部屋の空気が澱んでいると感じた事はありませんか。

外出先から帰宅して玄関を開けると・・・熱気と湿気、住宅臭がムワッと・・・襲いかかってくる感じ・・・2階建の建物なら、決して2階へ行こうとは考えもしないでしょう。

2階はもっと凄い状況になっている事でしょう。

2階が熱くなってしまうのは、先日お伝えした通りです。

太陽光に照らされて・・・

断熱施行が悪く、気密では無く密閉型の住宅では、壁の中の空気も温まり、床下の湿気った空気を吸い上げて、1階の胸元辺りのまでの壁に結露を起こしている可能性は高い。

壁の中で発生した対流熱による上昇気流の熱は、小屋裏に貯まる。この熱は、厄介のことに簡単に無くなってはくれません。隙間だらけなのでサッと屋外に流れ出て行くと思いたい所ですが、屋根の棟部分には隙間は無く、有るのは軒先辺りに多くの隙間があるだけ・・。

文章で説明するのは難しいのですが、軒先よりも壁の方が高いので熱気は隙間から逃げる空気は少なく溜まるだけ・・・。

この熱気を天井裏に敷いてある断熱材が含んで放射熱として熱を放出して行くので、2階を涼しくするのは容易な事ではありません。

住宅が密集している住宅街では特に風の流れもないので大変です。

ただ、室内の熱気を室外の熱気とで入れ替えてもあまり大きく変わることはありませんから、窓開け換気も効果がある方法でもありませんが、一概にダメと言うことではありません。いい場合もあります。ただ、空気を入れ替えようと考えた場合、隙間が多すぎる建物では、綺麗に空気が流れてくれない所があります。

隙間が2以下でしたらいいのですが2以上あると難しいですね。

扇風機やサーキュレーターを使って換気を促すのも良いのですが。

1番いいのは、2階でエアコンを稼動する事ですね。気密値2以下の住宅では・・・

気密値が2以上の住宅は、まず・・・うぅ〜〜

文章説明は難しい・・・。

既に建築されている多くの住宅は気密値2以上がほとんどですから、知りたいと思う方は多い事と思いますが、図解してもわからない場合があるので何かの機会に改めてご説明を・・・。

ただ、隙間🟰窓と考えるのは少し違いますから、窓の改修や内窓設置はお勧めできません。

窓も大切な部分ですがそれだけでよくなる程簡単な事ではありません。

勧められても内窓の施工だけを行うのはやめて下さい。

無駄にはならないのですが、プラスで費用が掛かると思うと気分が下がってしまい、やっても効果が得られないと感じてしまい、行動に移すことが難しくなってしまいがちです。

正しい改修を行いましょう。


2階のエアコンを扉を開けてつけっぱなしにしましょう。

設定温度は、28℃で十分です。

気密が無い密閉住宅では2台使った方が良いかもしれません。28℃設定でつけっぱなし。。。

1階は扇風機または、サーキュレーターを回して空気を回して澱んだ空気をかき混ぜて換気で排出する事で室内空気環境は少し改善されるかと。。。

長くなったので、この辺で今日のところは終わりたいと思います。

戸建てに住んでいる方の多くは、2階は暑くて居られないと言われると思います。

そこで「何故?2階は暑くなる?」と聞くと多くの方は、正しく答えることは出来ないと・・・。

「断熱材が無いから」と言う方もいらっしゃると思いますが、残念ながら断熱材は入っています・・・。

断熱材は、1980年以前の建物だと無い事も有りますが、1980年以降の住宅は良い悪いは置いておいて入っています。

断熱材があるのに、なぜ暑くなってしまうのか。

答えは簡単で、正しく施工されていないから。

正しく施工されていない断熱材は何の意味がありません。

戸建て住宅の屋根は、2階建なら2階の天井、3階建なら3階の天井裏に断熱材が敷詰められています。

敷いてあるだけです。

敷いてあるだけ・・・。

断熱の基本は、「連続して切れ目なく」です。

切れ切れの敷いてある断熱材は、断熱効果は皆無の、そこの断熱材があるね・・・と言うもの。

天井裏、小屋裏内の熱が室内にダダ漏れ状態。

屋根材が太陽光によって熱せられ、そこ熱が、新たな放射熱となって小屋裏に。

その熱は、敷いてある断熱材を熱して新たな放射熱を発生させて室内へとダダ漏れて・・・。

暑くなるべくして熱くなっていると。

古い密閉住宅では、太陽光と言う輻射熱意外に壁の中で発生する対流熱も流れ込んできます。中途半端に密閉されているので小屋裏に熱は溜まり放題。

太陽が燦々と照りつけている日中に溜め込んだ熱は、日が沈んでも直ぐに無かったことにはならず、太陽が照らし続けた時間をかけてゆっくり熱を放出していきます。

5時に日の出を迎え19:00頃に日の入りを迎えるので・・・冷め切る前にまた、太陽光を浴びてを繰り返している感じです。

朝は流石に熱量が少ないですから、少しは涼しく感じられたりしますね。

5時に陽が出て4時間後には、気温30度を超えます。

対策は、様々有りますが、私なら・・・

どうしますかね。

室内の空気環境を改善する為に、シャイニングシリーズを使っていただいても、本体の建物の断熱性のが良くないとより良い効果を得ることが出来ないと考えます。

最低限の基本性能向上(断熱性能向上)を・・・

地域差や住宅の規模にもよりますが・・・価格を言ってしまうとよくないですかね。

近くの工務店さんに相談して下さい。


暑い日が続いています。

室内環境は如何ですか。

エアコンを使って快適な室温を維持されているでしょうか。

我が家では、リビングと寝室のエアコンを常時運転しているので設定温度の28°を維持しています。扇風機を併用する事で室温より涼しく過ごせています。

プラスやっている事として、窓にシェードを着ける事で窓からの熱の侵入を抑えていることくらいでしょうか。

しかし、このくらいの事が、大切だったりします。

夏になると、車のフロントガラスに日除けの為に、サンシェイドを使っている人が多くいらっしゃいます。

このサンシェイド、車内の温度が上がらないようにと勘違いして使っている方も多くいらっしゃると思いますが、実際は、太陽光によって、ハンドルやシフトノブ、シートなどが熱くならない様にする為に使うものです。

もし、車内の温度を上げない様にするのであれば、車内では無く、車外で日除けをするのが正解となります。

建物でも同じで、カーテンを閉めても室内に入っている熱なので室温が上がるのを抑えることはできません。

カーテンボックスが付いていると少し抑えられることが考えられます。

カーテンボックスは結構いい設備になります。

日差しは、外で抑える。直接窓に日差しが当たらない様にする事は、室温を上げない様にするには大切な対応になりますね。

室温が高くなってしまうことで、室内の空気環境は悪くなってしまいます。

悪い菌は、35〜40℃で最も増殖が活発になります。

建物自体が熱くなってしまう事で、室内の温度も高くなってしまうで、窓からの熱を抑えてもと、思われがちですが、窓から入ってしまう熱は馬鹿に出来ません。

単板ガラスの窓は特に・・・

ペアガラスでもガラスですから熱は入ってしまいます。

今からでも遅くないので、100均でシェードを買って日除けしましょう。

そして、しっかりエアコンを稼働する。

一軒家にお住まいの方は、2階のエアコンをつけるよにしましょう。

冷たい空気は、下に流れますから・・・。