●【鎌倉山新緑さんぽ】らい亭日本庭園&夫婦池公園のしたたる緑★
こんにちは^^
鎌倉フラワー&ネイチャーガイドの
村田江里子です。
プロフィールはこちら♪
新緑が気持ちいい季節ですね♪
新緑を
思い切り満喫したい⭐︎と、
鎌倉山の老舗の
お蕎麦屋さん・らい亭の
回遊式庭園と
そばの夫婦池公園を
訪れました。
「檑亭」(らいてい)の建物は
鎌倉市の景観重要建築物
となっていて、
本館・山門は国登録有形文化財。
お庭は鎌倉三大緑地の一つ・
鎌倉広町緑地に面し、
山の斜面を活かした
広大な回遊式庭園と
なっています。
らい亭の建物やお庭は、
昭和初期に鎌倉山の
別荘地開発を手がけた
菅原通済(つうさい)氏の父で
鉄道建設業界の重鎮・
鉄道王として知られ
皇居の造営も手掛けた
菅原恒覧(つねみ)氏が
別荘「清香園」として
造営したもの。
昭和の中ごろに、
和風レストラン「檑亭」として
創業されました。
細部に至るまで
徹底した古物趣味が貫かれ、
しかもそれが良く残された、
貴重な建造物として
評価されています。
まずは鎌倉駅からバスに乗り、
高砂バス停に下車。
すぐにらい亭の
山門があります。
鎌倉の西御門にあった
日蓮宗の尼寺、
高松寺の山門だったもの。
ここで500円を
お支払いすると
お庭を拝見できます。
そして敷地内の
らい亭のお店で
お蕎麦や甘味など
お食事をいただくと、
この500円分
割り引いてもらえます^^
玄関は、
鎌倉手広の青蓮寺(鎖大師)の玄関が
関東大震災で倒壊した際の
古材を補修・移築したものです。
横浜市戸塚の豪農、猪熊家の
旧宅を昭和4年(1929)に
移築・改築したもの。
本館を拝見する前に、
道を右へ…
お庭を一周することにしました。
岩壁に
ケイワタバコが
咲いていました…!
たくさんの石仏がまつられた百仏崖。
お彼岸の際などには、
北鎌倉のお寺のお坊様が
供養にいらっしゃるとのこと。
大宰府天満宮から
神霊を勧請した鎌倉山天満宮。
学問の神として知られる
菅原道真を祭神としています。
子供も私も
どうぞよろしくお願いします
(*^人^*)
石造の碁や将棋の盤。
囲碁、将棋を
中国では文人墨客
(詩文・書画などの
風雅の道にたずさわる人)
の遊びと呼んだそう。
中国の公園には、
今でも将棋の盤が彫られた
石のテーブルが
よく置かれていますが、
そんな風景も浮かびます。
石造十王像。
九州・大分県の国東半島から
移動安置された像。
国東半島は、平安時代ごろから、
天台宗を基礎とする
独特の山岳仏教文化が
発達したところで、半島一帯に
数多くの古刹・名刹や
石仏、石塔などが
数多く点在しているといいます。
足元には
三つ葉の葉♪
緑のシャワー…!
ふとこずえを見たら、
キビタキがいました…!
びっくり、感激★
この緑の奥は、
鎌倉の三大緑地のひとつ
鎌倉広町緑地。
豊かな緑と
つながっているから
こんな素敵な
森の小鳥と出会えるんですね…!
