されていますが、その当時は、断熱材と言えばグラスウールでした。
大工さん曰く、断熱材は夏の暑さを凌ぐためのもの・・・外壁側に押し込んで施工するものと・・・
その時は、それが正しいと思っていましたが。
それから20年後位の時、断熱材は、室内側に連続して切れ目無く施工するのが正しいと・・・
「省エネルギー住宅技術者講習」を受講して知りました。
20年余り間違えた施工を正しいと信じていたわけです。😱
外壁側か室内側かで断熱性能が変わる訳ではありません。
ここで大切なのは「気流」です。
多くの既存住宅は、壁内で起こる気流によって寒い家になっています。
気流が発生してしまう原因は、基礎下と壁が繋がっている事で、暖房によって室内が温められる事によって壁の中の空気の温まり、対流熱によって空気が上昇それと共に、床下の空気を引っ張る・・・
床下(基礎内)は通風口や通気パッキンに寄って室外の空気が流れている。
冬ならば、冷気、冷たい空気が流れ込んでいますから、その空気を壁の中に引っ張って行く。
多くに既存住宅に床は、根太工法で土台、大引き材に根太材(45×60角)を450ピッチで流した上に12ミリの合板を捨て張して仕上げのフロア材を張る。
根太材の幅分隙間が出来るわけです。
この隙間から床下の冷たい空気が壁の中に気流となって流れて行く・・・
室内を暖めている間、常に・・・
壁側が寒いのは隙間からその冷気が入って来るから・・・
暖房を消してもこの気流が止まる事は無く・・・
室内の熱を奪いながら流れ続け室内か冷えたら止まります。
止まる=壁の中は外気
12ミリの石膏ボードの裏は外気
寒くて当たり前です。
壁の厚みは外壁材14〜16ミリ通気層15ミリ柱105ミリ石膏ボード12.5ミリ、約150ミリ厚あるのにその殆どが外部と変わらない状況・・・
石膏ボード12.5ミリが壁状態
こう言う状況ですから、暖房ロスが大きいので、居る部屋だけを暖房。
非暖房の部屋、廊下、トイレ洗面所は寒い
空気も乾燥してウイルスは舞い放題・・・
各室暖房によって生まれる温度差、変化によって血圧が上下に変動、心筋梗塞や脳卒中などの健康被害「ヒートショック」が起こる
対策は、気流を止める事。
方法は様々です。
暖房ロスも減るのでおすすめです。
正しく行わないと火の油になる事も・・・😱
ご注意下さい。😁