巡礼古道と呼ばれる山道があるのをご存じですか?

こんなひそやかな、歴史の趣漂う道なんです。
やぐらの奥には、岩壁に彫られた仏像・摩崖仏(まがいぶつ)が。

ここは坂東三十三観音霊場第一番札所の杉本寺から、
二番札所の岩殿寺へ向かう巡礼の道だったそう。
サクサク、落ち葉を踏みしめて歩きつつ、
いにしえの人たちも、この巡礼路を歩いて
お参りしていたのだろうな…と思いを馳せてしまいます。
竹寺・報国寺の前の坂を登って、旧華頂宮邸に行く前の、
左に入る道が入口です。
入口には小さな道しるべがあって、そこからは山道の一本道。
登っていくと、鎌倉市子ども自然ふれあいの森に着きます。
あまりにひっそりしているので、
山慣れた人でないと、少し心細いかな。
森の自然に包まれ、いにしえの巡礼の道をたどってみたい方は、
行ってみてくださいね。
私は鎌倉の細道ハンター(路地など大好き♪)なので、
こういう道を見つけては講座などでご紹介しています。
ガイドブックにない小道を歩いてみたいけれど、
1人ではどうしたらいいか分からない…という方、
どうぞご一緒くださいね^^