心地よい
緑の道で(*^^*)
竹林にたたずむ
永楽門。
清和源氏の一流に当たる
徳川家の譜代大名・
水野家が寄進したもの。
水野家の家紋である
永楽通宝紋と、
オモダカという
水辺の植物の紋が
彫られています。
石造十六羅漢像。江戸時代の作で、
九州・大分県の
国東半島から移されたものだそう。
山道を抜けて…
露庵へ出ました。
ところてんや甘酒などを
いただける甘味どころ。
蕎麦屋のまかないチーズケーキや
そば饅頭・
そば団子・
そば団子しるこ
などのメニューもあります♪
いただこうかと思ったら
15:30でクローズしてしまったので
またの機会に(~_~;)
露庵の名は、
月の光に濡れる
露の美しさを思い、
元鎌倉市長の
小島寅雄氏により命名されました。
石造十三重塔は、
塔身に、東・西・南・北の
四方仏を梵字で彫った
供養塔。
塔の横に
明治43年(1910)、
京都の数寄屋師・
木村清兵衛によりつくられた
お茶室の月庵。
シモツケの
ピンクの花が
ふわふわ咲いていました。
法隆寺の夢殿を模して
建立された八角堂。
大分県から発掘された
カヤの木の化石。
50万年前のものと
いわれています。
今はつくばいに見立てられ、
清水をたたえています。
しようという
発想がすごいですね。
石造仁王像。
二神一対で、一体は口を開いた
阿形(あぎょう)、
もう一体は口を閉じた
吽形(うんぎょう)となっています。
もと、九州の国東半島に
あったものといいます。
道を登って…
振り返れば
のびやかな心地よい見晴らし。
本館は鎌倉市景観重要建築物。
横浜市戸塚の豪農・猪熊家の
旧宅を昭和4年(1929)に
移築・改築したものです。
江戸時代の大地主の
住宅建築の重厚さが
しのばれる建物。
太い梁、
ステンドグラス、
暖炉、古道具を用いた
家具・照明器具などが配された、
和洋折衷の趣ある建築です。
大規模養蚕農家と寺院の玄関とを
改造して合体させ、
移築する際に、
一階を増築して二階建てにして
建てあげた建物で、
個々の部材は江戸時代にまで
さかのぼるものも。
全体を貫いている意匠の質は
昭和4年のもので、
古い由緒ある素材の存在は、
そうした古材やいわれを楽しむ
当時の趣味が垣間見えます。
家具・照明器具等も
すべて古道具を選りすぐって
選んできたといい、
様々な由来をもつものが
高密度に集積し、
特異な空間が
創り出されていことが
評価され、
市の景観重要建築物と
なっています。
今度はお昼時にきて
建物内も拝見したいです☆
本館2階は予約制で
プレミアムな会席料理が
いただけ、
本館1階では予約なしでも
天せいろ1900円
そば定食2750円などの
お蕎麦がいただけます。
平日は13時半から、
こちらの本館で
そば羊羹など甘味も
いただけるそうですよ♪
らい亭は、
最近ブライダルフォト撮影の
スポットとしても
人気だそう。
フォーマル姿で
お庭を歩いているご家族も、
お見かけしました。
素敵な見晴らしを
楽しみました…!
ちなみにこのらい亭がある
高砂バス停から
江ノ島方面にバス停1つ分
歩いた見晴バス停そばには、
絶景ケーキ屋さんの
ルミリュウがあります。
こんな緑を眺めて
プレミアムなケーキを
いただけるんですよ♪
ここから夫婦池公園に
行きたかったのですが、
見晴バス停そばの
入口からだと
まだ足が本調子でなく
下りの階段がきつそうだったので…
(ここまで来て
入り口変更^^;)
反対の鎌倉方面へ
バス停2つ分、
平らな道を歩いて、
若松バス停そばから
道を下って
夫婦池公園に向かいました。
(下りの階段が大丈夫な方は
見晴バス停から行った方が
スムーズに緑を楽しめますよ!)
アジサイが
咲き始めましたね。
民家にビワの実も
なっていました。
6分ほど下って
夫婦池公園の
パークセンターに着きました。
昔の田んぼの
ため池跡が
公園になっています。
木道へ…
鎌倉では貴重になった、
湿地のハンノキ林。
林床には、ハンゲショウが
群生しています。
夏に涼やかな白い葉に
なるのが楽しみ。
しっとり緑に包まれて、
ふーっとゆったり、
森林浴♪
小鳥たちの声が
響いてきます(*^^*)
上池と下池が
2つ並んで夫婦池。
真ん中の道を渡って…
ハコネウツギの
紅白の花がきれい。
広場へ。
谷戸のしぼり水が
流れ出ています。
この水が
かつては田んぼを
潤していたのでしょうね。
水辺には
カワトンボもいました…!
もうクワの実が
色づいていました。
黒く色づいた実が
テーブルの上にコロン♪
甘くておいしい(*^^*)
夫婦池公園を後にして…
もと来た坂道を登り返して、
若松バス停に向かいます。
道端の
カシワバアジサイを愛でて。
若松バス停から、
鎌倉駅へ戻りました。
鎌倉山の、
和の趣の回遊式庭園に
谷戸の自然を満喫する
夫婦池…
たっぷりの
しとやかな緑に
いっぱいに癒された、
お散歩でした…!
+.。.♪. * . 。. +・ * ・+.。.☆. * .
1ランク上の贅沢な時間…
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羽ばたきたい方は…
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