2024年度も合格者3名を頂いた
白百合学園小学校入試を
振り返りたいと思います。
面接
例年通り
10月の3日間の中から1日の指定時間に
約10分から15分程の
親子面接が行われました。
本年度も
子供への質疑は
長いラリーが展開された様子でした。
一問一答では終わらない質疑は
付け焼き刃の面接対策では全く歯が立ちません。
私共のお教室では
願書面接対策として
一年かけて
その子らしさ、各ご家庭らしさを
深く考えていく事に重きを置いております。
今年も短い志望理由の欄に
ご家庭と何度もやり取りをする中で
各ご家庭が子育てと白百合に対する思いを込めました
白百合の先生方から頂いた質問に答える子供達の様子
又、お褒めの言葉を頂いたとのご報告を受け
私共も嬉しい気持ちを共有させて頂きました。
ペーパー
様々な分野から
バランスの良く出題されておりました。
お話の記憶
重ね図形
図形（形を作るのに不要なものを選ぶ）
系列
分ける数
回転
理科的常識
絵の記憶
置き換え
言語（動物の名前の入った言葉）
等々
白百合の筆記用具は
青のクーピーですがとても短いそうです。
発問はテープで
「はいはじめましょう」
「やめ、クーピーをおきましょう」
で進んでいきます。
対策としては
満遍なくたくさんの演習量をこなし
論理的にスピーディーに
問題を解いていく力を養う事が大切です。
個別審査
白百合の個別審査は
受験者二人か゛背中合わせで行われます。
発問は全てテープで
目の前にいらっしゃる先生は何も発言されず
指差しなさったり
必要な用具を出されたりするだけだそうです。
大人が考えても
このような状況どれほど緊張するでしょう。
改めてこの入試に取り組んだ生徒達を思って
その頑張りに涙が出そうになります✨
本当によくやりました‼️
内容は
・16マスに四色のおはじきを
縦横斜め全て違う色になるように置く課題
・三色の厚紙の穴を揃えて重ね、紐を通し、通した紐 を蝶結びする課題
・乾いたお雑巾を絞るふり→ポリ袋に入れて緩く結ぶ
→取り出してお机を拭く→袋とお雑巾を畳んで先生 にお返しするという課題
・物の数え方 １から9までの数で色々な物が並んでい る絵を見て、助数詞と共に指されたものの数言って いく課題
・赤白黄色の紙を見て、それぞれの色の食べ物を答え る課題
・虫のカード（ハチ・てんとう虫・バッタ・蜘蛛・カ マキリ等）を見て、あなたが一日なれるとしたらど れになりたいか？その理由は？を答える課題
・お母様の笑った顔、怒った顔、泣いた顔の絵を見 て、どんな時にこのようなお顔になるかお話する課 題
なんと盛りだくさんの個別審査でしょうか❗️
ご家庭の様子
これまでの躾
本人の思考傾向
本人の知能
全てが見られているよう感じます‼️
お教室では、
四色のおはじき並べ・穴を重ねてリボン結び・助数詞・お雑巾の課題は演習を繰り返しましたし
発表の機会もお話し作りも
たくさん演習しました。
やった事がたくさん！ですが…
最後はやはり
その子らしさ
6年間の生育歴が全てと言っても過言ではありません。
毎年そう感じる白百合の個別審査です。
行動観察
毎年ユニークで楽しい
白百合の行動観察です。
今年はアヒルのキャッチゲームでした。
先生が「キャキャキャキャッチ」とおっしゃったら
机の上のアヒルを取る。
キャキャキャキャベツとか
キャキャキャキャンディとか
キャキャキャキャンプなど他の言葉に引っかかって取ってはダメだそうです😄
最初は一人で
次は二人で四人で六人でと…
後ろ向きで振り返って取るそうですから
段々とどれほど白熱していくのか
想像ができますね。
そのような中でも我先優先ではなく
でも楽しみながら一生懸命にできるか
中々大変な行動観察です！
その後はお家の方のお迎えまで相談して自由遊び。
アヒルさんを使って良かったそうです。
ここでも子供の様子を大変見られた事と思います。
相談、お友達への態度や遊びへの参加、ルールの理解などなど…
コロナ禍から
白百合の試験時間は以前と比べると
かなり短くなり1時間から1時間半程です。
でもこの短い時間の中で
これだけ多くの内容を盛り込み
子供、ご家庭の両方を
実によく見てくださる学校だと
毎年強く感じております。
よく見てくださるという事は
大変な事ではありますが
本当に白百合をご希望のご家庭にとっては
大変有り難い事でもあります。
小学校受験は
6年間の子育てが
その学校の教育方針と
どのくらい合致しているかを
学校、家庭がお互い見つめ合う機会です。
希望の学校がおありであれば
その学校の志すところを深く理解し
毎日の生活をどのように大切にするかを考える事が
一番の近道だと感じております。
